猫のヒゲに隠された6つの役割とヒゲの動きでわかる猫の気持ち!




猫のひげを切ったら元気がなくなる」って一度は聞いたことがある方もいると思います。それほど猫にとって大切な役割を果たしているからなんです。

 

長いからといって切ってしまうと、動かなくなってしまう猫もいるほど、重要な部位なんです。今回はそんな猫のひげに隠された6つ役割などについて紹介していきます。ページの最後では、猫ひげの豆知識も紹介していきますので必見です。

 

猫のひげにはどんな役割があるの?

猫のひげには様々な役割があって、生きていくうえでもとても重要なんです。子猫の時から顔の割にはひげが長いのは、ちゃんとした役割があり、虫で例えると触覚みたいな物となっています。

 

その為、猫にとってはなくてはならない存在ですので、いたずらで切るようなことは絶対にいけないのです。こちらではそんなひげには、どんな役割があるのかなどをお教えしていきますので、もっと猫の事を知り、ひげも大切にしてあげると良いと思います。

 

ひげと言っても様々なところに生えている

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人間でいうひげはあごや口元に生えていますが、猫のひげは様々な所から生えているんです。猫でいうひげは、目の上にある「上毛」や頬あたりにある「頬骨毛」など人間にはない所にもあります。

 

他にも、鼻の横にある「上唇毛」やあごにある「頭下毛」など沢山の場所からひげが生えています。よくよく見ていると、色々な場所から生えているので、一度猫の顔を調べてみるのも良いと思いますよ。

 

そのすべてのひげは、およそ50~60本近く生えていると言われていて、猫の顔をよく観察してみると、以外に多い本数があるんです。

 

ひげは神経が集中しているとても大切な場所

知らない方も多いと思いますが、猫のひげは神経が集中しているとても大切な場所です。ひげの根元には、神経が通っていてその感覚を頼りに、様々な事ができる様になります。

 

猫の部位の中でも大事なアンテナとなっており、ヒゲがないと猫本来の俊敏さをなくす恐れもあるんです。先ほどお教えした4カ所すべてに、神経が集中していて、その部位によって様々な役割があると言われています。

 

ほこりなどもすぐに察知する事ができ、目を守る役割も果たしていて、ひげに刺激を与えるとすぐにまぶたを閉じ目を保護しているんです。これは、猫は近くの物が見えない為、ひげで目を守っていると言われています。

 

センサーの役割をしているひげ、距離感を掴むのに大切

猫のひげは、センサーの役割をしていて、距離感を掴むのに大切なんです。この距離感を掴めることによって、狭い所でもぶつかることなく通ることができます。ひげの先端が少しでも当たると、それで感知し体も通ることができるか分かるんです。

 

もしヒゲのない猫が、そんな狭い所入ってしまうと、不安からか全く動かない猫もいるほど、行動するには大切な部位となっています。そのセンサーは狭い空間だけに関わらず、様々な所で距離感を掴むのに重要なんです。

 

空気の流れを感じ取ることで暗闇でも歩ける

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猫のひげは距離感だけでなく、空気の流れを感じ取ることができ、真っ暗闇でもぶつからず歩くことができるんです。少しの振動でも感知する事ができるほど、敏感な部位となっています。

 

夜の真っ暗闇でも走って遊ぶことができるのは、ひげがあるからなんです。猫は眼だけでなく、ひげで空気の流れを感じとるので、暗闇でも行動できるんです。

 

その他にも、大きくジャンプする時なども、空気の流れを先に読み安定した着地をしているようです。

 

ひげをつかって平衡感覚を保つ

猫の平衡感覚は、ひげによって保たれているんです。ひげは触毛とも呼ばれていて、大切な感覚器となっています。高くて狭い場所を通っている猫を見かけた事もあると思いますが、これはひげをつかって平衡感覚を保っているんです。

 

もしヒゲがないと、バランス感覚を崩したり、その場から動かなくなる恐れもあります。私の知っているひげがない猫は、歩くだけで障害物にぶつかったり、つまづいたりしている猫もいるほど、猫にとっては必要不可欠な大切の部位なんです。

 

ひげを動かして感情表現?

猫のひげは、センサーなどだけではなく、ひげの動きによって感情を表しているんです。元々無表情な猫ですが、そのひげの動きで今どんな感情になっているか知ることができます。

 

怒ったり笑ったり様々な感情を、ひげで把握する事ができるので、猫とのコミュニケーションにも役立ちます。ひげは神経が集中していることもあり、猫のリラックスしている時や緊張している時などもひげで精神状態を表現するんです。

 

ひげが抜けたり切れたりしたときは病気なの?

