猫種の中でもクールな印象のロシアンブルーの実態に迫る!特徴や性格など徹底解剖!




猫の品種の中でもロシアンブルーといえば、クールな印象でその惚れ惚れする優美な姿と美しく輝く目ですよね。そんな事もあってロシアンブルーと聞けば貴族に、飼われている高級なイメージもありますが、実は最近注目を集めている猫種でもあるんです。

ロシアンブルーは芸能人にも飼われているほど、人気があり可愛くて静かという事で猫初心者にも飼いやすいと言われているんです。そんな優美な姿に魅せられて、飼いたいと思っているあなたの為に、今回はロシアンブルーの実態に迫っていきたいと思います。

ロシアンブルーの歴史から、特徴や性格、適切な飼い方などを徹底的にお伝えしていきますので、ロシアンブルーを飼いたいと考えているあなたは必見ですよ。

猫種のロシアンブルーには長い歴史があった

実はロシアンブルーには、その名が知られるまでに長い歴史があったってご存知でしたか?ロシアンブルーといえば、クールで高貴なイメージがありますが、それに至るまでには苦労した品種でもあるんです。

こちらでは先ずはじめに、ロシアンブルーの事を知ってもらう為にも、ロシアンブルーの歴史についてお伝えしていきたいと思います。私も最近までは知らなかったのですが、大変苦労した猫種でもあったんです。

ロシアに土着したのが先祖

ロシアンブルーはその名前でも分かるように、ロシアに土着したのが元々の先祖だと言われているんです。ですがロシアンブルーの先祖は、北極圏に近いアルハンゲル島が起源だという説もあるのでが、理由は定かにはされていないんです。

様々な名前で呼ばれてきた経歴がある

ロシアンブルーは初めから、ロシアンブルーと呼ばれていたわけではなく、様々な名前で呼ばれてきた経歴があったんです。発見された当初は「アルハンゲルキャット」や「アークエンジェルキャット」などと呼ばれ、その後は「フォーリンブルー」や「スパニッシュキャット」や「マルティーズキャット」などと、様々な名前で呼ばれてきてたんです。

気品ある容姿が貴族に愛されてきた

ロシアンブルーの起源はロシアという事もあって、自然発生した青い猫が貴族たちの目にとまり、その気品ある容姿が、ロシアの貴族たちから愛されてきてたんです。ロシアンブルーのその美しい見た目が、私たちが貴族に飼われている猫とイメージするのも、この歴史があるからなのかもしれませんね。

人気が出たのは1880年頃

ロシアンブルーが人気が出てきたのは、1880年頃と言われています。はじめは様々な名前で呼ばれていたのですが1880年代に、イギリスのキャットショーに出たことで、その高貴で美しい姿が、猫愛好家たちの目にとまり、一気に人気が出たとされています。

そんな人気が出たこともあり、色々な名前で呼ばれる事なく、1910年頃にはロシアンブルーという名に定着したと言われています。

一時は絶滅の危機に陥る

私もロシアンブルーの歴史を知るまでは分かりませんでしたが、ロシアンブルーは実は一度絶滅の危機に陥っていたんです。第二次世界大戦などの戦争の時代は、世界中でも食糧難になっていて、ペットで飼われていたロシアンブルーは、激減してしまったそうです。

そんな一時は絶滅の危機に陥ったロシアンブルーを、アメリカやイギリスのブリーダーたち手によって、絶滅の危険を回避する事ができたんです。ちなみにそのころにロシアンブルーと交配させた猫は、ブリティッシュ・ショートヘアやシャムなどと交配させて、現在のロシアンブルーに至るそうです。

ロシアンブルーに似ている猫も存在する

ロシアンブルーの最大の特徴は、青みかかったグレーの被毛ですが、そのロシアンブルーにとてもよく似た猫も存在していたんです。そんなブルーの被毛をもった猫種はロシアンブルーの他に、シャルトリューとコラットの3種類の品種がいます。

その3種類の品種の事を「ブルー御三家」と呼ばれているそうで、どちらの猫種も原産はロシアではないのですが、とても良く似ているんです。ちなみにシャルトリューはフランス出身で、コラットはタイが起源だとされています。

ロシアンブルーの特徴

続いてロシアンブルーの、特徴についてお伝えしていきたいと思います。ロシアンブルーといえば、なんと言ってもブルーの被毛が最大の特徴でもあるのですが、その他にもロシアンブルーには様々な特徴があるんです。

このロシアンブルーにしかない特徴を知っておくことで、あなたにも魅力を分かって頂けると思います。

グリーンな目

ロシアンブルーの特徴の一つでもあるのが、その美しいエメラルドグリーンの大きな目です。このグリーンな目だけがロシアンブルーと認められているので、たとえブルーの被毛であっても、目の色が違ったらロシアンブルーではないんです。

