118-2 キジトラってどんな猫なの!?キジトラの特徴を詳しく解説!




猫種の中でも野良猫で多く目にするキジトラは、日本を代表する日本猫とも呼ばれているほど、日本で最も多いポピュラーな模様をしているんです。そんなキジトラといえば縞模様をイメージすると思いますが、具体的な特徴をあなたは知っていますか?

実は縞模様の猫はキジトラ以外にも存在しているので、キジトラと思っていても勘違いしている事も多くあるんです。私も実際にキジトラの猫を自分で分かっているつもりでしたが、間違っていた事も沢山ありました。

こちらではそんなキジトラの特徴について詳しくお伝えしていきますので、キジトラと他の猫を見分ける際のポイントとして、参考にして頂ければと思います。

トラ柄には大きく分けて3つのタイプがある

よく間違われやすいのが、トラ柄模様をした猫はキジトラと思われている事です。そんなトラ柄には大きく分けて3つのタイプがあり、キジトラ以外にも茶トラ、サバトラの柄の種類がいるんです。

この中でもキジトラは、基本的に背骨にそっている黒い毛を中心から、左右に細い縞模様が入っているんです。同じく茶トラやサバトラのトラ柄にも入っている事が多いのですが、キジトラの場合は茶色の毛色をベースとしており、黒い毛色で縞模様が構成されているんです。特にサバトラと見分ける事が難しく、キジトラとサバトラを間違われることが多くあるんです。

キジトラでも色々なバリエーションもある

キジトラを含めたトラ柄には大きく分けて3つのタイプに分けられますが、キジトラだけでも色々なバリエーションがあります。どのようなバリエーションがあるのかというと、例えばキジトラ模様に白が入るとキジトラ白と呼ばれ、キジトラ模様に黒い毛色が多いとキジトラ黒と呼ばれているんです。

またキジトラ白の他にも、キジトラに白い毛色が多く入った場合は白キジトラと、白が先頭で呼ばれるようになるんです。基本的にキジトラは少し茶っぽい毛色をしているのですが、このように毛色の入り具合で色々な呼び方があるんです。

鼻の色は茶色

猫の種類によっては鼻がピンクになっていたり、黒くなっている猫もいますがキジトラの場合は鼻の色は茶色になる事が多いんです。「鼻の色は黒やピンクだけじゃないの?」と疑問に感じてしまうと思いますが、私の知っているキジトラも実際に鼻の色は茶色になっているんです。

そんな鼻の色が茶色になる理由として、キジトラの祖先のリビアヤマネコも同じように鼻の色が茶色い事から、その遺伝子が受け継がれているからと考えられています。またキジトラ白や白キジトラの場合は色素の関係から、鼻がピンク色になる事もあるので、キジトラとキジトラ白を見分けるには鼻の色で判別する事もできるんです。

口の周りが白くなる事も

黒猫や白猫などの種類は、口の周りも同じ毛色になる事が多いですが、キジトラの場合は口の周りが白くなる事もあるんです。キジトラの元祖でもあるリビアヤマネコも同様に口の周りが白くなる事から、キジトラにもその遺伝子が受け継がれていると考えられます。

しかしキジトラの中には、口のまわりが茶色になる子も実際にいるので、すべてのキジトラの口の周り白くなるとは言えないんです。

お腹にも模様が見られる

キジトラの最大の特徴として、背骨の中心に沿って左右の体にしま模様が見られますが、お腹に模様があらわれる事が多いんです。しかしキジトラによってもお腹にあらわれる模様は色々あり、縞模様がお腹にもみられる子もいますが、茶色をベースとした黒いブチ模様があらわれる事もあります。

また私の知っているキジトラ猫の場合は、お腹の半分だけ縞模様をした子も実際にいるのですべてのキジトラがお腹まで縞模様になるとは限らないんです。

しっぽの先の色が濃い

キジトラはしっぽにも縞模様があり、そのしっぽの先の色が濃い特徴もあります。しっぽにも茶色をベースとした黒いしま模様があってしっぽの先端は、黒い毛をした子がほとんどなんです。

