猫は散歩の必要がありませんし、家の中だけでも十分に遊ぶことができる生き物です。そして、犬のようにチャイムなどの「音」に反応してひどく鳴く猫もほとんどいません。
このような理由から猫を飼う人は年々増えてきています。いざ猫を飼ってみたけれど、基本的なことをあまり知らないのに飼い始めてしまい、思っていたような猫との生活を送れない人も多いものです。そうならない為に、ここでは子猫の育て方について詳しく解説していきます。
猫を飼うために必要なものから、しつけの方法までこれらのポイントを理解していれば猫と楽しく暮らせますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子猫を飼うのに必要な物と選び方
子猫を飼うことになったら、様々なものを準備しなければいけません。すぐに思いつくのは、食事やトイレ関連のものでしょう。しかし、それ以外にも絶対に必要なものや、あったほうがいいものがあります。どんなタイプのものがおすすめかということも踏まえて紹介します。
餌や水を入れる食器
子猫用の食器としておすすめなのが、食器の底に突起がついている早食い防止用の食器です。子猫の中には、まるで丸呑みするかのように、噛まずに早食いしてしまう子がいます。早食いをすると肥満の原因になる他、吐いてしまうこともあります。
今まで急いでキャットフードを飲み込んでいた子も早食い防止用の食器に変えるだけで、ゆっくりと食べてくれるようになります。
水を入れるお皿は、こまめに水を変えてあげれるなら、どんぶりのような食器でも構いませんが、あまり水を替えてあげられないなら、給水器を用意して常に綺麗な水が飲めるようにしてあげましょう。
給水器は、電動で水を循環させるもので、フィルターで水をいつも綺麗にできます。外出しているときには便利なアイテムです。他には、ペットボトルに水を入れて給水できるものもあります。このタイプだと、多頭飼いでも水不足になることを心配しなくて良いというメリットがあります。
キャット・フード(ドライ・ウェット)
キャットフードには、一般的にカリカリとも呼ばれるドライフードと、缶詰やパウチに入っているウェットフードがあります。ウェットフードには、スープタイプやフレークタイプなどの種類があり、どれも水分量の多いものになっています。
ウェットフードのメリット・デメリット
- 美味しい
- 必要な栄養を全て摂取できない
- ドライフードより値段が高い
ドライフードのメリット・デメリット
- 子猫の歯の病気を予防できる
- 必要な栄養全てを取れる
- 値段が安い
- 水分補給に気をつける必要がある
子猫におすすめなのは、ドライフードです。大切な成長の時期には、栄養を十分に取ることが重要だからです。子猫のうちは、堅いドライフードを上手に食べられないことがあります。そのようなときには、ぬるま湯でふやかして与えるとよいでしょう。
ふやかすことで食べやすくなり、さらにぬるま湯だとドライフードの香りがたち、食欲を増進させます。または少しあたためた子猫用のミルクでふやかすことも有効です。
トイレ+トイレの砂
トイレには、大きく分けて2種類あります。箱タイプとシステムタイプです。箱タイプは、昔からある一般的なタイプで、固まる砂を入れて使用します。固まる砂は、おしっこをするとその部分が固まり、その部分をスコップで取って掃除をします。箱タイプはこまめに掃除しなければなりませんが、安価で準備しやすいというメリットがあります。
システムタイプは、すのこが中についており、すのこの上に水分を吸い込まない砂を敷き、下にはペットシーツなどおしっこを吸収するものを敷きます。おしっこをすると、すのこの下のシーツに落ち、シーツが汚れる仕組みです。
システムタイプを使用すると、掃除の回数が少なくて済むというメリットがあります。うんちはその都度取ってあげなければなりませんが、シーツはシーツの種類にもよりますが、一日一回から一週間に一回の掃除でよいものもあります。
猫のおしっこはニオイが強く、飼い始めて驚くケースもあります。ニオイ対策にはシステムタイプのほうがよいと言われています。シーツがニオイまで吸収してくれるからです。こまめに掃除してあげられるなら、固まる砂でもよいですが、日中仕事などで出かけることが多い人はシステムタイプのほうがよいでしょう。
