猫から血便が出る原因とは?考えられる6つの病気とお家で出来る予防法!




飼っている猫が、突然血便になったら驚きますよね。人間と同じく血便するという事は、体に異常があるというサインなんです。血便してもいつもと変わらずに遊んだりする猫もいますが、体のどこかに異常を表しているサインなのです。

 

今回は、血便の原因や考えられる病気などについて徹底的に追及していきたいと思います。その他にも自宅でできる予防法なども、お伝えしていきます。

 

猫は弱さを見せない生き物ですので、どんな些細な事でも注意深くみてあげないと、取り返しのつかない事になる場合もあるので血便には注意が必要です。

 

目次

猫が血便になる主な原因とは?

血便になるという事は、体が何かしらのサインを発しているという事ですので、出来るだけ早く病院に連れて行って治療するようにしましょう。

 

過度なストレスを感じている

猫が血便になる原因として、急激な生活環境や衛生環境の変化によるストレスが考えられます。猫は、敏感な生き物なのでストレスを感じると血便になることもあるんです。

 

急に食欲がなくなったり元気がなくなることもあるので、そのサインを見逃さず、ストレスの原因を排除してあげる事が大切です。他にも猫によっては、トイレをいつも綺麗にしていないとストレスが溜まり、結果として血便になる事もあるので、注意しましょう。

 

いつもより過剰に毛づくろいする事もストレスの表れですので、そのような行為を見た時は、猫が暮らしやすい生活環境や衛生環境を整える様に心がけて下さい。

 

キャットフードが合わないのかも?

キャットフードが原因で血便になることも考えられます。猫に与えているキャットフードと相性がとても悪く、消化不良、軟便や下痢になってしまい酷い時には血便になってしまうんです。

 

キャットフードが原因の場合は、はじめから血便になる事は珍しく、初期症状として「下痢」「嘔吐」「軟便」最終的に血便になる事が多いです。価格が安いキャットフードには、穀物性たんぱく質が豊富に使われており、消化不良を起こして血便になる事がよくあります。

 

穀物性たんぱく質が入っているキャットフードから、胃腸に負担のかからない動物性たんぱく質が、豊富に使われているフードに変えると、血便を改善する事もできるのでオススメです。

 

異物を誤飲してしまった場合

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異物を誤飲してしまった場合も、血便になります。猫は色々な物を誤飲してしまう事によって、急性胃腸炎になることもあるんです。急性胃腸炎になると、嘔吐や下痢をして酷くなると血便がでます。

 

「紐」「糸」「ビニール・プラスチック」「輪ゴム」「薬」などの小さな物を飲み込んでしまう事があります。エサを食べている時に間違って食べたり、遊んでいるうちに飲み込んでしまう事もあるので注意が必要です。

 

もしも、以下のような症状があれば誤飲の可能性があります。

  • ぐったりする
  • 吐こうとしても何もでない
  • 食欲がない・水しか飲まない
  • 呼吸が苦しそう
  • 痩せていく
  • 口の中が青紫に変色する
  • 下痢・便がでていない

基本的には、うんちと一緒に出てくる事がほとんどですが、上のような症状が長く続くようであれば、必ず病院に連れて行きましょう。

 

病気が原因かも!

猫が病気になっている場合は、うんちの状態を良く見てあげましょう。下痢や血便などはすぐに目で確認できますが、どのような状態のうんちが正常なのか分からないと思います。

 

体調を把握するために、うんちの状態をいつも確認してあげましょう。正常なうんちの場合は、「チョコレート色」で「硬すぎず柔らかすぎない」物が正常なうんちです。

 

体調が悪い時は、ウンチが黒や赤色に近い色をしています。すい臓系に異常がある場合には、白やグレーっぽい色をしているので、このようなウンチの場合は、注意が必要です。

 

他にも消化不良を起こしている時には、緑かかった色や黄色っぽい色をしているんです。うんちの状態を見てあげる事で、病気が悪化していないかも確認することができます。

 

便秘が原因で痔になってしまった

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便秘から痔になってしまい、血便になる事も考えられます。「痔なら安心」と思うかもしれませんが、猫の痔はとても怖いもので、最悪の場合は命を失ってしまう可能性もあるんです。

 

