126-3 猫のお尻から血が出ている!考えられる5つの病気!




猫のお尻に血がついていたり、便に血が混ざっていたら、どうしたら良いか分からなくなってしまい焦ってしまいますよね。私も実際に飼っている猫のお尻から血が出ていた事があるのですが、驚きや焦りからパニックになった経験があります。

猫がお尻から血を出すという事は、何らかの病気にかかっている恐れがあるので早急な対処が必要になる事もあるんです。こちらではそんな猫のお尻から血が見られた時に、あなたが落ち着いて対応できるように考えられる病気や対処法などをお伝えしていきますので、血を見てパニックにならない為にもぜひご覧になって頂ければと思います。

便秘

猫のお尻から血が見られた時には、便秘によってお尻付近が傷ついてしまう為血が出る事があります。またおしりだけでなく、うんちに鮮血のような血が付いている事もあります。

猫が便秘になる原因は、人間と同じように便秘になりやすい体質の子もいますが、体内に毛玉が溜まってしまった事で便秘を引き起こす事もあるんです。たかが便秘と思われがちですが、便秘から重症化してしまい、様々な病気を併発する恐れもあるので注意しなければいけないのです。

胃腸炎

猫が胃腸炎にかかってしまう事でも、おしりや便に血が見られる事があります。そんな猫の胃腸炎は、食べ過ぎや誤飲、餌が合わない事でも引き起こしてしまい、その原因や症状は様々あるんです。

また生活環境の変化などで猫がストレスを感じてしまう事でも、胃腸炎を引き起こしたり、何らかのウイルス感染が原因でも胃腸炎になってしまうんです。そんな様々な原因から起こす可能性も十分にあり、原因によっては命に関わる胃腸炎もあるので、血便やおしりの出血だけでは判断するのは、私たち素人では難しいので一度獣医に相談することが大切です。

腫瘍

猫の腸などに悪性の腫瘍ができてしまうと、お尻から出血する事もあります。また腸内にポリープができてしまっても、出血する事があるんです。

そんな悪性の腫瘍やポリープができてしまうと、重症化してしまい最悪の場合大切な命を失う事も実際にあるので注意しなければいけないんです。この病気も素人の目では判断することができないので、少しでもお尻から出血が見られた場合には病院に連れて行くようにしましょう。

パルボウイルス感染症

パルボウイルス感染症は、白血球減少症とも呼ばれる病気で、パルボウイルスが感染する事で引き起こす病気なんです。白血球が症状と共に減少していき初期症状として、嘔吐や下痢などが見られ進行していくにつれ、血便などが見られ最悪の場合命を落とすケースもあるんです。

そんなパルボウイルス感染症に子猫がかかると、発症から数時間で命を失う事もあるほどの恐ろしい病気なんです。パルボウイルス感染症は、感染初期や発症後1日~2以内に治療を始めた場合は、助かる可能性が高くなりますが、発見が遅れれば遅れるほど、助かる可能性が低くなりますので、早期発見・早期治療が最も重要になってきます。

ですが血便が見られたからといっても助かる確率がゼロではないので、諦めずに必ず病院に連れて行ってあげてやって下さい。

トキソプラズマ症

猫がトキソプラズマ症を引き起こすと、下痢や嘔吐、咳、血便などがあらわれ、おしりにも血がつく事があります。そんなトキソプラズマ症はトキソプラズマと呼ばれるウイルスが感染する事で引き起こし、人間にも感染する恐れもあるんです。

主な感染経路は感染したネズミなどの動物を食べたり、感染した猫の便を触ってしまいそのまま毛づくろいなどをする経口感染が多いんです。またトキソプラズマ症は野良猫に多いとされているので、家と外を自由に出入りしている猫の場合が十分に注意した方が良いですよ。

その他にも寄生虫が猫に寄生した事でも、血便をする事もあるので注意しなくてはいけないんです。寄生虫といっても様々いて、感染している猫によって寄生する恐れがあるので、できる事なら完全室内飼いを私はおすすめします。

対処法はないの?

猫のおしりに血がついていたり、血便などから考えられる病気は様々ありますが、その対処法として、先ずは落ち着いて猫の様子をしっかり観察する事が大切ですよ。猫のおしりに血がついていたとしても、便が硬くてお尻がきれて出血する事もあるので、「いつも通り水や餌を食べているか」「元気に遊んでいるか」などおしりに血がついていた時でも、慌てずに観察して少しでもいつもと様子が変だなと感じられた時には獣医に相談するようにしましょう。

また出血があってもいつも通り変わらず元気であっても、便の状態は毎回チェックした方が良いですよ。猫の血便の中には、うんちの表面でなく中に隠れている場合もあるので、すぐに投げ捨てる事ができる割りばしなどで中まで確認するようにした方が私が良いと思います。

他にも日頃から完全室内飼いに徹底したり、ウイルスの予防の為にも定期的にワクチン接種をする事で、様々な病気を予防する事ができますよ。

血の色でおよその場所を特定できる

猫のお尻から血が見られた時には、先ずはどこから出血しているのかを知っておく必要があります。そんな何処から出血しているのかを知る為には、血の色でおよその場所を特定する事ができるんです。

例えばうんちの表面に鮮血がついていた場合は、おしりの近くから出血している可能性があります。その場合は肛門が固いうんちなどで切れた事が考えられるので、出血量が少ない時は様子を見るようにしましょう。

うんちの中に血が混ざっていた時には、大腸や小腸の出血が考えられます。またうんちが真っ赤でおしりにもついていた時には、腸や胃が炎症を引き起こしている恐れがあるので注意が必要です。

またその他にも血と混じって透明のドロッとしたような粘液がうんちにみられた時には、腸に何らかの異常を起こしている可能性があります。このように、うんちのついている血の色でおよその場所を判断する事ができるんです。

ですがうんちの表面に鮮血がついていた場合を除いて、うんちに血が見られた時には、何らかの病気を引き起こしている可能性があるので、病院に連れて行く際にはその血がついた便も一緒にもっていくようにしましょう。

今回は猫のおしりから血が見られた時に考えられる病気について紹介してきましたが、もちろん今までお伝えしてきた病気以外でも、おしりから血が出る症状の病気も沢山あるので、血の付いたうんちだけでなくその他の症状もあなたが良く観察し、獣医に伝える事が飼い主のあなたの大切な役目ですよ。










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