猫はトイレをする前後に砂をかきます。そのときにトイレの外に砂が飛び出てしまうことが、猫の飼い主の共通の悩みだと言えます。砂飛び出し防止としては、砂が飛び出しにくいトイレのカバーを選ぶとよいです。
カバーには2種類あり、ハーフカバータイプとドームタイプがあります。ドームタイプはトイレをしっかり覆ってくれるので砂が飛び散りにくくなっています。ドームタイプはニオイが外に出にくいというメリットもあります。ただ、掃除がしにくいというデメリットもあります。
キャリーバッグ
一つ用意しておきましょう。子猫が体調を崩してしまったときに動物病院に連れて行くのに必要だからです。最近では、リュック型など種類も豊富に販売されています。どんなタイプでもよいので一つは用意しておきましょう。
もしもキャリーバッグを買う前に病院に連れて行かなければならないときには、そのままで連れていくことは避け、目の粗い洗濯ネットに猫を入れてダンボールやカバンなどに入れると安心です。
消臭グッズ
猫のおしっこは予想以上に匂います。毎日トイレの砂を替え、トイレを洗えるのならばよいですが、そのような手間を毎日かけられる人はほとんどいないでしょう。
一番手軽な消臭グッズは、消臭スプレーです。人間用の消臭スプレーではなく、ペット用の消臭スプレーが販売されています。ペットが吸ってしまったり、舐めてしまって安全なものです。ペット特有のニオイに対応した消臭スプレーなので、人間用よりもニオイがしっかり取れます。
他には、トイレの砂に混ぜて使用する消臭の砂もあります。トイレの砂と混ぜるだけでトイレのニオイが緩和できるので手間がほとんどかかりません。
ぬいぐるみなどの遊び道具
子猫は遊びたい盛りです。遊び道具を用意してあげることも必要です。オーソドックスにねこじゃらしや、ぬいぐるみ、レーザーポインターなどがあります。
おもちゃ選びは、その猫によって好みがあるので一概にこのおもちゃなら気に入ってくれるというものはありません。特にぬいぐるみは興味を持つ子、持たない子がいます。いろいろなものを試してみるのも子猫と暮らす楽しみですね。
子猫がおもちゃに夢中になってくると、遊んでほしいと飼い主のところにおもちゃを持ってくるようになるかもしれません。持ってきてくれるようになると、信頼関係ができてきたという証にもなり、飼い主冥利に尽きます。
ベッド
次にベッドです。飼い主と一緒に寝るという家庭ではあまり必要ないかもしれませんが、子猫専用の寝床があれば飼い主が出かけているときにも安心です。飼い主のベッドでいたずらされてしまっては困りますからね。
ベッドは季節ごとに替えてあげるとよいでしょう。夏は、通気性のよいかごタイプが人気です。中に冷却効果のあるシートを敷いてあげるとよいです。
猫は寒さに弱いので、冬は防寒対策を万全にしてあげましょう。ドーム型や、天井のないベッド型があります。ドーム型のほうが保温性があってよいと思うかもしれませんが、せっかくドーム型なのに天井の上に乗って寝る子が多いです。飼い主の思ったように寝てくれないこともたくさんあります。
猫は自分のニオイがついていないもので寝るまで時間がかかります。少しでも早く慣れられるように、子猫のニオイのついた毛布やタオルなどを入れてあげるとよいでしょう。
ペットシーツ
ペットシーツはトイレにも使用できますが、他にも使用用途があります。猫は吐く生き物です。猫草を食べて胃の中を綺麗にしたり、毛づくろいをして毛玉を吐いたりします。そのようなときに、ペットシーツを受け皿にすればカーペットなどが汚れないで済みます。一パック用意しておいたほうが便利です。
爪研ぎ
爪研ぎは必須です。爪研ぎを置いていないと、壁や柱などで爪研ぎをしてしまうかもしれません。一度壁などで爪研ぎをしてしまうと、その場所で爪研ぎをする習慣がついてしまう可能性があります。習慣が付かないうちに爪研ぎを用意してあげましょう。
爪研ぎにも様々な種類があり、ロープでできたもの、木でできたものなどがありますが、最も一般的なのは段ボールでできたタイプです。段ボールでできた爪研ぎは、安価で手に入れやすいというメリットがあります。
形も様々で、壁かけタイプ、タワータイプ、床置きタイプがあります。形の好みはその子猫によって異なります。多くの猫が好むのは、タワータイプだと言われていますが、その子猫によって好みは違うので一概には言えません。
ブラッシング用のブラシ
