112-1 猫風邪とはどんな病気?他の猫に感染する危険性が!




猫も私たちと同じように風邪をひくの?と疑問に思ったことはありませんか?実は猫も私たち人間のように風邪をひいてしまう事があり、人間の風邪に似た症状が見られるんです。

私たち人間が風邪をひいた場合はたとえ薬を飲まなくても、安静にしていれば自然に治る事もありますが猫の風邪の場合は、人間の風邪よりも症状が重く免疫力が弱い猫だと、命を失う事もある恐ろしい病気なんです。

また猫が風邪を引き起こしてしまうと、他の猫に感染する恐れもありますし、逆に他の猫から感染して発症する危険性もあるんです。今回はそんな猫風邪とは一体どんな病気なのかについて、下記に詳しくお伝えしていきますので、まだ猫風邪の事をあまり分かっていないあなたは必ず最後までご覧ください。

感染力が強い

人間が風邪をひくと他の人にうつる恐れもありますが、猫風邪も他の猫にうつるんです。ですが人間の風邪に比べると比較的に感染力が強く、猫風邪を引き起こしていない子と、猫風邪を引き起こしている猫を一緒にさせてしまうと、圧倒いう間に感染してしまうんです。

そんな感染経路は経口感染や飛沫感染が多いとされ、トイレや餌を食べている容器を一緒にしてしまうだけでも、猫風邪に感染する事も考えられます。また咳やくしゃみなどでも感染してしまうので、多頭飼いで一匹でも猫風邪にかかっていると、集団感染する恐れもある恐ろしい病気なんです。

再発しやすい

猫風邪はたとえ治ったとしても、再発しやすい病気でもあるんです。一度感染を許してしまうと、体内にウイルスが溜まり続けているので、免疫力低下や体力の低下など猫に何らかの不健康な状態になってしまえば、いつでもウイルスが顔を覗かせます。

「体内のウイルスは完全に撃退できないの?」と疑問に思うかもしれませんが、たとえ治療をしたとしてもウイルスの中には撃退する事ができないものあるんです。そんな猫風邪を引き起こすウイルスを、猫の免疫力でウイルスに眠ってもらっている状態なので、免疫力が落ちてくると猫風邪を再発する事もあるんです。

ウイルスや細菌が原因で発症する

そんな猫風邪を引き起こしてしまう原因は、ヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジアなどのウイルスや細菌が原因で発症してしまうんです。猫同士の接触によってどちらかがウイルスや細菌を持っていると、たとえ猫風邪を引き起こしてない時でも、撃退する事ができないウイルスが他の猫に感染してしまう恐れもないとは言えないんです。

また感染経路は飛沫感染だけでなく、口や鼻などに直接触れる事によって感染する経口感染もありますが、母猫がウイルスや細菌に感染している状態で、子猫を産んでしまえばその子に感染してしまう事も考えられるんです。

慢性化しやすい

猫が猫風邪を引き起こしてしまうと、人間が風邪をひいた時にみられる咳や鼻水、くしゃみ、食欲不振などと同じような症状があらわれるのですが、その症状が長引いてしまい慢性化しやすい特徴もあります。

その症状を放っておくと、慢性化してしまい猫風邪を長引かせてしまったり、治らなくなってしまう可能性もあるので十分に気をつけなければいけないのです。少しでも猫風邪を引き起こしている疑いがあった場合は、決して放ってはおかずに一度獣医に相談することが大切です。

症状は鼻にあらわれる事が多い

ウイルスや細菌などで引き起こす猫風邪ですが、どのウイルスに感染されたとしても、症状は鼻にあらわれる事が多いので、私たち素人の目でも他の病気に比べると比較的に判断がしやすい病気でもあるんです。

主な感染ウイルスは上記でもお伝えしたヘルペスウイルスや、カリシウイルス、クラミジアですが、どの感染症でもくしゃみや鼻水などの症状があらわれるので、もしそのような症状が見られた時には慢性化する前に病院に連れて行ってあげてやって下さい。

複合感染する事も

また猫風邪は、様々なウイルスから複合感染する事もあるんです。猫がそんなウイルスに複合感染してしまうと、ウイルスによって様々な症状が見られ、その症状に合わせた様々な治療を行わなければいけなくなってしまうんです。特にカリシウイルスとクラミジアは複合感染しやすいので、注意がしなければいけないのです。

また例えばヘルペスウイルスの感染が原因で治療を行っていた時に、何らかの原因で他のウイルスに感染されてしまうと、潜伏期間がある為その症状があらわれていなくても、後から発症することも考えられます。

子猫の場合は命に関わる

成猫であれば免疫疾患がない限りは命に関わる事はほとんどないのですが、子猫が猫風邪を引き起こしてしまうと命に関わる病気なんです。生後2ヶ月~3ヶ月程度の子猫は、母猫からの抗体がなくなってしまう為、子猫自体の免疫力がウイルスに対抗する事ができずに、命を落としてしまう恐れがあるんです。

また老猫の場合も、免疫力が低い状態なのできちんと対処しなければ命に関わってしまうので、子猫や老猫が鼻水やくしゃみなどの症状が見られた時には、「猫風邪だから大丈夫」とは思わずに、大切な命を守る為にも病院に連れて行くことが重要です。

自然治癒する事もある

猫風邪はたとえ治ったとしても、免疫力の低下と共に再び発症する恐れもありますが、私たち人間と同じように薬を飲まなくても、自然に風邪が治る事もあります。しかし猫風邪は自然治癒で治る場合もありますが、治らない場合もあり治ると思い込んで自然治癒させた結果、命の危険にさらされる恐れもあるんです。

猫によっても個体差がありウイルスの抵抗力が強い子もいれば、弱い猫もいるので必ず自然治癒で治るとは限らないのです。私たち人間であれば自然に風邪を治す事もできるかもしれませんが、猫の場合は風邪からより重い症状を引き起こして、命に関わる事も実際にあるので決して「ただの風邪だから」とは思わずに病院に連れて行くことが大切だと私は思います。

今回はそんな猫風邪についてお伝えしてきましたが、別記事では猫風邪の「原因」「症状」「治療法」「対処法」「予防法」などを詳しく紹介していきますので、より詳しく知りたいあなたは是非チェックしていって下さい。










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