便秘が長期間続くと、体内に便が溜まり内臓に悪影響を及ぼしてしまいます。食欲がなくなったり嘔吐を繰り返したりもします。重症の場合、目や体に黄疸がでてきます。

 

便秘の症状

  • 三日以上うんちをしない
  • 一日に何度もトイレに行く
  • トイレでうんちのポーズをするけどでない
  • 細いうんちしか出さない
  • 食欲がない

などがあります。このような状態で血便をしていたら、便秘になっている可能性も十分に考えられるので、必ず獣医に相談するようにしましょう。

 

食物アレルギーが原因

キャットフードに含まれている成分が原因で、食物アレルギーとなり血便をする事もあります。

 

キャットフードに入っている添加物や着色料が、アレルギーの原因になる事も考えられます。人間と同じように、アレルギーをもった猫もいるので、ネコが本来摂取するべき、動物性タンパク質が豊富で、添加物や着色料が含まれていないキャットフードを選ぶようにしましょう。

 

アレルギー体質猫専用の低アレルギーフードなども作られているので、アレルギーをもっている子は、対策されたキャットフードでしばらく様子を見るのも選択肢のひとつです。

 

血便になるとどんな症状が現れる?

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どんな状態のものがあるのかを紹介していきます。もし飼っている猫が血便をしたら、必ずどんなうんちの状態になっているのかを確認し、獣医に伝えるようにしましょう。

 

便の表面に真っ赤な血がついている状態

便の表面に真っ赤な血がついている状態なら、大腸から肛門あたりが傷ついている可能性があります。ですが、便の中まで真っ赤な血がついている場合は、小腸から大腸あたりから出血していると推測できます。どちらにしても、病気になっている事も考えられるので、すぐに病院に連れて行くことが大切です。

 

考えられる病気とは?

  • 鉤虫症(鉤虫が腸に寄生し、血を吸いうんちの表面に血がつく)
  • 異物誤飲(異物を飲み込み、腸に刺さることで出血する)
  • 猫汎白血球減少症(重度の腸炎を起こし、致死率も高い病気の一種)
  • 大腸炎(食物アレルギーや細菌感染が原因で、炎症を起こす)
  • 悪性腫瘍(ポリープなどが原因で、出血する)

などが考えられていて、命にもかかわる危険な病気にかかっている可能性も十分にありますので、早めに病院に連れて行くことが大切です。

 

便自体が真っ黒な状態

便が真っ黒な状態の血便もあるんです。これは血が胃あたりで消化されることで、うんちが真っ黒い状態になります。真っ黒い便がでた時は、口から小腸の間の、うんちが排出されるかなり前の部分に異常がある可能性があります。

 

考えられる病気

  • 猫汎白血球減少症(真っ赤な血がでる事もあるが、真っ黒い便になることもある)
  • 胃の異常(食べ物によってどこかの胃に異常をきたし、胃に炎症を起こしている状態。嘔吐した物にも血が混ざる可能性もある)
  • 小腸の腫瘍(下痢・嘔吐などの症状があり、悪性のがんの可能性も考えられる)

などといった病気が考えられます。真っ赤な血便よりは分かりずらいですが、もしこのような真っ黒いうんちをしていたら、すぐに獣医に相談するが大切です。

 

軟便なうえに嘔吐を伴っている状態

軟便に血が混ざっているうえに、嘔吐を伴っている状態は、小腸や大腸などに炎症を起こしている可能性があります。炎症の原因は、主に体内に寄生した虫によって引き起こされている可能性が高いです。

このような状態の便を見たらすぐに、病院に連れて行くようにしましょう。

 

血尿を伴う状態

血便だけでなく血尿を伴う状態もあるんです。この場合、血小板減少症になっている可能性があります。猫エイズや猫白血病などが考えられ、体内の血を固める血小板が減少する事で、血がうんちやおしっこと一緒に排出されるんです。

 

もしも、このような状態であれば、一刻を争うのですぐに病院に連れていくことが重要です。ほかにも熱い季節になると、熱中症によって血尿を伴う可能性もあります。

 

酷い熱中症になると血便や血尿の他に、「失神」「痙攣」「吐血」といった症状も出てきて、最悪命にもかかわってくるので注意が必要です。この症状が出た時も、必ず治療を受ける様にすることが大切です。