猫はきれい好きな生き物です。自分で毛づくろいをよくし、毛づくろいで飲み込んだ毛は吐き出します。毛づくろいをするのにブラッシングする必要はあるのか疑問に思うところですが、毛玉を飲み過ぎて吐き出せなくなり毛球症という病気になってしまうことがあります。できるだけ毛玉を飲まないようにしてあげましょう。
ブラッシングは毎日してあげるのが理想です。ブラシは毛の長短で使う種類が違いますが、毛が短くても長くても使えるブラシがおすすめです。
獣毛ブラシというオーソドックスなタイプや、コームは毛の長さに関わらず使用できます。コームにはノミ取り用のものなどもあります。使用用途によって選びましょう。
一人暮らしで子猫を飼うときの7つの注意点とは
猫ブームに乗って、子猫を飼ってみようと思っている人は多いかもしれません。子猫を飼う前にいくつか知っておくとよいポイントを紹介します。ポイントを知った上で、子猫を迎えましょう。
子猫は意外と一人で留守番できる
子猫一人で家に置いていくのは気が引けることだと思います。しかし、子猫は意外にも留守番できます。猫は一人でいることが苦ではない生き物です。家に一人でいても自由気ままに好きな時間を過ごせます。あまりに一人の時間を楽しみすぎて、家に帰ってきたときに部屋が散々な状況になっているということもあります。安心して留守番を頼んでみましょう。
カーテンによじ登ったりしないように気をつけて
子猫はカーテンによじ登ることが大好きです。体が軽いということもあって、ぴょんぴょんとどこでも飛び跳ねていき、カーテンによじ登ることもあります。カーテンによじ登るとカーテンが傷んでしまうので、よじ登らないように気をつけましょう。
よじ登らないようにするには、爪をこまめに切ってあげましょう。爪が伸びていないとカーテンに爪を引っかけられないようになるので有効です。
あとは、カーテンに子猫が嫌うニオイをつけるということもよいでしょう。柑橘系のニオイであったり、猫がいたずらしないようにするスプレーもあります。カーテンによじ登ろうと思わないようにおもちゃを豊富に用意してあげることも大切です。
留守番をさせるときはケージに入れるのが安全
ケージに入れて留守場をさせることもよいアイデアです。どこでも自由にいけると、思ってもみないものにいたずらしてしまうこともあり、飼い主が帰ってきて呆然としてしまうことも考えられます。
ケージの中に入ってれば、何かいたずらしてしまうことも、思いがけない事故が起こることもありません。ケージの中に食事やトイレをしっかり用意し、おもちゃなども入れておいてあげれば留守番の間退屈することもないでしょう。子猫が安心できる空間を作ってあげましょう。
夏場や冬場の室温をしっかり管理してあげる
夏場は涼しく、冬場はあたたかくしてあげましょう。夏場は風通しのよいところにベッドを置いてあげましょう。できるならクーラーをつけておいてあげるとよいです。
だいたい28度ぐらいで設定してあげるとちょうどよいです。子猫によってはその温度でも暑がったり寒がったりすることがあります。子猫が伸びていると暑がっているかもしれないですし、丸くなっていると寒がっているかもしれません。猫の様子を見てクーラーの温度を調節してあげましょう。
猫は寒さに弱いので冬場はしっかり寒さ対策をしてあげましょう。毛布やベッドを用意してあげることは基本です。寒さが厳しいときには、湯たんぽがおすすめです。やけどしないようにタオルやブランケットで包んでベッドに置いてあげましょう。
ワクチンや保険などの金銭面の問題
ワクチンにはいくつか種類があります。
- 3種ワクチン 4,000円~6,000円
- 4種ワクチン・5種ワクチン 5,000円から8,000円
- 7種ワクチン 7,500円から8,000円
それぞれのワクチンによって予防できる病気が異なります。上記の混合ワクチン以外にも単体ワクチンといって、病気一つだけに効くワクチンもあります。しかし、混合ワクチンの中に含まれているものもあるので、ほとんどの猫は混合ワクチンを打っています。
少なくとも3種ワクチンは打っておいたほうがよいです。特に多頭飼いの猫や、家で飼うだけではなく外に散歩にでる猫は毎年ワクチンを打ってあげましょう。
最近では、ペットのための保険が販売されています。猫が病気にかかったり、ケガをしてしまうと病院にお世話になります。そのときの料金が予想以上にかかるので、保険には入っておいたほうがよいでしょう。
月額1,000円前後から加入できるものが多く、15歳ごろまでの入院費用や治療費を補償してくれるものが多いです。種類も多くあるので、保険料や補償内容を確認して選択しましょう。
