猫の甘噛みは精一杯の感情表現の現れだった!その意味や理由とは!?




猫を飼ったことがある方なら一度は経験がある甘噛みには、無表情な猫の精一杯の感情の表れだったのです。遊びながらじゃれている時や、ゴロゴロと喉を鳴らしながら甘噛みしてくる時などには、ちゃんとした意味や理由があります。

今回はそんな猫の甘噛みについて、徹底的に解説していきます。猫によっては甘噛みといっても痛い場合もありますが、その意味や理由を知ることで、これからの猫とのコミュニケーションをより深める事ができるを思いますよ。

猫が甘噛みする理由とは!?

飼っている猫を撫でていると、急に噛んでくるといった経験を一度はしたことがあると思います。「怒っているのか?」「嫌われているのか?」など不安になる方もいるのではないでしょうか?

ですがこの甘噛みには、いくつかの理由があったんです。その甘噛みをする理由を知ると、よりこれからの愛猫との関係を深める事ができると思いますよ。猫が甘噛みをする主な理由は、以下の事が考えられますので、飼っている猫がどのような時に甘噛みをしてくるのが、一度確認してみてください。

飼い主への愛情表現

甘噛みをしてくる一つ目の理由は、飼い主への愛情表現の現れです。2匹以上飼っている方なら一度は見たことがあると思いますが、親猫や兄弟同士で噛みあっているのは愛情表現の一種なんです。

これを飼い主にする事で、「甘えたい」「信頼している」「大好き」などといった感情を表現しています。頭やおなかなどを撫でていると、急に甘噛みしてくる際には、このような感情を表していると考えられています。

狩猟の本能でウズウズするから

猫は昔から狩猟をしてきて生きてきた動物ということもあり、その本能がウズウズして甘噛みする事もあります。これは手がおもちゃや獲物に見えてしまう事で、噛んでくると言われています。

猫にとっては「遊んでくれるのか?」「遊ぼう!」などの表現をしているようです。猫じゃらしなどで遊んでいると、体を低くかがめ尻尾をフリフリしている光景を、見たことがあるますよね?これも野生の本能からくる仕草なんですよ。

赤ちゃん返りで甘える

猫が赤ちゃん返りして甘える時も、甘噛みをします。これは吸いつき行動とも呼ばれていて、飼い主の事を母親と思い、指をおっぱい代わりにして「チュッチュッ」と吸うように甘噛みしてくるんです。

指だけでなく飼い主の臭いがついた布団や衣類などにもする事があり、おっぱいを吸うようにフミフミしながら甘噛みする子もいるんです。ですがこの甘噛みによって、衣類や布団などを噛む事で誤飲してしまい、消化不良などの危険性もあるので注意が必要です。

もし何らかの物を誤飲していまった時には、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。

触って欲しくない時も甘噛みをする

甘えたい時や遊んでほしい時も甘噛みをしますが、猫は触ってほしくない時も同じ様に甘噛みをするんです。猫は元々気分屋の性格がほとんどで、甘えてきたにも関わらず撫でられ過ぎると「触るな」「うっとうしい」などを表現して甘噛みをしてくる時もあります。

判別は非常に難しいと思いますが、触ってほしくない場合には、甘噛みをした後に直ぐに逃げる様にしていくので、わかるとと思いますよ。これは猫に嫌われたわけではないので、安心して良いと思いますよ。

私の知っている猫も、ゴロゴロと甘えてきたと思ったら、急に甘噛みをして走るように逃げていき、その数分後にまた甘える事もあるほど、猫は気が変わりやすい生き物なんです。

ネックグリップによる噛みつきもある

ネックグリップとは、交尾をする際に首に噛みつく行動の事をいい、メス猫の動きを抑える為にする習性が、甘噛みする要因の一つと言われています。このネックグリップは、オス猫特有なものですので、メス猫にはないとされているんです。

発情したオスによく見られますが、去勢したオスにでも本能で、飼い主の行動を抑制しようとすることもあるんです。この時には、「そこから動くな」「離れないで」などの表現をしていると思われます。

獲物を仕留めている気分かも

猫は元々肉食動物なのはご存知だと思いますが、その本能に血が騒ぎ獲物を仕留めている気分の時も甘噛みをしてきます。飼い主の指や足を、獲物代わりにしていることもあるんです。

そんな時にはいつもより強く噛んでくるので、多少痛いかもしれないので気をつけてくださいね。味わうように何度も噛んでくる恐れもあるので、我慢していると怪我の元ですよ。

猫の甘噛みの後のぺろぺろやキックは何?

