子猫に離乳食を与える方法と食べてくれないときの対処法6選




ママがいる子猫やママがいない子猫でも、必ず通らなければいけない離乳期があります。その離乳期に食べさせる「離乳食」を「上手に食べる事ができない」「一切食べてくれない」と悩んでませんか?

 

今回は、そんな子猫たちの為に、上手な離乳食の与え方や、食べてくれない時の対処法など徹底解説していきますので、参考にして下さい。

 

いつミルクを辞めて離乳食を始めればいいの?

子猫に与えているミルクから、離乳食へ変えていく時期を判断する事が一番難しいです。早すぎても消化不良などを起こしますし、遅すぎたら好んで離乳食を食べてくれないかもしれないからです。

 

ミルクから離乳食へ変えていくタイミングなどをお伝えしていきますので子猫を育てている場合は、参考にして下さい。

 

生後1ヶ月までは、子猫用ミルクをあげる

生後1ヶ月までは、子猫用のミルクを与えてあげてください。また、子猫にミルクを与える際には、温度や時間にも気をつけなければいけないんです。

 

子猫に飲ませるミルクの温度は、ひと肌位が適切です。与える時間は、生後何日かによって変わりますが、およそ3時間おきに与える方法が一般的です。飲ませる量は、ミルクのパッケージに記載されているので、その通り与えるようにしましょう。

 

1ヶ月を過ぎて、歯が生えてきたら離乳のタイミングです。生後1ヶ月になると、ミルクだけでは栄養が足りなくなる時期でもあるので、離乳食を与えるタイミングと言われています。

 

子猫に牛乳をあげると下痢になる?

子猫に人間が飲む牛乳をあげると、消化不良を起こしてしまい下痢になる可能性があるので、必ず子猫用ミルクを与えましょう。

 

人間が飲む牛乳は、子牛に必要な栄養がたくさん入っていますが、子猫に必要な栄養は、あまり入っておらず、栄養失調になる恐れもあります。牛乳に限らず、犬用のミルクも同じです。

 

また、子猫用のミルクには粉末タイプと液体タイプがありますが、子猫用となっているのであれば、どちらでも問題ありません。

 

子猫用ミルクがない時の代用法は?

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「子猫用ミルクが手に入らない」「急に子猫を拾った」などの緊急事態には、子猫用ミルクの代用として、温めた牛乳を飲ませてあげてください。牛乳を飲ませてはいけないと先ほどお伝えしましたが、あくまで緊急時の対応です。

 

子猫の場合は、ミルクを飲む時間が空けばあくほど命を落としてしまう可能性が高まるからです。牛乳といってもお皿に注いで、ただ飲ませるのではなく、一工夫して飲ませないと栄養を補充できないので注意が必要です。

 

子猫に与える代用ミルクの作り方

  1. 牛乳1カップを温める(※強火で沸騰をさせると、大切なタンパク質が破壊されてしまうので、弱火で丁寧に温める)
  2. 1カップに「卵黄1個」「砂糖小さじ4」を入れ混ぜる(※この時に卵白は下痢の原因となるので、必ず取る)
  3. ひと肌位になるまで冷まして飲ませる

 

あくまで、緊急時の対応ですので、以降は、子猫用のミルクを飲ませるようにしましょう。

 

どんな離乳食を与える?

離乳食を食べさせるといっても、どんな離乳食を与えれば良いのかわかりませんよね?いきなり固いキャットフードなどを離乳食として与えても子猫は食べてくれないんです。

 

万が一、食べる子猫がいても、消化不良や喉を詰まらせ窒息死をしてしまう子猫もいるので、きちんとした離乳食を食べさせる事が大切です。

 

子猫用ドライフードをふやかしたもの

市販で売られている高栄養の子猫用ドライフードを、お湯でふやかした離乳食がおすすめです。

 

子猫が必要とするエネルギー量は成猫のおよそ3倍ほどと言われているので、なるべく栄養素の高い子猫用ドライフードを与える事が大切です。最初は、あまり食べてくれので、今まで与えていた子猫用のミルクを混ぜると安心してたくさん食べてくれます。

 

ドライフードをふやかしたものを食べさせるポイントとして、しっかりと芯がなくなる位までふやかしてあげてください。芯があると、食べてくれない可能性もあります。

 

子猫用のウェットフード

ドライフードの他にも、子猫用のウェットフードがあるんです。元々柔らかく作られているウェットフードを離乳食として与えるのもオススメです。

 

子猫用ウェットフードでも食べてくれない時は、今まで与えていたミルクを混ぜてみましょう。今まで食べていた物が混ざってるだけで、安心して食べ始めるかもしれません。

 

市販の離乳食を与える

市販で売られている猫用離乳食もあります。猫が好むささみペーストで作られた物など様々なメーカーから販売されています。

 

子猫用の離乳食と書かれている物は、子猫に必要な栄養がたっぷり含まれているので、安心して与える事が出来ます。

 

子猫に与える離乳食の量は?