ご飯は朝と夜2回あげるようにしよう
子猫のご飯は、朝と夜の2回あげましょう。基本はドライフードと水を用意してあげれば、日中も夜中もそれで十分です。夏場は水だけはこまめに替えてあげるようにしましょう。
一日2回ご飯をあげれば十分なので、それ以上あげないようにしましょう。肥満になってしまうと病気になってしまう可能性が高まってしまうからです。
きちんと最後まで一緒に居られるかしっかり考えよう
最も大切なポイントが、最後まで一緒に居られるか考えるということです。子猫の間は小さくて可愛いでしょう。でも子猫の時期は一瞬です。大きくなっても大切に育てられるでしょうか。
また、猫の世界も高齢化が進んでいます。昔は10年ほど生きればよいほうだと思われていた猫ですが、最近では20年ほど生きる猫も少なくなくなってきました。猫は11歳ぐらいから高齢と言われます。
高齢になると子猫のような体の軽さはなくなり、ゆったりと眠ることが多くなります。高齢になれば病気になることもあるでしょう。病院代がかかったり金銭的なこともありますし、介護をする可能性もあります。
そこまで覚悟して子猫を飼いましょう。子猫の命を預かる身になるのですから、しっかり覚悟して一生の世話をしてあげましょう。
【月齢別】子猫の育て方の具体例をみてみよう
生後一年までを子猫といいます。一年経つと体も立派になり、妊娠し子供を産めるような体になります。それまでの一年間は成猫になるまでの大切な時期です。ご飯の与え方やワクチンなど飼い方をおさらいしてみましょう。
生後1ヶ月くらいまで(ワクチン接種が大切)
人間の赤ちゃんもそうですが、子猫も最初は母乳から免疫力をつけます。母乳を十分に飲んでいたときには8週ほどその免疫は継続しますが、あまり母乳を飲んでいない子猫はそれよりも早く免疫が無くなってしまいます。
あまり母乳を飲んでいない子猫は、生後1ヶ月ほどで予防接種を受けましょう。必要があれば、生後2ヶ月ごろにもう一度予防接種を受けます。母乳をどの程度飲んでいたかによって異なるので、医師に相談しましょう。
ワクチン接種が終われば、あとは一年ごとにワクチン接種を受けることがおすすめです。
生後2ヶ月くらいまで(離乳食卒業の時期)
生後二ヶ月ぐらいまでは子猫用のミルクを食事として与えます。その後は、子猫用のフードを与えましょう。人間で言う離乳食の時期です。子猫用のフードは栄養価が高く、子猫に必要な栄養がしっかり含まれています。食いつきが悪ければ、子猫用のミルクでふやかして与えてもよいです。
子猫は一度にたくさんの量を食べられないので、一日に3回から5回食事の時間を作ってあげるとよいです。だんだん食べる量が増えてくれば、食事は一日2回でよいですし、フードも子猫用ではなく成猫用のものを与えましょう。
生後5ヶ月くらいまで(ドライフードに切り替わ
生後五ヶ月ごろになると、永久歯になります。歯やアゴも成猫と同じぐらい丈夫になります。それまでの間はまだ歯やアゴが成長できていないのでドライフードをそのままで与えると負担になってしまいます。ドライフードはぬるま湯やミルクでふやかして与えましょう。
生後1年くらいまで(去勢・避妊を済ませ成猫へ
オスは生後6ヶ月から10ヶ月まで、メスは生後6ヶ月から8ヶ月までで避妊手術を受けるとよいです。避妊手術には賛否両論あります。健康な体を人間の都合で手術させるのはよいのかという声があるのです。
避妊手術は望まない妊娠を回避する以外にもメリットがあります。性別特有の病気を防げるのです。また、飼い主を困らせる発情期の行動をしなくなるので、一緒に住む上で避妊手術は必要なことだと言えます。費用としては、オスは1万円から2万円、メスは2万円から4万円かかります。
また、避妊手術をすると太りやすくなるというデメリットがあります。食事の量を調節して太らないようにしてあげましょう。
子猫のしつけで大切な5つのこと
子猫のうちに一緒に暮らすために必要なしつけをしっかりしましょう。小さい頃にしつけをすれば、大きくなっても忘れることはありません。ご飯やトイレ、爪研ぎなど子猫に教えてあげましょう。
子猫のトイレのしつけは慎重に
まずは、子猫が気に入るトイレを選んであげましょう。トイレを置く場所も大切です。風通しがよく、人があまり通らない静かな場所に置きましょう。
