もう猫同士の喧嘩は見たくない?やめさせる方法はないの?




猫同士が「フー」「シャー」など声を発したと思ったら、喧嘩になってしまいお互い怪我を負ってしまうのは見てられませんよね。多頭飼いしていると、年に何度か猫同士の喧嘩に遭遇してしまう事もあるかとは思います。

私も実際に多頭飼いをしているのですが、年に何度か喧嘩に遭遇してしまい、とても痛々しくてみていられません。どうしてそんな猫は喧嘩をするのか、あなたは知っていますか?

「相手が嫌いだから?」「人間のような心理が働いているから?」など、様々な疑問が猫にはありますよね。今回はそんな猫がどうして喧嘩をしてしまうのか?その理由や、もし喧嘩をした時にやめさせる方法など、猫同士の喧嘩について詳しく紹介していきたいと思いますので、多頭飼いの飼い主のあなたは、最後まで必ずチェックしていって下さい。

目次

猫が喧嘩をする理由

先ずは、どうして猫同士が喧嘩してしまうのか?その喧嘩になる理由を下記にお伝えしていきたいと思います。猫は基本的に自分の身を守る為、本気の喧嘩は避ける習性があるんです。

たとえば、見ず知らずのオス同士が出会っても、お互い目をそらしながら穏便に立ち去ろうとしたり、見て見ぬふりをして何事もなかったように生活する事もあります。それでも収まらなければ、猫同士が「シャー」「ウー」とうなり合い、大抵はその行為で喧嘩をせずに決着がつくんです。

しかしその行為をしても、決着がつかなければ、喧嘩に発展し猫パンチなどで取っ組み合いをするんです。ではどうしてそんな喧嘩を避ける習性がある猫が、喧嘩をしてしまうのかその理由について、紹介していきますので喧嘩の原因をつきとめる為にも、必ずチェックしておいて下さい。

縄張り争い

猫は元々縄張り意識が高い生き物で、その自分の縄張りに入ってきた猫をテリトリーから追い出す為に威嚇をし、喧嘩に発展する事もあります。また猫同士の縄張りと縄張りが重なってしまうと、奪い返す為に喧嘩をすることもあるんです。

多頭飼いしている場合は縄張りがかぶる事も多いですが、その子たち同士の相性が良ければ喧嘩にならない場合もありますが、家の外に遊びに行く猫は、自分のテリトリーに入ってきた野良猫と喧嘩になる事も、実際にあるので注意しなくてはいけないのです。

ちなみに縄張り争いで喧嘩をする猫は、オス同士が多いのですが、メス同士でもする事がありますので一応参考にしておいて下さい。

発情期の異性を巡る争い

猫は発情期の異性を巡り、その気に入ったメスを奪い合う為に喧嘩をすることがあります。これは去勢していないオス猫に多く、メス争奪戦を行うそうです。

同じメスを、オスたちが取り合う為、発情期中は毎日喧嘩を頻繁にする事もあるんです。その喧嘩に勝ったオス猫だけが、気に入ったメスにアプローチする事ができるので、オスたちも必死に戦うんです。子孫を残そうとする猫の本能が、闘争をかり立たせていたんです。

相性が悪い

猫は猫同士の相性が悪くても、喧嘩に発展する事があります。例えば去勢をしていないオス同士だと、闘争心が強い為、喧嘩になりやすいと言われています。また成猫と子猫の場合も、子猫にやきもちを焼いてしまい、喧嘩というよりはいじめに繋がる事も実際にあるんです。

他にも猫も人間と同じように、性格がさまざまありますので、その性格が合わなかったら、喧嘩をしてしまう事もあるので、多頭飼いの場合は猫同士の相性も大切なんです。

社会的優位を確認

猫も人間のように猫社会があり、その社会的優位な位置にどちらがいるか確認する為に喧嘩をすることがあります。猫同士である程度どっちが地位が上なのか、喧嘩をし決める事があるんです。

また社会的優位を確認する時には、体格が小さい猫や気の弱い猫を狙って、自分の方が上だという事を相手に思わせるで、勝ち負けというよりは一方的な喧嘩になってしまうことが多いそうです。