 

猫の血便が出た時に考えられる6つの病気

先ほど猫の血便の状態や考えられる病気などをお教えしてきましたが、こちらではより詳しくその6つ病気について紹介していきたいと思います。

 

猫が血便をだしているということは、何かの病気にかかっているサインかもしれないので、絶対に自然治癒をしようとは考えず、必ず病院に連れて行くようにしましょう。

 

猫のトキソプラズマ(寄生虫)

まず一つ目に考えられる病気として、トキソプラズマ症です。この病気はトキソプラズマという寄生虫が体内に感染する事によって、血便になってしまいます。

 

トキソプラズマは、猫だけでなく人などの様々な動物にも感染する怖い寄生虫なんです。あまり聞いたこともないという方もいると思いますが、自然環境でも生存する事ができるため、様々な所にいる寄生虫です。

 

感染源が主に多いのは、ネズミなどといった小さい動物から感染して、それを食べる猫から猫へと感染していくんです。主な症状として血便の他に、「嘔吐」「下痢」「咳」「黄疸」などが考えられます。

 

もしこの病気にかかってしまうと、血便が出たからといって触ったりしない事が大切です。トキソプラズマ症は、うんちからも感染する事もある怖い病気となっています。

 

熱中症

熱中症を予防するためには、環境管理を徹底する事が重要です。「部屋の中を常に涼しくしておくこと」「こまめに水分補給をさせる」などを意識するだけで、熱中症を防ぐことが出来ます。

 

熱中症が酷くなると、血尿や吐血・失神・痙攣などを起こしてしまい、最悪死に至る可能性もあるので、熱中症対策をするようにしましょう。

 

猫汎白血球減少症

猫パルボウィルス感染症とも呼ばれていて、猫パルボウィルスの感染によって起こされる病気なんです。

 

真っ黒い血便や真っ赤な血便など様々な状態のうんちをするので判別が難しいとされていますが、この病気になると、食欲不振や激しい嘔吐や発熱などを伴います。

 

多頭飼いや放し飼いの猫に多くみられる病気なんです。一度感染してしまえば、直接触れずとも間接的に触れるだけでも感染してしまいます。

 

成猫では命を落とすことは、ほとんどないのですが、子猫の場合は亡くなってしまう可能性もある恐ろしい病気です。この感染を予防するためには、3年に一度、3種混合ワクチンを打ってあげる事を強くおすすめします。

 

大腸や小腸にできる悪性腫瘍(がん)

大腸や小腸にできる悪性腫瘍(がん)も、血便から考えられる代表的な病気です。大腸や小腸にできる悪性腫瘍は、転移しやすく血便だけでなく様々な症状がでてきます。

 

腸の粘膜に炎症を生じ、嘔吐や下痢や食欲不振なども起こしてしまいます。先程の猫汎白血球減少症と近い症状ですが、悪化すると血の混じった下痢をするのが特徴です。

 

嘔吐をする場合には、吐いた物にも血が混じり見ていられなくなるほど、重い症状になってしまうんです。少しでもこのような症状がみられたら、すぐに病院に連れて行くことが大切です。

 

胃の病気

胃腸炎といった胃の病気で炎症を起こしている場合も血便の原因となります。

 

吐血(とけつ)や嘔吐(おうと)する場合も多く、素人が判別するのは難しいので、異常がある場合は、獣医に相談するようにしましょう。

 

血小板減少症

血小板減少症は、猫エイズウイルスや、白血病ウイルスなどに感染する事で発症する病気です。ウイルスによって、血を固める役割を果たしている血小板が壊され、人間と同じような白血病の状態になってしまいます。

 

ちょっと体を傷つけるだけでも、出血が止まらずに出血多量で死ぬ可能性もある怖い病気です。血小板減少症になると、体から点状の出血なども現れてきて、血便だけでなく血尿などの症状も出てきます。

 

この病気を治療するには、今のところ抗生物質などを投与し、出血多量にならないように手術や輸血などを行うしか方法がありません。

 

猫の血便が出た時の検査方法と金額

検査方法や金額などを解説していきますので、参考にして下さい。

 

