猫種の中でも可愛らしさトップクラス！マンチカンの性格や特徴を知ろう！

マンチカンと言えば、手足が短い事で知られている猫種ですよね？そのキュートでぬいぐるみのような、可愛らしい容姿が他の猫にない魅力が溢れている事から、猫の人気ランキングの中でも常にトップクラスに入っているんです。

そんな人気トップクラスにランクインしているマンチカンの歴史をたどると実は、猫種の中でも血統書に認定されたのは浅いってご存知でしたか？手足が短いからといっても、他の猫種と同様に俊敏に動く事も出来ますし、何よりとても賢いので初めて猫を飼う人にも飼いやすいと言われています。

今回はそんなマンチカンについて、性格や特徴などを徹底的にお伝えしていきたいと思いますので、これからマンチカンを飼いたいと考えているあなたは必見ですよ。

猫界のダックスフンドと呼ばれるマンチカンの歴史

マンチカンはその手足が短い事から、猫界のダックスフンドという異名をもつほどの、ピコピコと歩く愛らしい容姿がたまらない猫種です。そんな可愛らしい体をしたマンチカンには、どんな歴史があったのか分からないあなたの為に先ずはじめに、マンチカンの歴史について詳しくお伝えしていきます。

マンチカンがどのように生まれてきたのか歴史を知ることで、これから飼いたいあなたや飼っているあなたの参考になると私は思います。

手足が短い猫を初めて発見したのは1940年頃

マンチカンが血統書に認定されたのはまだ浅いと先ほどお伝えしてきましたが、実はその前から手足が短い猫が発見されていたんです。手足の短い猫を初めて発見したのは、イギリスで1940年頃に見つけた猫が初めてだと言われているんです。

その後に、ロシアやアメリカなどの様々な国で、手足の短い猫を発見した報告があるという諸説があったと考えられています。

トレーラーの下で保護した猫がマンチカンのルーツだった！

上記でお伝えしてきたように、手足の短い猫は様々な国で発見された諸説があるのですが、一番初めにマンチカンのルーツとなったのは、1983年にトレーラーの下で保護した猫だったそうです。

元々は野良猫だった手足の短い猫をアメリカのルイジアナ州で保護し、本格的な養殖を始める事で、マンチカンが生まれたと言われています。

マンチカンに初めて名づけられた名前はブラックベリー

そんな祖先のマンチカンには、初めて名づけられた名前が実はあったのです。そのトラックの下から保護されたメス猫の名は、ブラックベリーと名付けられたそうです。

やがてブラックベリーが子猫を出産するようになり、その中の子猫の半数が手足の短い猫だったんです。

ちなみにそのブラックベリーと名付けられた猫はすでに妊娠していて、生まれてきた子猫の半分が短足だった事から、養殖を始められたという説もあります。

血統書の猫種に認定されたのは1995年

マンチカンが血統書に認定されたのは、祖先のマンチカンが発見された15年後の1995年だったそうです。世界的にも権威のある血統書の登録機関のTICA（ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション）から、マンチカンは認定されました。

マンチカンといっても様々な種類がありますが、マンチカンの歴史の上で様々な猫種と交配されてきた為、長毛や短毛のマンチカンも入れば、あらゆるすべての色や柄も、TICAで認められ血統書に認定されているんです。

名前の由来はオズの魔法使いに登場するマンチキン

そんなマンチカンと呼ばれるようになった由来は実は、あの有名なオズの魔法使いに登場するマンチキンからだったのです。マンチキンを英訳すると、小さい人や子供という意味があり、その手足の短い見た目のとおりに、マンチカンはとても小さく見えるので、名前の由来になったのも納得できますよね。

マンチカンは突然変異から生まれた猫だった

「マンチカンはどうして手足が短いの？」と疑問に感じた事はないでしょうか？私もマンチカンの歴史を知るまでは、人間によって遺伝子操作で短くされたと思っていましたが、実はマンチカンは突然変異から生まれた猫だったんです。