先住猫の洗礼

新しい猫を迎え入れた時に、先住猫が自分の方が身分が上だという事を、教える為に喧嘩で洗礼する事もあります。上記でもお伝えしたように、猫にも社会があり先住猫のテリトリーに入ってしまった事で、新しい猫と喧嘩に発展する事も実際にあるんです。

これは多頭飼いの場合に多く、気が弱い猫などの場合は、いじめられる事もあるので注意した方が良いと思います。私たち人間でもいきなり新しい同居人が増えてしまえば、戸惑ってしまいますよね?先住猫も同じような気持ちになってしまい、喧嘩をしてしまう事もあります。

猫同士は喧嘩とじゃれ合いの境目がある

猫同士の喧嘩と、じゃれ合いの境目があるってご存知でしたか。喧嘩の場合は、威嚇の時に「シャー」や「ウー」という声を鳴らし攻撃をしたりして、相手が負けモードになると、耳を寝かせて「負けました」と訴えるのですが、攻撃を続け追いかけまわす特徴があるんです。

その一方で猫同士のじゃれ合いは、どちらかが遊びに飽きたら追いかけ回す事はしないんです。もし猫が喧嘩をしているように見られたら、その境目を参考に喧嘩なのかじゃれ合いなのか、判別してみるのも良いと思いますよ。

猫には喧嘩のルールがあった!

猫同士の喧嘩は、めったに殺し合いまでいく激しい喧嘩にならない為に、猫には喧嘩のルールがあったんです。猫は相手の強さを、本能的に判断することができ、もし相手が強そうで、勝てないと分かったら、喧嘩をする前にしっぽを巻いて逃げていきます。

しかしお互い喧嘩でしか、決着がつかないと認識した時に初めて喧嘩に発展するです。喧嘩でお互いの優劣をはっきりしたら、それ以上攻撃しないルールが猫にはあるんです。ですがその喧嘩のルールを子猫の時から学ばないと、怪我を負わせるまで攻撃を続く事もあります。

そのルールは子猫同士のじゃれ合いで、どの位噛むと痛いのか、怪我になるのかや、やめ方や降参の仕方などを学ぶと言われています。こちらではそんな猫の喧嘩を始める時のルールについて、順に紹介していきますので参考にして頂ければと思います。

にらみ合いから始める

猫は喧嘩をする前に、必ずお互いのにらみ合いから始まります。至近距離からお互いをにらみ合い、力量を測るんです。にらみ合った時に相手に勝てないと思った時は、その場からすぐに立ち去る子もいますが、にらみ合って次の攻撃にうつるんです。

口げんかをする

次に、「シャー」「ウー」「ハー」などと威嚇をお互いでするんです。「かかってこい」「喧嘩するのか」などと、まるで口げんかをしているかのように威嚇をします。

その威嚇を続けながら、相手のすきを伺い、チャンスがあれば猫パンチや噛みつきなどで、攻撃が始まります。

高い位置の猫の方が有利

また威嚇を続けながら相手のすきを作るために、高い位置にはいろうともするんです。猫の喧嘩にとっては、高い位置についた方が首などの急所を狙いやすい事から、高い方が有利だと言われているんです。

しかしたとえ上から飛びかかられても、下から攻撃を反撃する事もあり、猫によって喧嘩のやり方は様々あるんです。私の飼っている猫も高い位置にたとえ入っていたとしても、他の子に負けてしまう事も実際にあるので、必ず高い位置の猫が勝つとは言い切れないのです。

途中で休戦する事も

猫の喧嘩は少し変わっていて、勝敗を決するまで喧嘩を続けるわけではなく、喧嘩の途中で休戦する事もあるんです。休戦中にグルーミングをするといった、ちょっと変わった事をしていたんです。

「なんでグルーミングなんかするの?」と思ってしまいますよね?グルーミングといえば体をキレイにする行為なのですが、決して喧嘩中に身だしなみを整えているわけではないのです。

この面白い行為にはちゃんとした理由があり、グルーミングによって興奮した気持ちを一度落ち着かせていたんです。その行為を転位行動といって、喧嘩中でも冷静にいる為にしていると言われています。

