122-2 猫のいびきは病気のサイン!考えられる9つの病気!




猫も私たち人間のように寝ている時にいびきをする事があるのですが、そのいびきは猫の病気のサインかもしれないんです。いびきは私たちも同様に、呼吸をした時に鼻や咽頭から空気がとった際に振動したことによって、「クークー」や「スピースピー」などのいびきをかくのですが、その原因は鼻腔内部が狭くなる事でいびきをするんです。

猫の「スピースピー」といった寝息のような高温の小さいいびきなら何も問題はないのですが、「ゴーゴー」と太くて大きないびきをしたり、鼻を詰まらせたいびきや雑音が混じるようないびきをした場合は何らかの病気を引き起こしてる恐れあるんです。

そのいびきから見られる病気の中には、放っておくと命に関わる病気もあるので、いびきだからといっても甘く見てはいけないんです。こちらではそんな猫のいびきから考えられる主な9つの病気を紹介していきますので、もし飼っている猫がいびきをしていた場合は、病気にかかっている事を疑い病院に連れて行くことが大切ですよ。

猫風邪

猫のいびきから考えられる病気として、猫風邪と呼ばれる感染症を引き起こしている恐れがあります。そんな猫風邪にも種類があり、ヘルペスウイルスに感染される猫ウイルス性鼻気管炎や、カリシウイルスによる猫カリシウイルス感染症、細菌の一種のクラミジアが感染する猫クラミジア感染症など、猫風邪によっても様々な感染症があるんです。

そんな猫風邪による感染症を引き起こしてしまうと、鼻の粘膜が炎症を起こしてしまい鼻炎になってしまうんです。その時に鼻腔内に腫れや分泌物があると狭くなってしまう事から、ゴーゴーといったいびきをかいてしまう事があります。

主な猫風邪の原因は感染している猫に接触してしまう事で、感染症を引き起こし一度感染を許してしまえば、再発する危険性もあるので十分な注意が必要です。

軟口蓋過長症

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)とは猫の上あごの奥にある軟口蓋が、生まれつき長い事から呼吸をするたびに気道を塞いでしまう病気です。そんな軟口蓋が長いと、呼吸時に振動が起きてしまう為、猫が寝ている時でもいびきをかいてしまうんです。

生まれつき軟口蓋が長いので予防する事はできませんが、病院で手術する事で切除する事は可能です。いびきだけでなく普段から呼吸が苦しそうだったり、餌を食べている時に食べ物が飲みにくそうだったりしている場合は、軟口蓋過長症になっている可能性があります。

気管虚脱

気管虚脱とは気管が潰れて呼吸ができなくなってしまう病気で、もともと筒状をしている気管が首から胸にあるのですが、徐々に首から胸へと進行していき潰れていってしまった事でいびきをかくようになります。この病気は高齢の小型犬に多い病気と言われていますが、老猫にもなる恐れがあるので十分に注意が必要です。

また気管虚脱は、肺炎や気管支炎、逆くしゃみ症候群などの他の病気とも症状が似ていて間違われやすい病気でもあります。上記でお伝えした軟口蓋過長症とも症状が似ていますが、気管虚脱は進行性の病気ですので、飼い主が気づかないうちに症状が悪化している恐れもあるので早急な対処が必要になってきます。

鼻腔狭窄症

鼻腔狭窄症はエキゾチックショートヘアやペルシャなどの、生まれつき鼻腔が狭い短頭種の品種の猫がかかりやすい病気なんです。鼻腔狭窄症は先天性であることがほとんどなので、病気そのものを予防する事はできませんが、手術して治療する事はできるので、そのような品種の猫がいびきをしている場合はこの病気を疑う事も大切です。

また鼻腔狭窄症の他にも、筋肉や神経の異常から正常な呼吸をすることが出来ずに、いびきをかく喉頭虚脱症も短頭種の品種の猫に起こる恐れもあるので十分な注意が必要です。

心筋症

猫が心筋症を起こしてしまうと、心臓が健康な猫よりも厚くなってしまい、その結果気管などが圧迫されてしまい、息苦しそうに呼吸をするようになります。その気管が圧迫されてしまう事で、寝ている時でもゴーゴーといびきをかいてしまうことがあるんです。