はじめは研究者たちも、なぜ手足が短いのか疑問に思ったことから、マンチカンは研究の対象になり、結果的に遺伝子の突然変異だと分かったそうです。手足が短いのは足に障害があるのではなく、身体は健康体で遺伝子の突然変異以外は何の問題のない愛らしい個性をもった猫種が、マンチカンなんです。

短足の種類は全体の約3割

マンチカンと言えば手足が短いイメージがありますが、実はその短足の種類は全体のおよそ3割しかいなかったんです。残りの7割のマンチカンは、一般の猫と変わらない足長だったんですよ。

上記でもお伝えしたように、遺伝子の突然変異で生まれてくるマンチカンはいまだに不安定な要素が高い為、そのような手足の長い種類も生まれてくると考えられています。

たとえ足長のマンチカンだからといってもどちらの種類も、マンチカンの猫種として血統書に認定されているので安心して下さい。確かに手足の長い子より、手足の短いマンチカンの方が価格は高いですが、根本的な気質は変わらないので、手足の長い子も私はお勧めします。

そんなマンチカンの価格は、手足の短い子でおよそ￥15万円～￥35万円ほどで、手足の長い子で、￥5万円～￥10万ほどとなっているので参考にしておいて下さい。

マンチカンの中でも主な猫種は4つのタイプがあった

マンチカンは手足の長い猫もいれば、手足が短い猫もいますが、そのマンチカンの中でも、実は猫種は4つのタイプがあったんです。こちらではそんなマンチカンの4つのタイプについて、お伝えしていきますので、これからマンチカンを飼いたいと思っているあなたは、是非参考にしておいて下さい。

純血種

純血種は最もスタンダードのタイプで、突然変異で発見された遺伝子をそのまま受け継いだマンチカンです。純血種はセミコビーやコビーとも呼ばれていて、短い手足と体に比べ、丸みを帯びたやや短い尻尾が特徴的なタイプです。

純血種といっても長い歴史の中で、様々な猫と交配してきたため、毛色や柄なども色々いますよ。

キンカロー

キンカローは、マンチカンとアメリカンカールの交配によって生み出されたマンチカンです。短い手足と、カールした耳がとても可愛らしい特徴をもった猫種ですよ。

ちなみにキンカローの名前の由来は、キンキー（縮れた）とローレッグス（短足）の単語をとり、キンカローと名付けれたそうです。

スクークム

スクークムは、マンチカンとラパームの交配によって誕生したタイプです。ラパームの特徴でもあるカーリーヘアを受け継いだマンチカンで、そのタイプによってはヒゲなどにもカールしている猫もいますよ。

メヌエット

メヌエットは、マンチカンとペルシャ猫やヒマラヤン、エキゾチックショートヘアなどと交配し、生まれてきた猫の事を言います。とてもゴージャスな毛と、手足の短さが特徴的で、その見た目は可愛らしさにエレガントさをかけあわせたような容姿をしているんです。

マンチカンの特徴

猫界のダックスフンドと呼ばれるほど、マンチカンの最大の特徴はなんと言っても手足が短い事ですよね。しかし手足が短い他にも、マンチカンならではの特徴があるんです。

こちらではそのマンチカンならではの、特徴についてお伝えしていきます。マンチカンはどういう猫なのか知っておくことで、これから飼いたいと思っているあなたの参考になると思いますよ。

毛種は2つタイプある

マンチカンの毛種のタイプは、短毛と長毛の2つタイプがあります。他の血統書に認定されている猫種のほとんどは、短毛か長毛のどちらかなのですが、マンチカンに限っては、どちらも認められているんです。

その理由は、様々な猫種との交配によって生まれてきたため、毛の長さに関わらず認められていたんです。

柄やカラーも豊富

マンチカンは毛の長さだけではなく、柄や毛色のカラーも豊富ですべて認められているんです。これは、養殖の際に交配する猫種の指定がない為、様々な猫が選ばれいた理由があったのです。

そのマンチカンの毛のカラーは、「レッド系」「クリーム系」「シルバー」「キャリコ」「ブラック」「カメオ」「ホワイト」「ブルー」「タビー」など様々な色柄系のマンチカンもすべて認められています。