逃げたり、うずくまったら負け

また猫の喧嘩の勝敗は、相手が立てないほどの怪我を負ったら負けというわけではなく、喧嘩中に逃げたり、うずくまったらそこで負けとなり、決着がついた事になるんです。猫の喧嘩は、その逃げたりうずくまっている猫に対して、必要以上に攻撃をしないというルールがあるんです。

ですがそのルールを知らない猫も中にはいて、しつこく負けを認めた相手を追いかけ、攻撃してしまうこともあるそうです。

オス猫よりメス猫の方が喧嘩が激しかった

猫同士の喧嘩といえば、オス猫のイメージがあると思いますが、実はオス猫よりメス猫の方が喧嘩が激しいんです。オス猫の場合は喧嘩の暗黙のルールがあり、超えてはいけない一線をほとんどのオス猫は超えません。

しかしメス猫の場合は、好みではない発情しているオス猫に求愛されると、発情期で気が荒くなっているメスは、ルールなんか関係なしに激しくやりあい、血を流す程の喧嘩に発展する事もあるんです。

私が知っている喧嘩の中には、相手の目に爪を立ててしまい、目が負傷してしまった子も実際いるので、メスの喧嘩には気をつけなければいけないのです。

タッグを組む事も

猫のテリトリー争いで喧嘩する際に、同じ縄張りで気が合う猫同士がいれば、タッグを組む事もあるんです。私の知っているケースでは、兄弟同士がとても仲が良く、ご飯を食べる時も寝る時も一緒な子たちが、自分たちのテリトリーに入ってきた他の猫を追い出す為に、タッグを組んで喧嘩していた事が実際にあるんです。

他にも様々なケースがあるので、多頭飼いで飼っているあなたは、猫たちの事を良く観察して見て見るのも良いと思いますよ。

じゃれ合いから喧嘩になる場合もある

また猫同士のじゃれ合いから、喧嘩になる場合もあるんです。猫がじゃれ合っているうちに、感情が高ぶってしまうことで、喧嘩へエスカレートし猫パンチや噛みついたりすることがあります。

またじゃれ合いだけでなく、お互いにグルーミングした時や、追っかけっこした時から、喧嘩に発展するケースも実際あるので、猫を多頭飼いしているあなたは十分に気をつけなければいけないのです。

猫の喧嘩をやめさせる方法はないの?

猫の喧嘩の理由は様々あり、猫同士の問題なので私たち人間が間に入る事は中々難しい問題だと思います。しかし猫同士の喧嘩をやめさせないと、怪我などをしてしまう恐れもあるので、できることなら喧嘩をやめさせたいですよね。

猫の喧嘩によっては、お互いに折り合いがつき、一度喧嘩をしてしまえば、喧嘩をする必要がなくなるので、飼い主も安心なのですが、何度も喧嘩をしてしまうと、怪我だけでは済まなくなることも考えられるんです。

こちらではそんな猫が頻繁に喧嘩をする時の対策として、私も実際に試した喧嘩をやめさせる方法を下記にお伝えしていきますので、もし何度も喧嘩をしているのであれば、下記を参考に是非試してみて下さい。この方法を私が試した結果、やめさせることに成功した、経験もあるので猫の喧嘩で悩んでいる多頭飼いのあなたは必ずチェックしておくことをお勧めします。

猫と猫の間を遮る

猫の喧嘩をやめさせる方として、猫と猫の間を遮る方法があります。にらみ合って喧嘩をはじめようとする猫同士の間を遮る事によって、お互いが見えなくなり喧嘩を中断させる事ができるんです。

その遮る物は猫同士が見えなくなるものなら何でもいいのですが、私はダンボールを簡単に切った物を使っています。これが面白いくらいに喧嘩をやらなくなって、さっきまで怒ってた子たちが急にグルーミングをやり出したり、そのままその場から離れたりする事もあるんです。