大切なひげが、折れたり抜けたりしたときは、何らかの病気にかかっている可能性もあります。体調が悪いと、急にひげが抜けてしまったり、切れたりして中々生えてこない場合もあるんです。

 

そんな状態の場合は、とても危険な時もあるので、一度獣医に診てもらうようにしましょう。病気以外が原因の可能性もあるので、驚かない事が大切です。

 

猫のひげも人間の髪の毛のように枝毛になります

知らない方も多いと思いますが、猫のひげは人間の髪の毛を同じように枝毛になります。この枝毛が原因で、ひげが折れたり切れたりしてしまう事もあるんです。

 

猫は元々綺麗好きな性格ですので、顔などを良く洗いお手入れをします。それが原因で、ひげにダメージを与えることもあるんです。その他にもよく見かける顔をスリスリする仕草も、やり過ぎてしまえば枝毛となり、ひげが切れてしまうという事もあります。

 

これは私の豆知識なのですが、その枝毛になっているひげの左右で猫の利き手が分かるようです。例えば、「右のひげが枝毛なら右利き」「左のひげが枝毛なら左利き」のように。稀に両利きの猫などもいるので、一度確認してみるのも良いと思いますよ。

 

猫のひげが折れるのは物理的な原因が多い

猫のひげが折れるのは、物理的な原因が多いといわれています。寝ている時に寝相が悪かったり、他の猫とじゃれて遊んだりして折れる事もあるんです。

 

そんな大切なひげが折れてしまっても、1本や2本などであれば何の問題もないので安心ですよ。ひげが折れる原因は、猫同士の喧嘩では良くあることで、あまり気にしなくても良いと思います。

 

一度に大量のひげが抜けても驚かないで!

一度に大量のひげが、抜けてもあまり驚かない事が大切です。猫のひげは、半年に一度くらいのペースで生え変わるので、その時に抜けたヒゲかもしれないからです。

 

このサイクルで抜けるようであれば、特に驚かなくても大丈夫です。ですがそのサイクルではない時に、大量にひげが抜けるようであれば、なんらかな病気にかかっている可能性もあるので注意が必要です。

 

そんな時は、すぐに病院に連れて行き、獣医に相談してみる事を強くおすすめします。

 

ストレスが原因で猫のひげが抜ける場合

猫はストレスを感じやすい生き物で、ストレスが原因でひげが抜けてしまう場合もあるんです。猫はストレスを強く感じると、体の免疫細胞を整える白血球が減少してしまい、免疫力が低下する事によって、ダニなどの寄生を許してしまうんです。

 

抜ける原因として、直接的な繋がりはありませんが、間接的にそのような状態になってしまいます。その為過剰なストレスを猫に与えないように、気をつけてあげる事が大切です。ストレスが酷くなると、かいたりしてして血をだし、二次感染もありえるので、注意が必要ですよ。

 

ニキビダニが原因でひげが抜けることもある!?

猫はストレスを感じるとダニに感染されやすくなります。そのダニの中でも最も多いのが、ニキビダニなんです。そのニキビダニが原因で、ニキビダニ症をおこしてしまい、ひげが抜ける直接的な原因になります。

 

そんなニキビダニ症から皮膚炎なってしまえば、脱毛や皮膚がただれてしまう事もあるので注意が必要です。ニキビダニ症にならない為にも、栄養バランスや生活環境などを整えて、ストレスフリーな環境を作ってあげる事が大切です。

 

猫のひげが焦げてくるくるになってしまったらどうすれば良い?

うちで飼っている猫が、ストーブなどの暖房の前にずっといて、ひげが焦げてしまった経験がある方もいると思います。そんな方はこの場合どうすれば良いのか、悩まされた事もあるのではないでしょうか。

 

ひげが焦げてくるくるとなってしまっても、基本的に生え変わるまで放っておくことしかできないのです。無理に引っ張ったりすると、ひげが抜けてしまう事もあるので、引っ張らないようにしないといけないのです。

 

猫のひげには優れたセンサーがあるのに、どうして焦げるのかというと、熱を感知するセンサーがない為そのような事になるといわれてます。

 

猫のひげの4つの動きで猫の気持ちがわかる!?

「猫はひげで感情を表現する」と先ほどお教えしてきましたが、ひげの動きで今どんな気持ちでいるのか知ることが出来ます。日常の生活に必要不可欠な機能だけでなく、猫はヒゲ自分の気持ちを表現していたんです。

 

そんな猫の気持ちが分かるひげの動きをお教えしていきますので、これからの猫とのコミュニケーションに役立たせてください。

 

ひげが前方を向いているとき

猫のひげが前方に向いている時は、情報を多く収集している時に見られます。障害物との距離感を探ったり、空気の流れを読んだりする際にひげを前方に向けるんです。

 

この状態の猫の気持ちは、「ドキドキ」「ワクワク」という感じです。警戒している時や緊張している時などにも、前方に向けるので注意してみてあげる様にすることが大切です。

 