足の長さは3つのタイプに分けられる

マンチカンと言えば、手足が短い特徴がありますが、実はその足の長さは3つのタイプに分けられていたんです。

先ず1つ目のタイプは、「スタンダード」と呼ばれるタイプで、タイプの中でも最も人気のある手足が短い、いわゆる短足のタイプです。

2つ目のタイプは、「スーパーショート」と呼ばれるタイプで、短足よりも少し足の長い、中足のタイプですよ。

最後の3つ目はラグハガーと呼ばれているタイプで、マンチカンの中でも長い手足をしたタイプですので、参考にしておいて下さい。

平均体重はおよそ4㎏

マンチカンの平均体重はおよそ4㎏となっており、一般の猫に比べると比較的に軽い特徴があります。成猫にでもこの位の体重にしかならないのですが、メス猫だともっと軽いおよそ3㎏ほどにしかならないと言われているんです。

しかし私の知っているマンチカンでは、一般的な猫よりも重いおよそ6㎏ほどになる子も実際にいるので、マンチカンの体質によって異なってくるという事を知っておく事も大切ですよ。

マンチカンの体質上、少し太りやすくなっている場合は、ある程度の運動と食事の管理を行ってあげないと、肥満になる可能性もあるので、十分な注意が必要です。

マンチカンの平均寿命は11年～13年

マンチカンの平均寿命は11年～13年と、一般的な猫種に比べるとやや短いんです。原因は定かになっていませんが、遺伝子の突然変異が関係していると考えられています。

ですが私の知っている猫は平均寿命をはるかに超える、17年も長生きしたマンチカンもいるので、すべてのマンチカンというわけではないと私は思います。長生きしてもらう為には、普段からしっかりと体調管理などをしてあげる事も大切ですよ。

運動神経は抜群

マンチカンは一般的な猫に比べ、足が短いのでジャンプ力には限りがありますが、短い足にも関わらずとても筋肉質で、運動神経は抜群だったんです。私も実際に見るまでは信じられませんでしたが、見た時はその意外さにびっくりした経験があります。

低い姿勢で部屋中を走りまわる姿は、短足とは思わせないほど俊敏な動きをするんです。猫のスポーツカーと呼ばれるのも、納得がいくほど運動神経が抜群なんですよ。

人間のように2本足で立つ子も中にはいる

マンチカンは足の長さに比べると尻尾が長く、その尻尾を直立てした状態で、バランスをとり人間のように、2本足で立つ子も中にはいるんです。足が短いと体の重心がとりやすい事から、2本足で立つことを可能にしたと考えられています。

その2本足で立つ姿は、とても愛くるしく思えるほどキュートで可愛らしいんです。マンチカンの中には、2本足で立った状態から、歩くことができる子も実際にいるんです。

マンチカンを飼っているあなたでも見たことがない場合は、その子が立った時の身長に合わせた高さで、水や餌などを与えてあげると立ってくれる事もあるので、是非参考にしてみて下さい。

猫初心者でも飼いやすいと言われるマンチカンの性格

マンチカンはその愛くるしい容姿だけでなく、とても賢い猫種な事から、マンチカンを飼っているあなたならお分かりしているように、猫をはじめて飼う猫初心者でも飼いやすいと言われているんです。

こちらではそんなマンチカンの性格についてお伝えしていきますので、参考にしておいて下さい。下記をご覧になる事で容姿だけでなく、その性格にもマンチカンの魅力を感じるかもしれませんよ。

好奇心が旺盛

マンチカンは様々なものに興味をもつと言われていて、家の中のあらゆるもので遊ぶのが大好きなんです。好奇心が旺盛なので、おもちゃで遊ぶ事も大好きですし、犬などといった他の動物を飼っている場合は、そんな動物にも興味を示し仲良く遊ぶ事もあります。

しかし好奇心が旺盛という事もあり、家の中を探索して入ってはいけないポイントに入ってしまう事もあるので、十分に注意してあげて下さい。

甘えん坊で人懐っこい

またマンチカンはとても甘えん坊で人懐っこい性格の持ち主なため、飼い主のあなたにべったりとくっついて甘えてくることもあります。歩いていればいつの間にか、足元でスリスリしていたり、座っているだけでも足の上にあがってきて、甘える事もあるんです。