大きな音を出す

喧嘩をやめさせる方法として、大きな音を出すのも良いと思います。飼い主のあなたが大きな音を出すことによって、猫同士がびっくりしてその場から逃げる事があるんです。

ですが大きな音は猫のストレスになってしまうこともあるので、頻繁にするのだけは絶対にしないことが大切です。

またたびを与える

猫の大好きなまたたびを与えるのも、喧嘩をやめさせる一つの方法ですよ。喧嘩をはじめようとしている猫に、またたびを与える事で、意識がまたたびにきて喧嘩そっちのけで夢中になってくれるんです。

しかしまたたびを与えすぎてしまうと、逆に興奮してしまうこともあるので注意しながら与える事が大切です。もしまたたびで喧嘩をやめさせるのであれば、少量だけ与えた方が良いと思いますよ。

長い棒で邪魔をする

また猫が喧嘩をはじめようとしていたら、長い棒で喧嘩を邪魔するのも良いと思います。お互いの間に長い棒をやり、動かして邪魔をするとその場からいなくなる事も実際にあるんです。

ですがたとえ長い棒で邪魔をするとしても、決して猫たちを叩くような事は、虐待にもなりますので、絶対にそのような事はしないで下さい。

霧吹きで水をかける

霧吹きに水を入れて、喧嘩をはじめようとしている猫たちに水をかけて、やめさせる方法もあります。霧吹きで水をかける事によって猫は、驚いてしまい中断させる事ができるんです。

「水をかければいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、水は猫にとって苦手なものでもあり、体にかけてしまえば、喧嘩をやめさせる事もできると思いますがそれだけではなく、その事が原因で水がトラウマになってしまう場合もあるので、霧吹きを使う必要があるんです。

落ち着くまで隔離する

喧嘩をはじめようとする猫たちは、ほとんどの場合興奮状態になっているので、その興奮状態を落ち着かせる為、猫同士を隔離する方法もあります。注意しなければいけないポイントは、気持ちを落ち着かせる為に隔離したからといっても、同じ部屋であれば同じ事ですので、必ず別々の部屋に隔離する必要があります。

手を出すのはダメ

たとえ喧嘩をやめさせるからといっても、飼い主のあなたの手を出すのは絶対にしないで下さい。喧嘩中の猫はとても興奮している状態なので、あなたとも分からずに本気で引っ掻いたり噛みつく事もあるんです。

普段はおとなしい猫でも、鋭い爪で引っ掻かれたら、何針も縫う大けがになる事も実際にあるので、たとえ心配であっても手を出す事は絶対にやってはいけないんです。

基本的に邪魔をしてはいけない

また猫同士がたとえ喧嘩してしまったとしても、基本的に邪魔をしてはいけないんです。猫が喧嘩をする理由は様々ありますが、猫たちには喧嘩でお互いの共存権を獲得する必要があるんです。

そこに飼い主が割って入ってしまえば、お互いの折り合いがつかなくなり、片方の猫が元気に室内を遊んでいたとしても、もう片方の猫は居場所がなくなってしまい、部屋の隅で生活する事も考えられます。

それだけ猫の社会は上下関係が激しい為、たとえ喧嘩をしてしまったとしても、飼い主は邪魔をしてはいけないのです。心配だとは思いますが、喧嘩によって折り合いがつけば、喧嘩で争うという事はほとんどの場合ないので、飼い主のあなたは我慢して見守ってあげる必要があるんです。

喧嘩をやめさせた方が良い状況は?

猫の喧嘩は基本的に邪魔をしてはいけないのですが、しかし喧嘩をやめさせた方が良い状況もあるんです。その状況とは、何度も喧嘩をしてけがをすることが多いと、大けがに繋がる事もあるので、喧嘩をやめさせた方が良いんです。他にもやめさせた方が良い色々な状況がありますので、下記に紹介していきたいと思います。

  • 子猫と成猫の喧嘩(体格差があり大けがに繋がりやすい)
  • 病気や健康上の問題(喧嘩によって重症化してしまうこともある)
  • 老猫の喧嘩(キズなどの回復などが遅い為、悪化してしまう)

以上のような状況の時は、今までお伝えしてきた喧嘩をやめさせる方法で、早めに対処した方が良いんです。

猫の喧嘩を予防する為には?