便検査(1000~2000円)パルボ検査(3000円前後)

血便が出た時は、「寄生虫が寄生していないか」「腸内の細菌はどうか」などを確認する為に、尿検査を行います。費用は一般的に¥1000円~¥2000円ほどです。

もしも、バルボ感染がみられた場合には、整腸剤での治療や輸液療法などを行います。この場合の金額は、¥3000円前後です。

 

血液検査(5000~10000円くらい)

血便をしたときは、血液検査もします。費用は、およそ¥5000円~¥10000円位となっています。

 

レントゲン(X線)検査(5000円前後)

猫が血便をしたときは、レントゲンなどのX線検査をする事もあります。これは、お腹の中を確認するために、必要な検査となっています。費用は、一般的に¥5000円前後です。

 

エコー(超音波)検査(5000円前後)

こちらも、お腹の確認するためには、必要な検査です。エコーをする事で、より詳しくお腹の様子を見る事ができます。エコー検査も、一般的に¥5000円前後です。

 

造影検査(10000円以上)

血便がでたら、バリウムを投与し造影検査もします。バリウムの動きによって、消化器官の状態や、腸の運動なども確認する事ができるんです。造影検査にかかる費用は、¥10000円以上する事がほとんどです。

 

内視鏡検査(20000~30000円)

血便の原因が誤飲だった場合、内視鏡検査をします。内視鏡検査は、全身麻酔をして異物がどこにあるか確認します。

金額は、およそ¥20000円~30000円ほどの費用が必要になってきます。

 

おうちで出来る5つの対策とは?

家庭でもできる予防策は、あるんです。家庭でもできる血便の対策方法をお伝えしていきますので、猫が血便をする前に、対策をしっかりと行い大切に育ててあげる事が大切です。

 

キャットフードが合っているか見直してみる

猫にあっていないキャットフードを与えていると、ストレスを感じる猫や、食物アレルギーから血便をおこす猫もいるので注意が必要です。

 

もしも飼っている猫に、穀物性たんぱく質が豊富に使われているキャットフードを食べさせている方は、血便の原因になるので、動物性たんぱく質が豊富に使われてい、着色料などが含まれていないキャットフードに変えてあげましょう。

 

定期的なワクチンや検査を怠らない

血便の元となるパルボウイルス感染症などは、3年に一度、3種ワクチンを摂取する事で予防できます。ワクチンを投与するだけでなく、定期的な検査をすることが大切です。

 

誤飲や誤食をしないように気を配る

血便を出させないためにも、誤飲や誤植をしないように気を配ってあげる事も予防になります。猫は、誤って小さなプラスチックや輪ゴムなどを食べてしまう可能性があるんです。

 

プラスチックなどを食べてしまうと、胃が傷つき血便になることも十分に考えられます。

 

誤飲を防ぐ為にも、エサや水の容器を確認し、小さな異物が入っていないか、家の中に破片などが落ちていないかチェックしましょう。清潔にして気持ちよく住める環境を用意しましょう。

 

ビオフェルミンをフードにかけて胃腸ケア

ビオフェルミンをフードにかけるのも、血便の予防になります。

 

ビオフェルミンとは、乳酸菌の塊となっていて、胃腸をケアしてくれる整腸剤の役割があります。ビオフェルミンは、錠剤タイプと顆粒タイプがあって、錠剤タイプでは猫もあまり飲んでくれませんが、顆粒タイプであればキャットフードにパラパラとかけるだけなので、家庭でも簡単にできます。

 

血便を予防するサプリメントを与える

血便を予防する、サプリメントをあげる方法もあります。1か月ほど続いた血便が、サプリメントを飲んで改善されたケースもあるので、試してみてください。

 

様々な種類があるので、悩みますよね?色んなサプリの中でも、サイリウムというサプリがオススメです。大学病院でも下痢や軟便、血便の場合にオススメしているサプリです。

 

さいごに

血便の出血が多いほど、病気になっている可能性も十分に考えられるので、血便を発見したら、必ず自然治癒をさえようとせずに、早めに病院に連れて行く事が重要です。

 

早期発見、早期治療であなたの大切な猫ちゃんの健康を取り戻す事が出来るので、気になる症状があれば獣医さんに相談するようにしましょう。










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