心筋症の初期症状は素人では気が付かない事がほとんどで、気づいた時には重症化していたという事も実際にあるんです。そんな初期症状ではぐったりしていたり、その場から動かなくなる、呼吸がしにくい事からいびきをかくこともあるので早期発見が重要になってきます。

心筋症は恐ろしい病気で重症化してしまえば、心筋梗塞から命を落とす事も考えられるので気をつけなえればいけないのです。

アレルギーによる鼻炎

猫にも私たち人間のようにアレルギーがあり、そのアレルギーが原因でいびきをかくこともあるんです。そのアレルゲンとなるものは、ほこりやハウスダスト、食物など様々ありアレルギーの発生源を特定するのはとても難しいんです。

そんな猫がアレルギーを引き起こしてしまうと、今までは何ともなかったのに急に症状が見られる事もあるんです。アレルギーから目や鼻の粘膜が炎症を起こしてしまい、鼻腔が狭くなってしまう事で呼吸がしにくくなり寝ている時にいびきをかくことがあるんです。

しかしその猫のアレルゲンとなるものは病院でアレルギー検査をする事によって、特定する事ができるので可能な限りアレルゲンを除去してあげることが大切です。気道が腫れて重症化してしまえば、命に関わる事も実際にあるので、少しでもいつもと呼吸がおかしいと感じられた時には、一度獣医に相談するようにしましょう。

肥満

猫が肥満になってしまう事でも、いびきをかくことがあります。猫が肥満になってしまう事によって、脂肪で気道が圧迫され寝ている時に低くて大きないびきをかいてしまうんです。

病気と肥満は関係ないと思われがちですが、猫が肥満になってしまうと糖尿病など様々な病気を併発する可能性が高くなるので注意しなければいけないのです。もし肥満気味でいびきをかいている場合は、十分に遊んであげ運動不足を解消したり、餌の量や与える時間を改善した方が私は良いと思います。

クリプトコッカス症

クリプトコッカス症は真菌の一種のクリプトコッカスが、猫に感染する事で引き起こす病気で、主に鳥のハトの糞に生息しているんです。このクリプトコッカス症を引き起こしてしまうと、猫は大きないびきをかいたりしてしまうんです。その他の症状として、鼻の周囲にしこりが見られたり、皮膚から膿がでる場合もあります。

またクリプトコッカス症を放っておくと、重症化してしまい失明する恐れもあるので気をつけた方が良いんです。ハトの糞が主な感染源という事もあり、感染はまれですがそのような事にならない為にも少しでも異変を感じられた時には、必ず獣医に相談することが大切です。

猫のいびきは病気のサインになる事もある

猫も基本的に人間と同じように寝ている時にいびきをする生き物ですが、猫のいびきは病気のサインになる事もあるので飼い主のあなたが気をつけなければいけないのです。猫のいびきから分かる病気の中には鼻腔内に腫瘍ができてしまう病気もありますが、上記で紹介してきた病気とは違い、顔が変形してしまう場合もあるのでいびきだけでなく、見た目ですぐに判断する事ができる病気もあるんです。

猫の寝ている姿といびきをかいている表情はとても可愛らしくて、いつまでも見ていたい気持ちは私も分かりますが、猫のいびきには病気のサインも隠されているので絶対にいびきを放置してはいけないのです。

いびきから考えられる病気のほとんどは、初期症状に気づかない事が多く、飼い主が気づいたころには重症化していたというケースも実際にあるので、病気が進行しないうちに猫がいびきをかいていたら病院に連れて行った方が良いんです。

もちろん正常ないびきもありますが、私たち素人の判断では難しい事もあるので、愛猫の大切な命を守る為にも寝ている時にいびきをしていたら必ず病院で診察した方が私は良いと思います。










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