喧嘩をやめさせる方法はお分かりして頂いたと思いますが、実は喧嘩になる前の対策として、予防する方法もあったんです。猫の社会はとても厳しく、テリトリー争いだけでなく、様々な理由から喧嘩に発展する事も実際にあります。

そんな時にやめさせる方法だけを知っていたとしても、何度もするようであれば飼い主のあなただけでは対処できなくなってしまいますよね?そうならない為にも、先に喧嘩を予防しておく必要があるんです。私も実際に喧嘩を予防したことによって、結果今では猫たちの喧嘩はなくなりました。

こちらでは猫の喧嘩を防止する為の、予防法をお伝えしていきますので、喧嘩を予防したいと考えているあなたは必ず最後までチェックしておいた方が良いと思います。

爪は短く切る

喧嘩での深い傷を予防する為には、爪を短く切っておく必要があります。爪を短く切っておくことで、万が一強く引っかかれたとしても、深い傷を負うを防げるんです。

猫によっては爪を切られるのを嫌がる子もいますので、そんな猫の場合は寝ている隙に、爪を切ってあげるのも良いと思います。爪を切るときに気をつけなければいけない事は、猫の爪の半分あたりから神経が繋がっているので、そこを切らないように注意しながら切ってあげてやって下さい。

安全な場所を作る

猫同士の喧嘩を予防する方法として、安全な場所を作っておくことも大切です。安全な場所を作ってあげる事で、たとえ喧嘩になりそうになったとしても、そこに逃げ込む事ができるんです。

その安全な場所とはダンボールやケージなどを用意し、万が一の事があってもそこに逃げ込むようにしてあげると良いと思います。

キャットタワーを用意する

また安全な場所を作るために、キャットタワーを用意するのも良いと思います。足場が狭いキャットタワーの上では、ほとんど喧嘩をしなくもなくなりますので、そのようなセーフティーゾーンを用意しておいた方が良いと思いますよ。

逃げ場を作る

もし猫同士が喧嘩をした事も考え、逃げ場を作っておくのも予防に繋がります。例えば新入りの猫と先住猫の喧嘩がはじまったら、弱い方の猫が逃げても追い込まれてしまえば、怪我をする恐れがあるので逃げ場を作っておくことも大切なんです。

できることなら先ほどもお伝えした安全な場所の確保と、逃げ場を一緒に作ってあげた方が良いと思います。どのように作れば良いのかというと、私はダンボールに猫が入れるようにし、入り口と出口を用意して逃げ場を作ってあげているので、一応参考にしておいて下さい。

普段から遊んであげてストレスを発散させる

普段から遊んでいる猫に比べ、遊んでいない猫の方が喧嘩をする傾向がありますので、普段から遊んであげて、ストレスを発散させるのも、喧嘩の予防になります。どのように遊んで良いか分からない場合は、猫じゃらしなどの猫のおもちゃで簡単に遊んであげる事ができますよ

おもちゃなどで猫のストレスを発散してあげると、喧嘩を予防できるだけでなく、猫の健康の為にも良いので、私もいつも遊んであげストレスを発散させています。

自信をつけさせる

猫は本能で相手のおおよその強さを判別できると先ほどお伝えしましたが、喧嘩に負けない為には猫の気の強さが勝敗を決めるんです。気の強さで相手を上回ると、ほとんどの猫は根負けして先に逃げてしまいます。

そんな絶対に負けないと自信をつけさせる事で、「喧嘩しても勝つからやらない」という気持ちになり、喧嘩をしない猫になってくれるんです。ですが猫の中には、自信がついた事で喧嘩ばかりする子もいるので、注意が必要です。

自信をつけさせる方法は様々ありますが、私がやっている方法は、猫の本能を活かしておもちゃをハンティングさせて、自信をつけさせたところ、実際に喧嘩をしない猫になってくれました。

外に出さない

猫の喧嘩は室内で飼っている猫たちだけでなく、野良猫ともテリトリー争いや発情したメスを取り合ってしまい、喧嘩をしてしまう恐れもあります。そうした外での喧嘩を予防する為には、外に出さない事に徹底しなければいけないのです