子猫の時はキトンブルーと呼ばれるブルーの目の色をしていますが、成長と共に、色鮮やかなエメラルドグリーンに変化してきます。

微笑んでいるような口

ロシアンブルーの口の両端は、少し釣りあがっているので、まるで微笑んでいるような口元になっているんです。そんな微笑んでいるように見えることから、ロシアンスマイルとも呼ばれています。

くさび形の顔

顔は小さくて、くさび形になっており、目のあたりの幅が広がっている特徴もあります。耳は先がとがっていて、垂直にピンと立ち鼻の長さは、他の猫と比べると中ぐらいです。

そんな顔の特徴があることから、ロシアンブルーが顔を持ち上げた首の姿勢が、「コブラヘッド」とも呼ばれているんです。

筋肉質な体

ロシアンブルーはその見た目によらない、筋肉質な体をしているんです。細い体でありながらも、無駄のない筋肉をまとっているので、運動が好きとも言われているんです。

ちなみにこの優美なスレンダー体型の事を、フォーリンタイプと呼ばれているので一応参考にしておいて下さい。

銀色に輝く毛

ロシアンブルーの最大の特徴は、なんといってもその青みがかったグレーの被毛です。基本の毛色はグレーなのですが、毛の一本一本にティッピングと呼ばれる数色の帯をもっている為、光の加減で銀色に輝くんです。

そんな被毛は短毛で細く、まるでシルクを触っているかのような滑らかさがあります。ロシアンブルーはそんな銀色の光沢で、体が輝くような美しさを放っていたんです。

長い手足

ロシアンブルーの体は優美でありながらも、長い手足も特徴的です。足の先は小さなたまご型になっておて、とても愛らしくも感じさせてくれます。またしっぽも長く、根元から先端にいくにつれ、細くなっていくのもロシアンブルーの特徴の一つです。

寿命や体重

ロシアンブルーの平均寿命は一般的な猫よりも短いとされており、平均的に11歳~14歳とされているんです。「そんなに寿命が短いんだ」と思われがちですが、しかし私の知っているロシアンブルーは、健康な体で18歳まで長生きした子も実際にいるので、一概にもそうとは言えないんです。

そんなロシアンブルーの体重は個体差にもよりますが、オスでおよそ4.5㎏~5.5㎏まで成長すると言われており、メスで2.5㎏~4㎏ほどになるとされています。

鳴く事が少ない

また一般的な猫よりも比較的にロシアンブルーは大人しく、ほとんど鳴かない事も特徴だと言えます。そんなほとんど鳴かない事から、ボイスレスキャットとも呼ばれているんです。

本当にそんなに鳴かないのと思われがちですが、実際にロシアンブルーは声が出せないのかと思うくらい、めったに鳴いたりしないので、近所が気になるアパートやマンションでも安心して飼う事ができるんです。

ロシアンブルーの性格

ロシアンブルーといえば、貴族に飼われているイメージや、クールな印象がある猫種ですが、実際の性格はどうなのかも気になるポイントだと思います。クールな印象があることから、飼いならせないという声も聞いた事がありますが、ロシアンブルーは犬のような猫と言われるほど、猫初心者にも飼いやすい性格をしていたんです。

こちらではそんなロシアンブルーの性格について、下記に詳しくお伝えしていきたいと思いますので、ロシアンブルーを飼ってみたいと思っているあなたは、十分に性格を理解してあげる事も大切ですよ。

忠誠心が強い

猫と言えば自由奔放で気まぐれな性格で、犬のような忠誠心はあまりないと思われがちですが、ロシアンブルーは忠誠心が強い性格の持ち主だったんです。貴族に飼われていた事もあって、わがままなイメージがあるかもしれませんが、実は飼い主に忠実な性格をしています。

そんな性格をしている事から、犬のような性格の猫とも言われているんです。貴族に愛され続けたのも、ロシアンブルーの見た目だけでなく、性格も関係しているかもしれませんね。

人見知り

ロシアンブルーは忠誠心は強いのですが、人見知りも激しいんです。飼い始めのうちは人見知りをするのですが、あなたに慣れてくれると、ロシアンブルーは深く接してくれるので、ツンデレな猫とも言われているんです。

そんなツンデレ感がたまらない事から、ロシアンブルーを飼いたいと思っている人間も実際にいるんです。また飼い主には甘えたりするのですが、飼い主以外に触られることを、極度に嫌がる事も多いので注意が必要です。

神経質

人見知りの一面もあるのですが、神経質な一面もあるんです。例えば見知らぬ人間だけでなく、他のペットがいたりなどしてしまえば、すぐに何処かに隠れたりなどして、飼い主に近寄らなくなってしまうんです。