ですがキジトラ白や白キジトラの場合はしっぽの先が、薄くなっている事もあるので、キジトラと見分けるポイントにもなるんです。

肉球は黒い

猫といえばプニプニとした肉球ですよね。その肉球はキジトラの場合は、黒い肉球をしている事がほとんどなんです。どうして肉球が黒いのかというと、キジトラのメラニン色素が濃い事から黒い肉球になると考えられます。

またキジトラ白などの白い毛色が入っている場合は、色素が薄い事が関係する事からピンクの肉球になったり、黒とピンクの混合の肉球になる事もあるんです。

歳と共に鼻の色が変わる事も

基本的にキジトラの鼻の色は茶色になるのですが、子猫の時期には鼻が黒い子もいるんです。そんなキジトラの子猫の頃は鼻が黒くなることもありますが、成長と共に茶色に変化する事もあるんです。

色が変わる不思議な鼻の色をしたキジトラですが、ほとんど成猫になると茶色に変わるので、子猫の時期しか黒い鼻をみられないのもキジトラの特徴の一つでもあるんです。

目はグリーンかイエロー

キジトラの目の色は、グリーンかイエローになる事が多いんです。私の知っているキジトラの場合は、グリーンの目をしているのですが実はグリーンに見えるのは、レイリー散乱と言われる光の波長が目の中のメラニン色素に吸収されることで起こる現象で、私たちが猫の目を見るとグリーンに見えていただけなんです。

またキジトラに限らないことなのですが、生後間もない子猫の時期だとブルーの目をしていて、その成長と共に色素が濃くなりグリーやイエローなどといった色に、変化していくので一応参考にしておいて下さい。

キジトラはサバトラと間違いやすい

よくキジトラと間違いやすいのは、サバトラで私も実際にキジトラの事を知るまでは間違えて見分けていた事もあります。キジトラとサバトラは同じ縞模様をしているのですが、キジトラの場合は茶色をベースとした黒いしま模様が入っているのに対して、サバトラはグレーの毛色をベースとして黒いしま模様が入っているんです。

その他はキジトラと似ていて、しっぽの先端は色が濃く入っていますし、お腹にも模様があって肉球や鼻の色もキジトラと同じ様になっている事がほとんどなんです。その為、キジトラとサバトラを見分ける際には、体のベースの色で見分けるしかないんです。

またサバトラとキジトラ白なども見分ける事が難しいのですが、基本的にサバトラのベースの色はシルバーに近い明るいグレーをしているので、サバトラを見分けるポイントとして覚えておいてください。

病気にかかりにくい

キジトラの元祖はリビアヤマネコというだけあって、キジトラは他の種類の猫に比べると最も野生に近い猫でもあるんです。また現在では人工的に様々な品種改良を行われていますが、キジトラは日本で生息する猫の中でも唯一新種の遺伝子の影響を受けていない事もあって、野生に最も近い猫とも言えます。

野生に近いという事は、様々なウイルスなどに対する免疫力が備わっていると考えられるので、体も丈夫で病気にかかりにくい特徴もあるんです。その為猫の平均寿命はおよそ15年ほどと言われていますが、キジトラはそれ以上長生きする事もできるんです。

実際に私の飼っていたキジトラは、猫の平均寿命より3年も長生きしてくれたので、普段から体の調子や、たとえ病気にかかりにくいといっても、病気の予防などを心がけていれば、15年以上も一緒に生活する事ができるんです。

M模様がある

M模様はアメリカンショートヘアなどの品種にもありますが、キジトラにも額にM模様が見られ、頬から目尻にかけては、優雅な直線の模様が入っている事が多いんです。その模様はクレオパトララインとも呼ばれており、あのクレオパトラから名付けられたと考えられます。

また額のM模様やクレオパトララインは、キジトラだけでなくキジトラに似たサバトラにもみられる事が多く、目の周りには黒い縁取りが入っていて、まるで目を強調しているかのような目力も感じさせてくれています。

その他にも私個人的には、鼻筋の黒いラインも特徴あると思っており、鼻筋の立体感のあるすっとした顔立ちがカッコいいんです。このようにキジトラには様々な特徴があり、その特徴を知っておくことで、他の猫の種類と見分ける事ができるんです。

あなたもキジトラと他の猫を見分ける際には、今までお伝えしてきたことを是非参考にして見分けてみて下さい。










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