特に喧嘩の弱い猫を外に出してしまえば、酷い怪我を負って帰ってこれないという事も考えられるので、可能であれば室内飼いに徹底した方が良いと思います。

去勢や避妊をする

去勢をした猫は、発情しなくなるのでメス猫を求めて喧嘩をするような事はなくなります。メス猫争奪戦とは無縁の状態になるので、喧嘩をしない穏やかな性格の子になってくれるんです。

またメス猫を避妊すると、たとえ去勢していないオス猫たちからも求められなくなるので、オス猫同士の喧嘩の予防にもなるんです。もしできることなら喧嘩を予防する為に、オスであってもメスであっても、去勢や避妊をしておいた方がいいかもしれませんよ。

【多頭飼い必見】猫に喧嘩をさせない飼い方

多頭飼いをすると、猫同士が仲良く遊んでくれて、手がかからないイメージがありますが、様々な理由から喧嘩に発展する事もあるんです。実際に私も初めて多頭飼いした時は、金銭的な費用が高くなるのは覚悟していましたが、喧嘩などによるリスクがあるなんて全然知りませんでした。

また喧嘩で負ってしまった怪我が原因で、ウイルスに感染してしまい病気になるケースも実際にあるんです。一度猫たちを飼ってしまえば、喧嘩が理由で「やっぱり飼えなくなった」なんて無責任な事は絶対にできませんよね。

そんな多頭飼いをしている猫たちの喧嘩を避ける為には、飼い主のあなたが喧嘩になる原因を排除していかなければいけないのです。もし多頭飼いをしていて、猫たちの喧嘩に悩まされているあなたは、これからお伝えしていく、猫に喧嘩をさせない飼い方を参考にし、喧嘩防止に徹底する事が大切だと思いますよ。

高さの違う台を用意する

猫は元々高い所が好きな生き物なので、キャットタワーなどの高い物を用意してあげると、安心する事ができますよ。しかし多頭飼いの場合は、高い台を1つしか用意しないと、取り合ってしまい喧嘩に発展する事も考えられるので、様々な高さの違う台を用意してあげた方が良いんです。

また同じ高さの台だと、猫の社会には上下関係がありますので、弱い猫はいじめられる可能性もあるんです。その為、多頭飼いをしている場合は、上下関係をはっきりするためにも、高さの違う台が必要なんです。

トイレの数を増やす

多頭飼いの場合は、トイレの数を増やすことも大切です。例えば3匹飼っている猫に対して、一つのトイレでは不便な思いをするだけでなく、一番弱い猫は強い猫のトイレを片付けたり、トイレに自分のニオイをつけていじめられるのを恐れ、我慢してしまうことも実際にあるんです。

また同格の猫同士であれば、ニオイをつけた事で喧嘩に発展する事も考えられるので、トイレの数を増やす必要があるんです。私は猫1匹に対して、一つずつ用意していますので一応参考にしておいて下さい。

それぞれのアクセス方法を考える

またご飯やトイレに行く、アクセス方法をそれぞれ考えてあげる事も大切です。ご飯やトイレに行く道が一つしかないと、相性の悪い猫が道を塞いだ事によって、喧嘩に発展する場合もありますし、猫によっては我慢してしまうこともあります。

その為、トイレやご飯などに行く場所は、他の通路からもアクセスできるように設置してあげるのがポイントですよ。そうしたように、通路を良く考え複数確保してあげる事が重要なんです。

喧嘩を良くする猫には鈴をつける

完全室内飼いの猫には首輪は必要ないと言われていますが、喧嘩を良くしてしまう猫には鈴が付いた首輪をつけた方が良いと思います。喧嘩を良くする猫に鈴が付いた首輪をつける事で、他の猫が危険を事前に察知する事ができるんです。

その為「この子はやばい」と思った時は、鈴が付いた首輪をした方が良いです。しかし鈴は猫のストレスの原因にもなりますし、首輪は何かの拍子に引っかかり大きな事故に繋がる事もあるので、できることなら鈴を取り外せる物で、セーフティがついた首輪を選んだ方が良いと思います。

