112-6 猫が猫風邪にかからない為には!?感染を防ぐ4つの予防法!




猫の猫風邪は複合感染したり、慢性化しやすい特徴があり、一度感染を許してしまえば体内の中のウイルスを完全に撃退する事ができないウイルスも存在しているんです。そんな猫風邪を引き起こす原因のウイルスや細菌は、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジア、マイコプラズマが猫に感染したことで猫風邪を起こしてしまいます。

特にヘルペスウイルスは完全に消滅する事ができない為、たとえ治したとしても猫の免疫力が低下したり、体力が衰えたりすると再発する危険性もあるほどの恐ろしいウイルスなんです。猫風邪はたかが風邪と思われる事も実際にあるのですが、重症化してしまうと命に関わる事もあるので注意しなければいけないのです。

もし猫風邪にかかってしまうと、病院の治療は病原体の増殖を抑えたり、二次感染を防ぐのが主な治療になっているので、病院に連れて行ったからといって直ぐに治る病気ではないんです。そんな猫風邪から猫を守るためには、飼い主のあなたが予防してあげるしか方法はないのです。

今回はそんな猫風邪を予防する方法を私が知る限り、お伝えしていきますので、その予防法を普段から心がけて、大切な愛猫を猫風邪の原因となるウイルスや細菌から守ってあげてやって下さい。

完全室内飼いにする

猫風邪にかからない為にする一つ目の予防法として、飼っている猫を完全室内飼いにした方が良いんです。猫風邪を引き起こすウイルスや細菌は、とても感染力が強い為、外で感染している猫に接触してしまえばその子まで感染する恐れがあるんです。

またたとえ近くに野良猫などがいないからといっても、ウイルスや細菌は外の空気が乾燥すると、浮遊してしまい猫に接触しやすくなってしまうので、猫風邪を予防する為にも決して外に出してはいけないのです。

加湿器の設置

猫風邪の予防として、室内に加湿器を設置する事も大切です。猫風邪を引き起こすウイルスや細菌は乾燥している環境に発生しやすいので、室内に加湿器を設置する事によって、それらの病原体から猫を守る事ができるんです。

また加湿器で室内の湿度を50%~60%以上にしておくと、ウイルスが生存できない環境を作り出すことが出来るので、特に乾燥しやすい冬の時期などには加湿器を使う事が大切なんです。他にも乾燥している環境にいてしまうと、猫の鼻や喉の粘膜の免疫力が低下してしまう恐れがあり、ウイルスや細菌に感染してしまう事も考えられます。

そうしたことを考えると、室内を乾燥させない為にも加湿器を設置する必要があるんです。もし加湿器がない場合には、洗濯物を部屋干ししたり、桶などに水を入れておくのも一つの方法ですよ。

家に帰ってきたら手洗い・着替えをする

飼い主が外出した際に、ウイルスや細菌などを室内に運んできてしまう恐れもあるので、家に帰ってきたら手洗いやうがいなどをして、病原体を室内に持ち込まない事が大切です。外出した時の衣類に付着してくることも考えられるので、家に帰ってきたら必ず着替えるようにしましょう。

また猫風邪の感染原因は主に接触感染となっているので、野良猫などの外猫を触ってしまった手で飼っている猫に、触ってしまう事でも感染する恐れがあり、たとえその子を触る前に手洗いやうがいをすれば安心だからといって、野良猫を触った手で触ってしまった事で感染したケースも実際にあるので、飼い主のあなたが外からウイルスを持ち込まないように、最大限努力する事が重要なんです。

定期的にワクチンの接種

猫風邪を引き起こすウイルスや細菌は、定期的なワクチンを接種する事でも予防する事ができます。ただしワクチンで100%感染を予防する事はできないのですが、もし感染したとしても症状が軽症ですみ、重症化する事はめったにないので定期的にワクチンの接種をした方が良いんです。

しかしそんなワクチンには様々な種類がありますので、どのワクチンを打った方が良いのかは、私たち素人では分からないので、獣医に一度相談する事も大切ですよ。また3種混合ワクチンが猫風邪の予防に一般的とされており、その費用は病院によっても異なりますがおよそ¥6000円前かかります。

私も3種混合ワクチンで猫風邪を予防しているのですが、飼い主が知らないうちに病原体に感染した猫が免疫力が低下している時などに、接種してしまうと逆に発病する恐れがあるので、接種前にはあらかじめ病院で検査を受けるようにした方良いと私は思いますよ。

猫風邪の疑いがあったら早急に病院に連れて行く事が重要

猫風邪を引き起こさない為の予防法をお伝えしていきましたが、猫風邪を起こすウイルスや細菌はとても感染力が強く潜伏期間があるので、私たちが知らないうちに感染している事も考えられるんです。また様々なウイルスから複合感染しやすく慢性化しやすい恐ろし病気ですので、もし猫風邪の疑いがあった時には、早急に病院に連れて行くことが重要なんです。

普段から愛猫の体調を観察して気をつけておく事はもちろんのこと、鼻水やくしゃみ、咳など猫の体調に少しでも変化が感じられた時には、必ず「ただの風邪だから大丈夫」と思わずに獣医に相談することが大切です。それだけ猫風邪は恐ろしい病気で、たとえ予防をしていたとしても感染する恐れはないとは言えませんので、少しでも疑われた時には病院に連れて行ってあげてやって下さい。

愛猫を守る事ができるのはあなたしかいませんので、「猫の命は私が守る」という気持ちで猫風邪を引き起こさないように、最大限の努力をして徹底的に予防してあげることが飼い主の重要な役目だと私は思います。










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