ひげが後方を向いているとき

ひげが後方に向いている時は、そのシーンによって全く変わってくるんです。びっくりしたり恐怖を感じたりすると、後方にひげを向ける事もありますが、ひげを汚さない為に食事中にも後方に向けます。

 

他にも、眠っている時にもこのようにひげを後ろに向けるので、よく観察していないと、今どんな気持ちなのか分からないんです。威嚇する時も、ひげを後方に向けます。

 

飼っている猫がいきなり後方に向けた時は、怖がっているかもしれないので、よく注意してみてあげる様にすることが大切だと思います。

 

ひげが上を向いているとき

ひげが上を向いている時は、嬉しいという気持ちの表れです。また、「ほめてほしい」「遊んでほしい」などにもひげを上に向けます。

 

猫のひげは垂直ではなく、時計で表せば大体10時10分くらいを指しているのが、上を向いている証拠です。この時の気持ちは「とても嬉しい」と思っている表れなので、とにかく優しくしてあげたり、遊んであげると良いかもしれませんよ。

 

ひげが下を向いているとき

最後に、ひげが下を向いている時にはどのような気持ちかというと、とにかくリラックスをした状態なんです。なにも警戒していない時にひげを下へ向け「眠たい」「退屈」などの気持ちを表しています。

 

うちで飼っている猫に一番みられる表情で、ひげに力が感じられないので見たらすぐに分かると思います。この表情をしている時は、静かに寝かしておいてあげた方が良いですよ。

 

猫のひげに関する豆知識をチェック!

猫のひげについて、役割などといった様々な事をお教えしてきましたが、こちらではそのひげに関する豆知識を紹介していきたいと思います。

 

世界一長いひげを持っている猫は?

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2579169/Adorable-homeless-cat-thought-longest-whiskers-Britain-measure-12-INCHES.html

世界一長いひげをもっている猫は、フィンランドのメインクーンなんです。愛称はミッシーと呼ばれていて、2005年にギネス世界記録に登録されるほどの、凄い猫となっています。

 

そのひげの長さは、普通の猫には考えられない19cmもあって、まさに圧巻の長さなんです。今でもその記録は破られていないほどで、実際に見ると想像以上のひげの長さを誇ったネコとなっています。

 

猫のひげを持っていると幸運になれるというジンクスは本当?

猫のひげは、持っていると幸運になれるというジンクスがあったんです。普通の毛とは違い、あまり抜け落ちない事で、珍しいということもあって幸運のお守りとして重宝されています。

 

欧州では、「厄除け」や「金運アップ」や「恋のお守り」といった縁起のいい物として大切に扱われています。実際には気持ちの持ちようなのですが、そういったジンクスも猫のひげにはあるんです。

 

最近では、抜けたひげを大切に保管できる専用のケースなども作られているほどですので、愛猫のひげが抜け落ちたら、お守りにしてみるのも良いと思いますよ。

 

猫のひげぶくろって何?正式名称は?

猫のひげぶくろとは、猫の顔の特徴でもある「ω」この部位です。形や色などは個体差がありますが、猫のチャームポイントでもあり、ぷっくりとしたとても可愛らしいポイントとなってます。

 

実はこのひげぶくろと言われている部位は、正式名称があり「ウィスカーパッド」と呼ばれているんです。ウィスカーは英語で「頬のひげ」という意味があり、その理由でウィスカーパッドと呼ばれています。ちなみにですが、「ω」の中央辺りはウィスカーブレイクと呼ばれているんです。

 

ひげが黒い猫っているの?

猫のひげというと、白いイメージがありますが、実は黒いひげの猫も稀にいるんです。元々ひげが黒い猫もいますし、はじめは白でも後から黒に変わってくる猫もいます。逆に黒いひげが後から、白に変わるということもあるほど、あまり珍しくないです。

 

「これは病気なの?」って思う方もいると思いますが、何も問題ないので大丈夫ですよ。私の知っている猫は、白と黒の両方のひげが生えていても、元気に走り周ったりして遊ぶほど健康なので、何も問題ないんです。

 

猫のひげは絶対に切ってはいけません!

猫にとって、ひげは生活をしていく中で、必要不可欠な大切な一部なんです。そのひげを切るということは、猫を虐待していると同じようなものなのです。ですので、遊び半分でひげを切るということは、絶対にしてはいけません。

 

猫のひげには神経もあるので、切るととても痛みを感じ、逆にストレスになってします場合もあるので、そのようなことは必ずやめてください。

 

猫は元々無表情ですのでそのひげの事を知っていれば、毎日を過ごしていく中でも、猫の気持ちを知ることができ、これからのコミュニケーションの役に立つと思います。

 

これから愛猫とうまく生活していくためにも、ひげは必要な存在ですので、むやみに引っ剥たりして抜かないように注意し、より良い生活を送るように心がけると良いかもしれませんよ。










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