猫は90%以上の確率で妊娠する!排卵や発情について詳しく解説




猫の繁殖力は凄い!と聞いた事があると思いますが、それにはきちんとした理由があったんです。うちで飼っている猫が「みるみるうちに増えていった」という経験がある方もいるかもしれませんね。

その猫の妊娠率は約90%以上と言われるほど、高確率で妊娠してしまうんです。私のメス猫も、知らずにいつの間にか妊娠していたという経験もあるほど、猫はすぐに妊娠してしまいます。

このように何も知らずに、オスとメスを一緒に暮らさせていたら、知らず知らずのうちに数十匹になってしまったという方も私はしっています。そうならない為にも、猫の交尾によって妊娠する訳を知っておく必要があるんです。

今回はそんなどうして猫は、「90%以上の確率で妊娠してしまうのか?」についてまとめていきたいと思います。

メス猫は年中発情する準備があるから妊娠する確率も高い

メス猫の発情の特徴といえば、猫を飼っている方なら誰もが聞いた事のあるあの「高くて大きな鳴き声」ですよね。その鳴き声を放つ事で、オス猫がそれに応える様に発情すると言われているんです。

そのメス猫は年中通して発情する準備があるから、妊娠する確率も高いと考えられいます。こちらではそんなメス猫がどうして、年中発情するのかについてお教えしていきます。

日照時間が12時間を超えると発情する

メス猫の発情期は、日照時間が関わっており、日照時間が12時間を超えてくると発情すると言われているんです。これは、春になると日照時間が伸びて発情し、その逆に冬の短い日照時間だと発情が終わります。

ですがこれは、猫の種類によっても異なっており、平均的にしておよそ12時間を超える日照時間でメス猫の発情が始まるとされているんです。

発情時期は電気でも誘発されていた

上記でもお教えしたように、日照時間はメス猫の発情と大きく関わりをもっていますが、最近では発情時期は電気でも誘発されると考えられているんです。これは、日照時間と同じように室内で12時間以上も部屋の電気をつけていることで、メス猫の発情が始まります。

このように、電気を12時間以上つけているだけでも、メス猫は発情するので飼い主の生活リズムにも多く関係してくるんです。その為か、夜型の飼い主の方のほうが、メス猫が発情すると言われています。

なるべく発情させたくないと思う方は、12時間以上の電気の明かりは控えた方が良いかもしれませんね。

毛種でも発情年齢は違う

猫の毛種でも、「発情が始まる発情年齢が異なってくる」ってご存知でしたか?短毛の猫の場合は、およそ生後7か月ほどから10か月ほどで発情が始まると言われているんです。

長毛の猫の場合にはおよそ、11か月から12か月を超えてからでないと、発情が始まらないと、いうこともあります。その成長の個体差もありますが、平均的に毛種によって発情年齢に変動があるとされいます。

ちなみに毛種だけでなく、体重も関係しているとされており、およそ2.5kg程まで増加してくると発情が始まるとも考えられています。

オス猫は発情しているメスがいればOK

上記の方でもお教えしたようにオス猫の場合は、メス猫が発情していればいつでも交尾をする事ができるんです。そのこともあってか、猫は妊娠する確率が高いとも言われています。

そんなオス猫にも発情する特徴があって、メス猫と同じように大きな声で鳴いたり、起立姿勢で壁などに尿スプレーで臭いをつける習性があります。このような行為が見られてきたら、より高い確率で妊娠する可能性があるので注意する必要があるんです。

猫は交尾排卵だから妊娠する確率が90%以上

猫はライオンやウサギといった動物と同じ、交尾排卵動物なんです。その交尾排卵機能を備えているからこそ、猫は90%以上の高い確率で妊娠すると言われています。

こちらではそんな交尾排卵について、より詳しく下記で解説していきます。

哺乳類には2種類の排卵がある

猫や人間といった哺乳類には、「自然排卵」と「交尾排卵」の2種類があります。自然排卵とは人間みたいに定期的に排卵が起こる事を言い、排卵をしたときでないと妊娠できない動物と、猫のように交尾を行った後に排卵をする交尾排卵動物に分けられるんです。

どうしてその交尾排卵動物が妊娠の確率が高いかというと、人間には排卵日がありますが、その排卵日は猫には決まっておらず、交尾をした後に排卵する特性があるからこそ、高い確率の妊娠へと繋がります。