ロシアンブルーは献身的な性格があるので、信頼している飼い主とだけの二人の時間が安心する事ができると言われています。その為、飼い主とだけの時間を過ごしたいというタイプですので、多頭飼いは不向きだとも言えます。

臆病

飼い主には献身的な性格の持ち主ですが、実は臆病な一面もあるんです。あまり騒がしい場所を好まないので、出入りが激しい家だったり、来客が多い家だと、すぐに身を隠してしまうんです。

実際に私の知っている子の場合は、飼い主以外の人を見ると、すぐに隠れてしまうほどの臆病な性格をしていたんです。

警戒心が強い

猫は元々警戒心が強い生き物ですが、さらにロシアンブルーは警戒心が強いと言われているんです。その為飼い始めの時に早く懐いてもらいたいからといって、べたべたしすぎてもいけないですし、逆に優しさが足りなくても信頼関係を結ぶ事ができないんです。

また警戒心が強い事もあって、誰にでも懐く事はあまりなく、自分で好む相手を選ぶ傾向があるそうです。

ロシアンブルー飼いたい!適切な飼い方ってあるの?

そんな犬のような忠誠心があって、見た目も美しいロシアンブルーを飼いたいと思う事もあるかとは思いますが、実は飼う際に注意しておかなければいけないポイントがいくつかあるんです。ロシアンブルーの起源はロシアという事もあって、日本の気候には対応していないことも考えられます。

こちらではそんなロシアンブルーを飼いたいというあなたの為に、ロシアンブルーの適切な飼い方について、私が知る限りお伝えしていきたいと思います。その以下の事を十分に理解してから、あなたが飼い主として育てていけるか判断する事も大切です。

暑さには注意する

ロシアンブルーはダブルコートと呼ばれる、アンダーコートとトップコートの分厚い二層の毛に覆われています。その為寒さには比較的強いのですが、暑さには弱いとされているんです。それでなくても猫は体温調整が難しい生き物ですので、暑さには注意しないといけないのです。

そんな暑さ対策として、夏場などの暑い時期にはクーラーを使い室内の温度を、26~28度くらいに保ってあげた方が良いと思います。またたとえ寒いのが得意であっても、猫の祖先は砂漠に住んでいたという事もあるので、寒い時期にも対策を考えてあげる必要があります。

またその暑い時期には室内の温度だけでなく、水分も常時摂取できるように、給水器などを置いておくのも良いかも知れません。ちなみにロシアンブルーのアンダーコートは、皮膚に密集しているので、体を濡らしても地肌は濡れる事はないんです。

ブラッシングに慣れさせる

ロシアンブルーは普段あまり、抜け毛は気にならないのですが、季節の変わり目になると、大量に抜け毛が出てしまいます。その時には、ブラッシングをしてあげなければいけないのですが警戒心が強い性格ですので、急にブラッシングされてしまうと、徹底的に嫌がってしまうんです。

その為、子猫の時期からブラッシングを慣れさせておく必要があるんです。子猫の時期は好奇心旺盛なので、生活の色々な面を経験させておくことが大切なポイントです。

キャットタワーを用意する

ロシアンブルーは運動量は多く活発に遊んだりするので、飼い主にも遊びを要求する事もありますが、飼い主が構えない時の事を考え、高い所も好みますのであらかじめキャットタワーを用意してあげた方が良いと思います。

またキャットタワーを用意してあげる事で、上下の運動をすることができ、運動不足を解消する事ができるんです。しかしキャットタワーだけでは、すべて解消できるわけではないので飼い主も、積極的に遊んであげる事が大切です。

高たんぱくな餌を与える

猫は元々肉食動物なため、たんぱく質が不足してしまうと、栄養不足になってしまことも考えられます。私たち人間であれば、炭水化物などから栄養を摂取する事ができるのですが、猫にとっては消化酵素ないので、炭水化物は危険なものとされています。

他の猫でもそうなのですが特にロシアンブルーは、活発に遊ぶ事もあるので、できるだけ穀物性たんぱく質が使用されていない、動物性たんぱく質が豊富に使われている高たんぱくな餌を与えた方が、健康の為にも良いと思います。

大声は出さない

またロシアンブルーを飼う際には、大声は出さない事も大切です。神経質な性格の持ち主ですので、環境の変化や音にも敏感に感じてしまい、飼い主が大声を発する事で、精神的な負担をかけてしまう事にも繋がってしまうんです。

実際に私の知っている飼い主が大声を出してしまい、飼っているロシアンブルーが強いストレスを感じてしまい体調不良を引き起こした子もいるほど、この品種は繊細なんです。

気を付けたい病気もある

ロシアンブルーは純血猫種としては、遺伝性の疾患は少ない品種とされていますが、気をつけておきたい病気があります。それは歳と共に発生しやすくなる、膀胱炎や尿結石、眼病などの病気です。