猫はトイレをする前にトイレに行きたいことを表す行動をします。床のニオイを嗅いだり、うろうろとしたりといった行動です。こういった行動を取ったときにトイレに連れて行ってあげましょう。
あとは、トイレをしているところをジロジロと見ないようにしなければなりません。猫は神経質な面もあり、ジロジロと見られているとトイレをなかなかしないことがあるからです。
トイレをするようになればあとは心配しなくてもそのトイレでちゃんとするようになるでしょう。ここで注意なのが、しっかり慣れるまではトイレを移動しないということです。移動させると移動先ではトイレをしないといったこともあります。
砂が違っているだけでトイレだと認識しない子もいます。慣れるまでは最初のトイレの状態を維持しておくことが必要です。また、トイレはいつも清潔にしておきましょう。トイレが汚いとトイレで用を足したくないと思い、粗相する可能性があります。
小さくたって爪研ぎはしっかり覚えさせて
小さいうちこそ爪研ぎのしつけをしなければいけません。壁や柱などで爪研ぎをすると一度覚えてしまうと、それをやめさせることは難しいものです。爪研ぎの癖が出来る前に、正式な爪研ぎの場所で爪研ぎをすることをしつけましょう。
まずは、子猫が好む爪研ぎを見つけなければなりません。いくつか種類を集めて置きましょう。その中から好きなものを見つけましょう。あとは、子猫が使ってくれるように促します。
もしも違う場所で爪研ぎをしていたら、正式な爪研ぎの場所まで連れて行きます。爪研ぎで遊ぶことも有効です。ものによっては爪研ぎにおもちゃが付いているものもあります。またたびを塗ると爪研ぎに早く慣れるのでおすすめです。
爪研ぎのしつけは、子猫のしつけの中でもかなり難しいと言われています。根気よく続けていきましょう。
食事のしつけは子猫の体調管理にもなる
猫が人間の食事を食べることはよいことではありません。人間の食事は塩分も強く、猫の体に負担をかけてしまうからです。しかし、猫は飼い主がご飯を食べていると欲しがってテーブルに登ってくることもあるでしょう。
そのようなときでも食事を与えてはいけません。また、テーブルは登ってはいけないということも根気よく教えましょう。食事は猫のフードのみだということを小さい頃から教えれば、しつこく人間のご飯をねだるようなこともなくなります。
人間のご飯を与えたくなってしまっても、子猫の健康のためだと思ってぐっと我慢しましょう。
良くある困りごと!子猫の噛み癖どうする?
子猫を飼うとまず困るのが噛み癖です。子猫にとってはじゃれているつもりでも、力加減ができないので飼い主にとってはかなり痛いということもあります。噛み癖がついたままだと人が来ても噛んでしまうことも考えられるので、子猫のうちにやめさせなければなりません。噛み癖の原因は、いくつか考えられます。
- 歯がかゆい
- 遊んでほしい
- 興奮しすぎてしまった
- 力加減ができない
といったことが考えられます。歯がかゆい、遊んでほしいということは、おもちゃで解決しましょう。ぬいぐるみのように噛みやすいものを用意しておくとよいでしょう。
困るのが、興奮しすぎたということや、力加減ができないということです。このようなときには、強く噛まれたら痛い!ダメ!と叱りましょう。叱るとかまってもらえたと勘違いする子もいます。そのようなときには、無視することも有効です。ダメなことをしていることを認識させましょう。
良く鳴く子猫のしつけはこうしよう
まずどうして子猫が鳴いているのかということを考えてみましょう。もしかしたらご飯が無くなっていたり、トイレが汚れていることを訴えているかもしれません。
そうでないときには構ってほしくて鳴いている可能性が考えられます。構ってほしくてあまりにもうるさく鳴くときには、無視しましょう。このときに構ってあげると、鳴けば遊んでもらえるんだと学習してしまうからです。
ストレスを抱えているときにもうるさく鳴くことがあります。子猫がいつでも自由に遊べるようにお気に入りのおもちゃを用意しておいてあげましょう。
子猫を飼うには、準備物も多く、その後のことを考えればワクチンなどでも費用がかかります。子猫のしつけもあるので、最初の一年は大変なことも多いでしょう。
簡単な気持ちで飼えるものではないですが、子猫を迎えれば毎日癒やされること間違いありません。きっと大切な家族の一員になるでしょう。
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