フェロモン製剤を用意する

フェロモン製剤とは、猫の頬から出ているフェロモンを参考に作り出された物で、多頭飼いによる緊張を和らげてくれ、猫のストレスを軽減してくれる効果があるとされています。猫は自分のテリトリーに頬のフェロモンでマーキングし、「ここは自分の場所」と教える習性があるんです。

そうしたテリトリー争いから喧嘩に発展する事も考えられますので、フェロモン製剤を用意するのも喧嘩防止に役に立つんです。できるだけ早く多頭飼いに慣れてもらう為にも、フェロモン製剤は必要だと私は思います。

寝床は別々にする

多頭飼いの場合は猫同士のトラブル防止の為、寝床は別々にする事も大切なんです。もし同じ場所の寝床を用意してしまうと、テリトリーを争ってしまい、喧嘩になる事があります。

相性の悪い猫同士だと、尚更喧嘩になることも考えられますので、1匹に対して一つの寝床を用意してあげた方が良いと思います。

餌や水は複数箇所に設置する

「餌や水はみんな別々に食べるから1カ所で良いんじゃない?」と思われがちですが、1カ所に設置したことで、喧嘩に発展したケースも実際にあります。そうした事にならない為にも、餌や水は複数の箇所に設置した方が良いんです。

理想的な設置場所は、上記でお伝えした猫たちのアクセスが良い場所に、複数設置してあげると良いと思いますよ。

出入りできる部屋の数で猫の上限を決める

また猫が出入りができる部屋の数で、猫を飼う上限を決める事も大切です。ただやみくもに可愛いからといって飼ってしまえば、喧嘩になる可能性も高くなりますし、猫が増えてしまうことも考えられます。

他にも猫同士でトラブルが発生したり、テリトリー争いから粗相をしてしまうような、問題行動も増える傾向があるので、部屋の数で猫を飼う上限を決めておかなければいけないのです。

ワクチンを接種しておくことも大切

何らかの理由で喧嘩をしてしまった事も考え、猫にワクチン接種をしておくことも重要になってきます。綺麗好きと言われる猫でも爪や口はばい菌だらけですので、引っかかれたり、噛まれた傷が深いと、そこから化膿してしまうだけでなく、感染症がうつる危険性もあるんです。

そのような感染症を防止する為にも、年に一度のワクチンを接種しておくことも大切です。もしワクチン接種をせずに、喧嘩によって感染症を引き起こしてしまったら、命に関わるほどの重い病気になってしまうケースも実際にあるので、注意しなければいけないのです。

万が一喧嘩で怪我をしてしまったら?

多頭飼いで様々な対策をしたとしても、猫が絶対喧嘩をしないという保証はどこにもありません。そんな万が一喧嘩で怪我をしてしまったら、飼い主のあなたが応急処置をしないといけないのです。

怪我の程度にもよりますが先ず、怪我の部位や出血の有無、怪我の程度を確認し、小さな怪我であれば、キズを水で洗い流した後に、イソジンなどで消毒するだけで済みますが、流血などをしている深いキズであれば、ガーゼなどで止血を行います。

もし止血をしても血がどうしても止まらなかったら、心臓付近を圧迫止血しなければいけないのです。血が止まらない状態をそのまま放っておくと、出血多量でそのまま命を落とす事も実際にあるので、圧迫止血が必要なんです。圧迫止血はあくまで応急処置ですのでその後は、必ず病院に連れて行ってあげてやって下さい。

このように多頭飼いで私たちがいくら工夫したとしても、猫にも性格が様々ありますのでどうしても仲良くなってくれない事も考えられます。そんな時には部屋を分けて隔離したり、去勢や避妊をする必要があります。猫たちの安息の地を与えてあげる為にも、私たち飼い主が精一杯の努力をし、安らかな空間を作ってあげなければいけないのです。

もしどうしても喧嘩をやめさせたい場合は、今までお伝えしてきた様々な方法を、慎重に距離を縮めさせながら、是非試してみて頂ければと思います。










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