飼っている猫が、甘噛みをしてきた後にする「ぺろぺろやキックはなんだろう?」って気になった方もいるのではないでしょうか?それにもちゃんとした理由があったのです。

こちらではそんな猫が甘噛みをした後にする「ぺろぺろ」や「キック」などについて解説していきたいと思います。

ぺろぺろは信頼の証

猫が甘噛みをした後に、ぺろぺろとするのは飼い主を信頼している証です。これはグルームングと呼ばれるもので、自分以外の親しい相手にだけする行為なんです。

飼っている方なら一度は見たことある毛づくろいには、噛んで毛を手入れしていることがあります。これと同じように、信頼できる相手にだけ、甘噛みの後に噛む習性が猫にはあるんです。

グルーミングされている時に、痛いからといって怒ってしまうと、せっかくの信頼関係が崩れてしまう事もあるので注意してあげて下さい。

キックは遊びたい時や不機嫌な時にやる行為

私も何度も経験したことがありますが、お腹をなぜていると手を抑え、甘噛みしながら何度もキックしてくるあの行為は、遊んでほしい時や不機嫌な時にやる行為なんです。

その2つをどうやって判別するかというと、遊びたい時にはしばらくの間甘噛みしてきますが、不機嫌な時だとその場からすぐに居なくなるので、わかるとと思います。

キックされるときに、猫の爪が伸びていたら怪我をする恐れもあるので、必ず週に一度は爪を切ってあげる事をお勧めします。

甘噛みと一緒にスリスリをする猫も

猫の中には、甘噛みと一緒にスリスリをしてくる猫もいるんです。これは甘えの一種で、飼い主への愛情表現を表している行為です。ゴロゴロと喉を鳴らしながら、甘噛みした後にスリスリしてくる仕草は、とても愛らしくて可愛い猫の特権ですよ。

噛むと痛い!猫の甘噛みをなおしたい時は!?

猫の甘噛みといっても痛いときもあって、なおしたいと思っている方もいるのではないでしょうか?猫にとっては、精一杯の感情表現だったとしても、痛くて我慢できないということもあると思います。

そこでこちらではそんな甘噛みを直したいと考えている方の為に、その甘噛みをなおす方法をお伝えしていきます。ですが、猫は甘噛みをする事で何かしらの表現をしているということを、十分に踏まえたうえでこの方法を試してください。

飼い主が痛いと叫ぶ

一つ目の甘噛みをなおしてもらう方法として、飼い主が痛いと叫ぶ事でやめてくれる猫もいます。これは一回だけでなく、甘噛みをしてくる度に痛いと叫ぶ事で効果があるんです。

飼い主への愛情表現をしている時には、甘噛みをやめて噛んだところを、ぺろぺろと舐めてくれる猫も中にはいますよ。猫に甘噛みを痛いと思わせる事で、猫にも効果のある方法です。

あえて口の奥に指を入れる

猫が指に甘噛みをしてきた時に、あえて口の奥に指を入れるのも効果的です。奥に指を入れる事で、猫自身に「苦しい」という思いをさせ、甘噛みは苦しいと感じさせる事ができるんです。

ですがこの方法をしつこく何度もしていると、「飼い主にいじめられている」と思われる事もあるので注意が必要です。その他にも、苦しい事から力いっぱい噛んでくる猫もいますので、手を傷つけてしまう可能性もありますよ。

猫同士で噛みあわせる

多頭飼いをしている方なら、猫同士で噛みあわせるのも一つの方法です。お互いに甘噛みをさせあう事で、噛む事は痛いとわからせる事ができますよ。

この方法は多頭飼いでしかできませんが、一匹だけの場合は猫の尻尾を顔にもっていって、自分で甘噛みさせるのも、痛いとわからせる事もできるんです。

私の知っている猫もこの方法で、あまり甘噛みをしなくなったので、効果があると思いますよ。

甘噛みしたら撫でるのをやめる

甘噛みをしたら、撫でるのをやめるのも効果的です。猫は飼い主に甘えたい時に、ゴロゴロと喉を鳴らしながら、甘噛みをしてくることがありまが、この時に撫でるのをやめる事で、「甘噛みをしたら構ってもらえない」ということをわからせるんです。