子猫に与える離乳食の量は、160グラム~250グラムほどが最適です。あくまで1日の目安ですので、これ以上与えても問題ありません。

 

離乳期は、子猫の成長期でもあるので、食べるだけ与えても大丈夫なんです。たまにお腹が破裂しそうなくらい食べる子猫もいますが、時間が経てば消化されるので問題ありません。

 

子猫に手作り離乳食を与えないで!

先ほどお教えした離乳食以外は、子猫に与えないで下さい。何もわからずに、オリジナルの離乳食を与えている方がいますが、

 

オリジナル離乳食を与えていると、子猫に必要な栄養を取り入れる事ができず、栄養失調や消化不良などで大切な命を失う可能性もあるので、必ず子猫用の離乳食を与えましょう。

 

子猫が離乳食を食べてくれないときの対処法6選

離乳食を与えても「食べない」場合もあります。そんな時は、放置するのではなく様々な工夫をして、離乳食を食べさせるようにしましょう。ここでは、6つの方法をお伝えします。

 

違う離乳食に変えてみる(味を変えるなど)

子猫にも「魚が好き」「肉が好き」など好みがあります。魚味を与えているのであれば、お肉味を与えてみて、お肉なら魚に変えてみましょう。

 

どの味が好みなのかを知るためには、色々な味の離乳食を並べてみるのもオススメです。嫌いな味は食べずに気に入った味だけ食べる可能性もあります。

 

温度に気を配ってみる(熱すぎず、冷たすぎず)

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食べない時は、離乳食の温度も確認しましょう。子猫の場合は、熱過ぎても食べないですし、冷たすぎても食べてくれません。

 

そんな時には、ひと肌位の温度になるように気を配ってみましょう。子猫に与えていたミルクの温度と同じくらいが最適な温度です。

 

「冷たいと不味い。熱すぎると警戒しちゃう。人肌位の温度じゃないと食べないよ!」という猫もいるので、食べてくれない場合は、温度をチェックしましょう。

 

離乳食卒業?成猫になったのかも

今まで食べていた離乳食を急に食べなくなったら、離乳食を卒業する時期なのかもしれません。生後2ヶ月位になってくると、歯もしっかり生えそろっているから、ドライフードに変えてほしい時期かもしれないからです。

 

そのような場合には、一度ドライフードを与えてみて、しっかりと噛んで食べるようであれば、離乳食を卒業しましょう。

 

人間の赤ちゃんに与えるようにスプーンなどであげてみる

スプーンや手で食べさせてみるのも一つの手段です。子猫にとって、ミルク以外は得体の知れない食べ物ですので、警戒してすぐには食べてくれない場合があります。

 

飼い主がスプーンや手などで与えれば「安心できる食べ物」と理解してくれるので、初めは、スプーンや手で子猫に舐めさせるように与え根気強く見守ってあげましょう。

 

ミルクを混ぜてみる

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いつも飲ませていたミルクを混ぜてみましょう。今までの飲んでいたミルクが含まれているだけで、安心して食べ始める事があります。

 

体調が悪いのかも

離乳食を食べない理由として、体調が悪くなっている可能性もあります。そんな場合は、「嘔吐してないか?」「下痢になってないか?」「体は冷たくないか?」など確認してあげましょう。

 

もしも体調不良が続くようであれば、病院に連れて行きましょう。必要な栄養を十分に取っていないと、栄養失調になり亡くなってしまう事もあります。

 

上手な離乳食の与え方

離乳食を食べない子猫の対処法をお伝えしてきましたが、離乳期に入る初期段階から上手に食べさせていれば、以降も好んで食べるようになるので、初期段階から食べさせるように工夫しましょう。

 

ニオイを嗅がせて慣れさせよう

人間が初めて食べる食べ物を怖がるように、子猫も初めての離乳食を怖がりますので歯が生えて離乳期になったら、離乳食の匂いを嗅がせて慣れさせます。

 

匂いに慣れさせることで、いつも嗅いでいる匂いと分かり、警戒せずに離乳食を食べるようになります。

 

子猫の口元につけて舐めさせよう

実際に離乳食を子猫の口元につけ、なめさせる方法も上手な食べさせ方です。一度なめてしまえば、これが食べられるものか子猫が判断します。

 

口の周りにつけた離乳食を舐めない場合は、綺麗に拭いてあげましょう。子猫の場合は、肌が敏感なので、放っておくと皮膚が炎症する可能性もあります。

 

最終的にはお皿から食べさせてみよう

初めは、手やスプーンなどで与えても構いませんが、徐々にお皿から食べるように慣れさせていきましょう。

 

そんなお皿の「形」「重さ」「材質」などに気を配ってあげることも大切です。たとえお皿で食べる様になったとしても、顔を突っ込んで食べることが苦手な子猫や、体がお皿の上に乗ってしまい、ひっくり返る子猫など様々です。

 

浅いお皿で、多少重みのあるお皿がベストです。材質は、ステンレスや陶器などがおすすめです。プラスチック製のお皿であれば、子猫がアレルギー反応を起こしてしまう可能でもあります。

 

さいごに

離乳期の子猫に与える離乳食について、徹底的に解説してきました。離乳期は子猫にとって、成猫になる為の大切な時期なので、子猫がたくさん離乳食を食べるように工夫してあげましょう。










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