猫も私たち人間のように、寝ている時にいびきをするって知っていましたか?私も猫を飼うまでは知らなかったのですが、猫も人間と同様にいびきをかきながら寝る事もあるんです。
そのいびきをかいて寝る姿はとても愛らしくて、無防備な寝顔を一緒にみていれば癒されるはずです。しかしそんな猫のいびきには就寝中に起こる生理現象ももちろんあるのですが、寝ている猫のいびきには病気の可能性もあるんです。
また猫のいびきにはスピースピーといったいびきや、ゴーゴーといったいびきなどの種類もあり、その種類によっても原因が異なってくるんです。猫がいびきをかいていると、あなたもついつい笑ってしまうかもしれませんが、すべての猫のいびきが笑って過ごせるものではないんです。
今回はそんな猫のいびきについて、そのいびきの種類や原因などについて徹底的にお伝えしていきますので、もし飼っている猫がいびきをしている時にはどんないびきをかいているのかを確認して、病気の可能性があるいびきの場合は命に関わる事もあるので「たかがいびき」とは思わずに直ぐに病院に連れて行ってあげてやって下さい。
スピーという高い音のいびき
猫が寝ている時の「スピースピー」という高いいびきをしている場合は、基本的に正常ないびきなので病気などの心配はないので安心して下さい。猫も人間のように、熟睡している時にはスピーという高いいびきをかきながら寝る事もあるんです。
もしスピースピーと高いいびきをかいていたら、あなたのそばで安心して気を抜いている状態なんです。猫は深い眠りをするのは1日に3時間程度なので、その熟睡を妨げないでそっと寝かせてあげることが大切ですよ。
太くて大きないびき
猫が「ガーガー」と太くて大きないびきをかいている時は、喉が圧迫されている状態のいびきと言えます。私たち人間がかくような、太くて大きないびきは猫が肥満気味になっているサインですので注意が必要ですよ。
猫が肥満気味になると、寝ている時に呼吸が圧迫されてしまいガーガーといびきをかきやすくなってしまうんです。猫が肥満になってしまうと、糖尿病などの病気を引き起こしてしまう恐れがあるので肥満を甘く見てはいけないんです。
もし飼っている猫がガーガーと太くて大きないびきをかいていた場合は、肥満になっている可能性もあるので寝ている時でもよく観察しておくことが大切です。
また猫が運動不足でも太くて大きないびきをする事もあるので、日頃から運動不足を解消したり、食事の量や与える時間などを改善すると肥満を防ぐことにも繋がると私は思いますよ。
鼻づまりのようないびき
猫が寝ている時に「グーグー、ジュルジュル」といった鼻づまりのようないびきをかくこともあります。私たちでも花粉症や風邪などで鼻がつまっている時に寝ると、その息苦しさからいびきをかくように、猫も風邪やアレルギーなどが原因で鼻づまりのようないびきをかくことがあるんです。
猫が急に鼻づまりのようないびきをかいていた場合は、何らかのアレルギー反応を起こして鼻炎になっている恐れがあります。またいびきだけではなく、鼻水を垂らしている状態であれば、猫風邪を引き起こしている可能性もあるので、もしそのようないびきをかいているのが見られたら病院に連れて行くことが大切です。
雑音が混じるいびき
猫が雑音が混じるようないびきをかいている時には、早急な対処が必要な状態ですのですぐに病院に連れて行ってあげてやって下さい。言葉ではあらわしにくいのですが雑音が混じるいびきというのは「ゴーゴー」のいびきの中に「ゴロゴロ」としたいびきが混じるよう雑音が入っているようないびきです。
このいびきをかいている時に急に呼吸が一瞬止まったり、あまりにも苦しそうに呼吸をしている時には、心筋症や気管虚脱など病気にかかっている可能性があるんです。また猫がおきている時でも雑音が混じる呼吸で苦しそうにしているのであれば、何らかの病気を引き起こしている可能性が高いので注意が必要です。
猫の心筋症や気管虚脱などの病気は、放っておくと命に関わるほどの恐ろしい病気ですので、もしそのような雑音が混じるようないびきをかいていた場合は、早急な対処が必要になってくるんです。
いびきをしやすい猫種もいる
猫種の中には寝ている時に、いびきをしやすい猫もいるんです。元々生まれつき鼻がつぶれている事によって、構造上鼻腔が狭くなってしまっている事からいびきをかきやすくなっているんです。
そんないびきをかきやすい猫種は、エキゾチックショートヘアやペルシャなどがおり、そのどちらも他の猫種に比べると寝ている時にいびきをする傾向があります。その他にも猫種はいますが、基本的に鼻がつぶれた品種はいびきをかきやすいですよ。
しかしそんな猫種は同時に呼吸困難にも陥りやすくなっているので、たとえいびきをかきやすいからといっても、寝ている時に呼吸が苦しそうにいびきをかいていたり、雑音が混じるような場合は酸欠になっている恐れもあるので注意が必要です。
寝言を言う猫もいる
猫はいびきだけでなく、寝ている時に寝言を言う事もあるんです。猫の睡眠のほとんどは浅い眠りしかしておらず、体は寝ているけど脳は起きている状態なんです。
この浅い眠りの時に夢をみる事が多い為、猫も遊んでいる夢やハンティングしている夢などを見ている時に体をピクピクさせたり、目が動く事もあるんです。猫も私たちのように色々な夢を見るので、その時に寝言を言う事もあるんです。
私の飼っている子の場合は、普段はあまり寝言は言わないのですが、ある日そばで寝ていた時に「キューキュー」と鳴くように寝言を言ったんです。どんな夢を見ていたのかはわかりませんが、猫も私たちのように夢を見ると寝言を実際に言う事は分かりました。
タバコが原因になる事も
実は人間が吸うたばこが、猫のいびきの原因になる事もあるんです。たばこの煙の中の有害物質が刺激となって、鼻の中の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
私たちが普段から吸っているたばこの煙が原因で粘膜にダメージを与え続けてしまうと、鼻炎となりいびきを起こしている事も考えられます。また更に症状が悪化して、癌などの命に関わる病気を引き起こす可能性も実際にあるので猫の側では決して吸わない方が良いんです。
できる事なら飼い主のあなたが煙草をやめるか、または家の中では吸わないようにするなどの工夫をしないと、愛猫の健康を害してしまう恐れもあるので、長く一緒に生活していきたいと思うのであればたばこの原因を取り除いてあげる必要があります。
猫の正常ないびきは人間と同様に、鼻腔内が狭くなった事によって、呼吸をした時に入ってきた空気が鼻腔内の粘膜に触れて振動をおこしていびきをかきますが、このように猫がいびきをかく原因は様々あり、「クークー」や「スピースピー」といった正常ないびきなら問題はないのですが、太くて大きないびきをかいたり、鼻づまりのようないびきや雑音が混じるいびきの場合は、何らかの病気のサインかもしれないので注意しなくてはいけないのです。
ただのいびきだと思われがちですが猫のいびきは何かしらのサインですので、いびきの種類を見分けてその原因をつきとめてあげることが重要なんです。猫の寝顔と可愛いいびきをしている時は可愛くて癒されるかもしれませんが、いびきのサインの中には命に関わる病気もあるので愛猫が寝ている時には良く観察する事が大切ですよ。
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