他にも人懐っこい性格な為、家に来客などの見知らぬ人が来たとしても、怯えずすぐにうちとけてくれます。甘えん坊の性格は、メス猫よりも比較的にオス猫の方が多いと言われているので、甘えん坊のマンチカンを欲しいあなたは、是非参考にしておくのも良いと思いますよ。

とても穏やかで優しい

マンチカンの性格は個体差ももちろんありますが、とても穏やかで優しい性格な子が多い傾向があるとされているんです。飼い主だけでなく、他のペットとも仲良くできることから、猫種の中でも多頭飼いにも向いていると言われているんです。

穏やかな性格を持っている傾向は、メス猫よりもオス猫の方が多いとされていますが、今まで生活していた環境でも大きく左右されますので、そのような性格の子を飼いたい場合は、「どんな環境で生活していたのか？」「どのように育てられてきたのか？」などを事前にチェックしておくことも大切です。

臆病な面もある

マンチカンは上記でお伝えしてきたように、好奇心が旺盛な性格ですがその反面、用心深く臆病な面もあります。臆病な面もある事から、しつけの為だからといって、叱ったり叩いてしまうと、飼い主のあなたに怯えてしまい、近づかなくなる事も実際にあるので、そのような行為は絶対にやめてあげて下さい。

もししつけをする場合には、叱ったり叩くのではなく、優しい声で繰り返し注意してあげるだけでも、マンチカンは賢いので分かってくれると私は思いますよ。マンチカンとの信頼関係を崩すきっかけにもなりかねないので、気をつけなければいけないのです。

お留守番が得意な性格が多い

マンチカンは甘えん坊で人懐っこい性格の持ち主ですが、頭もとても賢いので、お留守番が得意な性格が多いとされているんです。私の知っているマンチカンも飼い主が留守中でも、一人で遊んでいたり、お昼寝したりして飼い主が帰ってくるのをきちんと待っていてくれましたよ。

しかしマンチカンの子猫の場合は、好奇心が旺盛な子も多いので、お留守番中にいたずらしたりして部屋の中を荒らす事もあるので注意が必要です。そのような子をお留守番させる場合には、事前にいたずらされそうな物を隠す事も大切なポイントです。

しつけはあまり難しくない

マンチカンがどうして猫初心者にも飼いやすいと言われるのかというと、人懐っこい性格の持ち主であったり、穏やかで優しい性格であるのも一つの理由ですが、何より頭がとても賢いので、しつけはあまり難しくないんです。

飼い主がダメといった事を十分に理解し、イタズラやトイレの失敗などをしなくなりますし、爪を研ぐ場所などもきちんと指定した場所でしかしなくなるほど、賢い性格の持ち主なのです。

ですが、上記でもお伝えしたように、子猫の場合は好奇心が旺盛な子も多いので、イタズラをしてしまう事も十分に理解し飼う事も大切です。またマンチカンの性格にも個性がある為、今までお伝えしてきた性格と違う猫も中にはいるかもしれませんので、参考にしておいて下さい。

猫種の中でもマンチカンがかかりやすい病気はあるの！？

アメリカンショートヘアやペルシャなど様々な猫種がいる中でも、マンチカンがかかりやすい病気があったのです。

猫種の中でもマンチカンは、はじめにもお伝えしてきたように様々な猫種と掛け合わせているので、遺伝的にかかりやすい病気はないのですが、ただ胴長短足の体型をしているので、関節や骨などに関する病気には注意しなくてはいけないのです。

そんなマンチカンがかかりやすい病気は、「椎間板ヘルニア」「毛球症」「猫伝染性腹膜炎」「外耳炎」「遺伝性骨形成異常症」などが考えられます。下記ではその症状などについてお伝えしていきますので、マンチカンの病気の早期発見に繋げる為にも、必ず最後までチェックしておくことが大切ですよ。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間にある椎間板が、何らかの原因で変形したり飛び出したりしてしまい、脊髄を圧迫してしまう病気なんです。人間や胴長短足でも知られているダックスフンドなども、この病気にかかることがある位、珍しい病気ではないんです。