また運動不足から肥満となってしまう病気にも、注意が必要です。肥満になってしまうと、私たち人間のように、心臓病や糖尿病、呼吸不全、関節炎などの病気になる恐れもあるので、適度な食事と運動が大切なんです。

ちょっとしたきっかけでストレスになることも

繊細な性格のロシアンブルーは、日常のちょっとしたきっかけで、ストレスになってしまう事もあるんです。長期にストレスを溜めこんでしまうと、脱毛や消化不良、食欲激減などの症状が現れてしまう事もあるので注意が必要です。

人見知りの傾向があるため、飼い主以外の人間に構われたり、見知らぬペットが出入りしているだけで、ロシアンブルーはストレスを感じてしまうので、精神的な負担にならないように配慮してあげた方が良いんです。

しつける事も大切

ロシアンブルーはとても賢い性格の持ち主でもあるので、子猫の時からしつける事も大切ですよ。子猫の時からしつける事で、犬のように物わかりが良くなり、飼い主が「とってこい」といった物を取りに行く子も実際にいるんです。

また爪とぎも、はじめからしつけておけば他の場所ではやらなくなるので、家具や壁などをキズつけずに済むんです。それだけロシアンブルーは賢いので、子猫の頃から生活していく、様々な場面を憶えらせておいた方が良いんです。

ロシアンブルーの猫種の入手方法と価格

ロシアンブルーの特徴や飼い方が分かると、最後に知りたくなるのがその入手方法や価格ですよね。猫を飼うとなったら一番はじめに思いつくのが、ペットショップですがその他にもロシアンブルーを入手できるんです。

そんなロシアンブルーの猫種の入手方法と、その価格を下記にお伝えしていきますので、ロシアンブルーに興味があるあなたはチェックしておいた方が良いと思います。ですがいずれにしても、大切な命をあなたが守らなければいけないという事を、十分に理解したうえで飼う事が大切です。

ペットショップ

ロシアンブルーの猫種が欲しいとなった時に、一番はじめに思いつくのが犬や猫が売られているペットショップですよね。もし近くにペットショップがあるのでしたら、一度ロシアンブルーを取り扱っているのかを確認してみるのも良いと思います。

もしそこのペットショップにいなくても、取り寄せる事も出来ますし、ないより飼う為に必要なアイテムやアドバイスなども受ける事ができ、猫の状態も確認する事ができます。しかしロシアンブルーであっても、はっきりとした血統が分からないこともあるので注意が必要です。

そんなペットショップで入手する場合は、成猫であれば一般的に10万~15万円程度ですが、直近1年間の子猫だと、平均的におよそ20万円もかかってしまいます。またワクチン接種が、1回あたり5000円ほどかかる場合もあります。

ペットショップで購入する際の気をつけるポイントとして、必ずその子を抱っこして毛並みなどを確認する事も大切です。

ブリーダー

たとえ近くにペットショップがなくても、ブリーダーは全国各地にいるのでブリーダーからロシアンブルーを入手する事も出来ますよ。ブリーダーから入手するメリットとして、血統がはっきり分かるので、遺伝性の病気のリスクも低減する事ができるんです。

最近ではインターネットからもブリーダーは探すことが出来ますので、複数のサイトから比較してみるのも良いと思います。しかしあなたが直接交渉しなければいけないのでブリーダーとの、相性も重要になってきます。

そんなブリーダーから購入する際のロシアンブルーの値段は、交渉次第にもよりますがペットショップよりは安く、6万~14万円ほどで入手する事ができます。ですが、優秀な血統書がついている場合は値段があがりますので、注意が必要です。

里親募集

里親募集でも、ロシアンブルーを入手する事ができるかもしれません。里親であれば基本的に無料で連れてくることができますが、純血のロシアンブルーを入手する事は難しいと言われています。

それでも里親募集でロシアンブルーを引き取りたいと思っているのであれば、里親募集のサイトや、動物保護団体などの情報をこまめに集めたり、情報誌などをチェックし探すことが大切です。

いずれにしても猫を飼うという事は、一生涯面倒をみて、大切に育てていかなくてはいけないので、ただ可愛いから欲しいという無責任な気持ちで飼わないことが最も重要だと私は思います。

ロシアンブルーは猫の王様とも言われるほど、人気猫種になっており、様々な芸能人も飼われるほどの注目を集めている品種なんです。とても賢くて、犬のように忠誠心も強いので、あなたとの信頼関係が築きあげられると、ロシアンブルーの方から献身的に接してきてくれるかもしれないですよ。










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