この方法のポイントとして、甘噛みをしたら撫でるのをやめ、甘噛みをやめたら撫でるといった流れで、この方法を試してみる事をお勧めします。

叩くなどのしつけはNG

甘噛みをやめさせるしつけだからといって、叩くなどといった行為は絶対にやってはいけません。叩くという行為は、猫にとって非常に恐ろしい事なので、今まで懐いていたのに、そばに寄らなくなる事もあるんです。

特に頭を叩くということは、絶対にしないで下さい。猫の頭を叩いていると、脳出血などを起こしてしまい、酷い場合にも命を落としかねない事もあるので、しつけだからといって叩くということは、絶対にしてはいけないんです。

よく遊んであげるのも◎

猫じゃらしといったおもちゃで、よく遊んであげる事で興味を手からおもちゃに移す方法も効果があります。本能の表れで甘噛みをしてくる時には、この方法で気をそらす事ができますよ。

ですがこの方法は、一時的な効果ですので、また甘噛みをしてくる可能性も考えられます。その場合には、猫が疲れるまで遊んであげると、「遊びたい時にだけする合図」としてしつける事もできるんです。

息を顔にめがけて吹きかける

甘噛みをしてきた時に、息を顔にめがけて吹きかけると猫がびっくりしてやめてくれます。ほとんどの猫はこの方法で、嫌がるので「甘噛みはいけない事」と教えられることができるんです。

嫌がるのを面白がってやり過ぎてしまうと、飼い主の事を嫌う事もいるので注意が必要です。

番外編!猫の甘噛みの他にも愛情表現はあった

最後になりますが、猫の甘噛みは様々な表現をする為にするのは、お分かり頂けたとおもいます。主に飼い主への愛情表現の表れとして、甘噛みをしてくる子がほとんどですが、その甘噛みの他にも猫は色々な行為で愛情表現をしていたんです。

こちらでは、そんな甘噛みの他の愛情表現をした行為を、番外編にはなりますがお伝えしていきます。この行為をわかる事で、猫との信頼関係をより深めることができると思いますよ。

ずっとついて歩く

飼っている猫が、部屋を歩き回るたびにずっと後ろをついて歩くのも愛情表現の現れです。これは飼い主の事を、母猫のように慕っているからと考えられています。

飼い主への愛情が強すぎて、「どんな時でも離れたく」って思っているからずっとついて歩くんです。

おもちゃを飼い主に差し出す

飼い主に、遊んでいるおもちゃを差し出すということは、野生の猫が獲物を差し出すと同じように、忠誠を表している行為なんです。元々猫は単独で生活する生き物ですが、その獲物を差し出すということは、飼い主をボスと思っているからと考えられています。

もしそのような物を差し出してきたら、いっぱい遊んであげたり、喜んであげると、猫も嬉しい気持ちになると思いますよ。

フミフミしてくる

猫のフミフミは、甘噛みと同じように子供返りして甘えている行為なんです。これは、母猫からミルクをもらっていた事を思い出してする行為と言われていて、飼い主の事を母猫と認識しているからこのような事をしてくるんです。

たまにフミフミが下手で、爪を立ててしまう子もいるので、引っ掻かれないように注意してください。

鼻キスであいさつをする

鼻キスは猫にとってのあいさつと考えられていて、それを飼い主にするということは、「元気かな?」と気にかけてくれている表れなんです。

鼻キスは、飼い主の鼻に自分の鼻を寄せてくる子もいますが、猫によっては「頬」や「あご」などに鼻キスしてくる猫もいます。どの鼻キスも、挨拶をしている行為ですので、その時は猫にもきちんと挨拶をしてあげる事が、信頼関係を築き上げるにも大切なんです。

このように、甘噛み以外にも猫は様々な行為で、飼い主への愛情表現をする生き物なんです。猫によっては甘噛みといっても痛い事もありますが、それはあなたの事を好いている証拠です。

その行為を痛いからといって、断り続けていると嫌われていると勘違いしてしまう子もいるので注意が必要ですよ。甘噛みはなるべく受け入れるようにしてあげる事をお勧めしますが、その痛さの度合いによっては、先ほどお教えした甘噛みをなおす方法で、甘噛みを控える様にするのもいいかもしれませんよ。










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