椎間板ヘルニアの症状は、足を引きずるように歩いたり、急にその場から動かなくなるといった症状が現れてきます。椎間板ヘルニアを放っておくと、失禁などの症状が見られ最悪の場合、歩けなくなることも考えられるので、もしこのような症状が見られた時には、直ぐに病院に連れて行くようにしましょう。

傾度の場合は抗炎症の投与や非ステロイドの投与などで治療をしますが、重症化してしまうと、手術を必要とする病気なので注意が必要なんです。

毛球症

毛球症はグルーミングなどの毛づくろいをした事によって、その毛を飲み込んでしまい腸や胃などの消化器官に溜まってしまう病気です。自らのみ込んでしまった毛が溜まってしまう事で、「食欲激減」「嘔吐」「下痢」「便秘」などの症状が現れてきます。

軽度の場合は、毛玉除去剤を使い、毛玉を体外に排出するのですが、重症化してくると腸閉塞などを引き起こしてしまう事も考えられるので注意が必要です。

この毛球症はマンチカンの中でも短毛の種類より、長毛の種類にかかりやすいと言われているので、特に気をつけてあげてください。

猫伝染性腹膜炎

猫伝染性腹膜炎はマンチカンだけでなく、多くのな湖が持っていると言われているコロナウイルスが、突然変異してFIPウイルスに変わる感染性疾患の病気です。コロナウイルスが突然変異する原因は、ストレスが多いと考えられています。

猫伝染性腹膜炎にかかってしまうと、高熱や黄疸、腹水（お腹に水がたまる）などといった症状が現れてきます。根本的な治療法は難しいとされている病気で、ステロイド剤や抗生物質の投与などで対処法が行われるんです。

コロナウイルスの突然変異を防ぐためにも、出来るだけストレスを与えない環境を作ってあげることか最も大切だと私は思います。

外耳炎

外耳炎は、耳の外耳道に炎症を引き起こしてしまう病気です。引き起こす原因は、ダニや真菌、細菌やアレルギーなど様々な物から発症してしまうと考えられています。

外耳炎にかかってしまうと、「耳をかゆがる」「耳から異臭がする」などの症状が見られます。外耳炎にかかっている事を知らずに放っておくと、中耳炎や内耳炎などを引き起こす可能性も十分に考えられるので、何より早期発見が大切なんです。

遺伝性骨形成異常症

マンチカンは様々な猫種と交配し生み出された猫種ですが、そのマンチカンの中には耳折れが特徴的なスコティッシュフォールドとの交配種もいます。スコティッシュフォールドとの交配種のマンチカンはとても可愛い事から、非常に人気がありますが、スコティッシュフォールド特有の遺伝疾患を、そのまま受け継いでしまったマンチカンも実際に存在しているんです。

その遺伝疾患は、遺伝性骨形成異常症と言われていて、骨が変形したり軟骨が増えるなどの症状が見られるんです。遺伝性骨形成異常症は2歳くらいのうちに発症すると考えられていて、変形した骨の完治も難しい病気だったんです。

マンチカンとスコティッシュフォールドとの交配種はとても可愛いですが、そのような病気にかかる可能性もあるという事を、十分に理解したうえで飼う事が大切です。

このように猫種の中でもトップクラスの可愛らしさを誇ったマンチカンでも、かかりやすい病気があり、放っておくと重症化してしまう事も実際にあるんです。私の知っているマンチカンは、遺伝性骨形成異常症を引き起こしてしまい、今でも鎮痛剤を与えるなどの対処法を続けています。

マンチカンは短足胴長な為、上記でお伝えしたヘルニアにもなる恐れがありますし、様々なかかりやすい病気があるんです。マンチカンをただ可愛いからといって飼うのではなく、そのような病気にかかるかもしれない事を十分に理解したうえで、飼い主のあなたが責任もって最後まで育ててあげる事が一番重要な事だと思いますよ。