交尾をする回数が増えるほど確率も上がる

その交尾排卵動物の猫は、交尾をする回数が増えれば増えるほど、高い確率で妊娠すると言われています。一回だけの交尾では、およそ60%の確率で妊娠すると考えられていますが、3回~4回ほど交尾する事で90%以上の確率で妊娠するんです。

1回の交尾でも十分に高い確率だと思いますが、回数を重ねるたび妊娠すると考えていても良いと思います。メス猫が一度発情しだすと10日ほど続き、その期間内に何回交尾するかによって、妊娠の確率も変わってくるんです。

多頭飼いの場合は異期複妊娠に注意

上記でもお教えしたように、メス猫は交尾の回数を重ねるたびに、妊娠する確率が高くなってきます。そんな発情期のメス猫は一匹のオス猫だけでなく、色々なオス猫とも交尾してしまい、異期複妊娠になる恐れもあるんです。

この異期複妊娠とは、一度妊娠してしまったメス猫が、また違うオス猫と交尾をする事で、複数の妊娠が成立してしまうんです。もし飼っている猫が異期複妊娠なってしまったらその分、体に負担がかかってしまいます。

その為多頭飼いをしている方は、異期複妊娠にならないように注意してあげて下さい。

栄養不足で胎子が吸収されることも

猫は高い確率で妊娠するとお分かり頂けたと思いますが、そのメス猫がもし栄養不足になっていたら、せっかくお腹に宿した胎子が吸収されてしまうケースもあるんです。

猫の妊娠率は高いですが、この胎子の吸収が原因で出産率は妊娠率より低いと言われています。栄養不足が主な原因ですので、妊娠した大切な子猫を守るためにも、ちゃんとした栄養のある食事を取らせる事が大切です。

猫によっては妊娠する確率が低くなる!?

高確率で妊娠すると言われている猫ですが、そのメス猫によっては妊娠する確率が低くなるんです。飼い主の中には、「去勢や避妊などをしていないのに妊娠をしない?」と不安に思っている方もいると思いますが、これにはちゃんとした理由があったのです。

妊娠する確率が低くなる猫の原因を、下記でお教えしていきますので、愛猫を妊娠させたい方は必ずチェックしておくことをお勧めします。

交尾の相性が悪い

オス猫とメス猫の交尾の相性が悪い事で、妊娠する確率が下がる原因にもなります。これは人間と同じように、猫にも好みがあり、気に入らなければ交尾を受け入れない事もあるんです。

そんな場合には、オス猫とメス猫の距離感を縮める為にも、無理やり引っ付けると逆効果にもなりかねないので、長い目で見守ってあげる必要があります。私の知っているメス猫も、2年ほど妊娠はしませんでしたが、最近ようやくオス猫を受け入れてくれましたよ。

立場がメスのが上

うちで飼っているオス猫よりもメス猫の方が立場が上の時でも、交尾をしない事もあります。これは猫の習性からくるもので、先にメス猫を飼っている家に多いと言われています。

猫はテリトリー争いがあり、新しくきたオス猫に対して、自分の縄張り入ってきたことから立場的にメスのが上になり発情しても、交尾をしないと考えられているんです。

そのような場合には、同じように飼い主が愛情を注いであげると、多少時間はかかりますが、テリトリー争いをせず、交尾をし妊娠してくれると思います。

猫の交尾対象が飼い主になる事も

妊娠が低くなる確率として、メス猫の交尾対象が飼い主になる事も考えられます。飼い主への愛情が強すぎて、発情しても他のオス猫と交尾をせずに、飼い主にずっと寄り添う猫も中にはいるんです。

猫の体に原因がある

最後になりますが、妊娠する確率が低くなる原因として、猫の体に何らかの原因があるかもしれません。メス猫の場合は、卵巣や子宮など妊娠する為に必要な機能に、問題を起こしていることも考えられます。

それはメス猫だけでなく、オス猫にも考えられる事で精巣にも原因があるかもしれないので、交尾をしていても妊娠していない時には、一度獣医に相談してみる事が大切です。

 

猫はとても妊娠する確率が高い生き物ですが、稀にこのように何らかの原因で妊娠する確率が低くなることもあるんです。どちらにせよ、一度妊娠してしまえば、2ヶ月で4匹~6匹ほどの子猫が生まれる事になります。

その子猫たちを「しっかりと育てていけるのか」「貰いてはいるのか」などを、十分に考えてからメス猫を妊娠させる事が重要なんです。ただ子猫が可愛いからといって、妊娠させていると生まれてくる子猫たちが不幸にもなりかねないので、その事を必ず理解してから妊娠させるようにして下さい。










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