猫に与える餌の量はどの位あげればいいの?年齢別に徹底紹介




猫に餌を与える時、あなたは適当にあげてはいないでしょうか?どの位あげていいか分からずに、適当に与えていると、肥満になる子もいれば、発育不足や病気になる可能性もあるんです。

猫の健康を管理するうえでも、餌の与え方には注意しなくてはいけないのです。そんな猫の餌の量は体重と年齢によって計算する事ができ、今の猫にあった適正な量を与える事ができるんです。

今回はそんな「一日何回餌をあげればいいの?」や「一日にどの位の量がいいの?」などの疑問を解決する為に、猫の年齢別に餌の量のあげ方について、徹底的にお伝えしていきたいと思います。適正量をきちんと与えていると、猫の平均寿命以上に長生きする子も実際にいるので、愛猫を長生きさせてあげたいと思っているあなたは必見ですよ。

目次

猫に与える餌は一日の回数と分量と年齢がポイント

猫に与える餌は、一日の回数と分量と年齢がポイントになってくるんです。例えば、猫が生まれてから成猫になるまでの子猫の時期に、成猫と同じ量や回数を与えていると、消費カロリーが激しいので、栄養不足に陥ってしまう場合もあるんです。

それだけ猫は成長が早い生き物ですので、その年齢にあった餌の回数と分量を与えなければいけないのです。猫それぞれ個体差はあるものの、ライフステージに応じて変えてあげる必要があるんです。

こちらではそんな一般的な基本とされる、一日に餌を与える回数と分量について先ずは知ってもらう為に、覚えてもらいたいポイントをお伝えしていきたいと思います。

体型や体重によって調整する

猫の餌の量は、年齢だけでなく、体型や体重によっても調整しなければいけないのです。もし愛猫が肥満気味であれば、少し量を減らすことも必要になってくるんです。

最近では、それぞれのキャットフードのパッケージには、大体の目安になる量や、その体型にあったカロリーなどが表示されている事もあるので、参考にしてみるのも良いと思います。時折猫の体重をチェックしてみて、その子にあった食事の量を決めていく必要があるんです。

基本の適正量は体重×80カロリー

市販で売られているキャットフードのパッケージには、体重や年齢にあった餌の量が記載されているのですが、これは一般的な目安に過ぎないので、あなたの飼っている猫にあった適正な量を知るには、一日に必要とされる摂取カロリーを計算しなければいけないのです。

そんな計算方法の基本とされているのは、「猫の体重×80カロリー」なんです。例えば、3㎏の猫の場合は、「3×80=240」と1日に必要とされる摂取カロリーが240キロカロリーと知ることができるんです。しかしこの計算方法は基本とされているのですが、子猫や老猫などではまた計算方法が異なってきますので、参考までに覚えておいて下さい。

餌を与える理想は一日3回

また一日に与える餌の理想の回数は、一日3回だと言われています。例えば上記でお伝えした3㎏の猫の場合は、240キロカロリーを1日に3回分けて、1回の餌につき80キロカロリーを与えるのが理想です。

人間と同じように一日の朝昼晩に与えてあげる事が、最も良いとされているんです。ですが飼い主の都合であったり、個体差によって一日3回食べる事ができない子も中にはいると思いますので、そんな場合には、カロリーをしっかりと決め朝と夜の2回食べさせるのも良いと思いますよ。

運動量が少ない猫は控えめにする

また基本とされる一日に必要なカロリー計算ですが、やんちゃで性格が活発な子もいれば、普段あまり動かない性格の猫もいます。そんなあまり動かない運動量の少ない猫の場合は、餌の量を控えめにする必要があります。

一日に与える餌の量を控えめにしないと、太り気味になったり、肥満になる猫も実際にいるんです。そのような猫の場合は体重×80で計算をするのではなく、「体重×70」で一日に必要な摂取カロリーを計算する事が猫の為にも大切な事なのです。

年齢によって餌の量を変えるのも大切

餌の与えるポイントとして、体重で計算するだけでなく、年齢によって餌の量を変える事も大切なんです。例えば生後1年以下の子猫の場合は、大切な成長期の為、一般的とされる一日に必要な摂取カロリーだけでは、消費カロリーも激しいので足りなくなってしまいます。

その逆に老猫になると、若いころと同じエネルギーが必要ではなくなりますので、食事も変化させる必要があるんです。その為、年齢によっても必要なカロリーも、変わってくるので餌の量も変えていかなければいけないのです。

適正量を与えると、平均寿命より長生きする事ができる

猫にとって一日に必要な摂取カロリーの適正量を与えると、一般的とされている平均寿命より長生きする事ができる結果が出ているんです。猫の平均寿命はおよそ15年ほどと言われていますが、適正量を与えていると、およそ18歳まで長生きした子も実際にいるんです。

わたしも毎日飼っている猫に、欠かさず適正な餌の量を与えている事で、健康で病気もなく元気で毎日を過ごしているんです。健康で長生きできるかどうかは、飼い主のあなたにもかかっているという事を忘れてはいけないのです。

ドライフード選びも注意

また餌の適正量だけでなく、猫の餌のメインでもあるドライフード選びも注意しなくてはいけないのです。「猫の栄養面のだけに作られたドライフードなら何でもいいのでは?」と疑問に感じてしまうと思いますが、どのドライフードを与えるかによって、健康や寿命に大きく差が出てしまいます。

その理由としてドライフードの中に含まれている、副産物やミール、パウダーや人工添加物が入っている物は、たとえ一日に必要な摂取カロリーを与えていたとしても健康を害する恐れがあるんです。愛猫の健康を守る為にも、そのような物が含まれていないドライフードを選ばないといけないのです。

ちなみに激安のドライフードや、安いフードなどに多く含まれている傾向がありますので、ドライフード選びの参考にしておいて下さい。

ウェットフードは与えなくても良いの?

猫の餌の種類にはドライフードの他にも、ウェットフードがあるのも知っていますよね。そんな「ウェットフードは与えなくても良いの?」と疑問に感じると思いますが、基本的にドライフードだけで猫に必要な栄養を摂取する事ができます。

またウェットフードは猫の食いつきを良くするため、一度くせがついてしまえば栄養価が高いドライフードを食べなくなるだけでなく、食べ過ぎから肥満の原因になる事も考えられるんです。

ですがドライフードだけを与えていると、かかりやすい病気も実際にあるんです。その理由として、猫は元々砂漠に生息していた事もあって、水をあまり飲まない事で、体内の水分量が足りずに、尿が濃くなってしまい病気にかかる事も考えられます。

そうした水分不足を補う為に、ドライフードだけでなく水分量が多く含まれたウェットフードも、猫にとっては大切な物なんです。参考になるか分かりませんが私は、ドライフードをメインにして、ウェットフードも少量与えた方法で、猫の水分不足を補っています。

置き餌はNG

置き餌は飼い主の手間のかからない簡単な方法ですが、置き餌は絶対にNGです。一日に必要な摂取カロリー以上をとってしまう事だけでなく、消化機能に負担がかかってしまい、体調不良や病気になってしまう可能性もあるんです。

他にも、餌が長時間空気に触れてしまい、酸化してしまう事も考えられます。酸化した餌は、猫にとって体に良い物とは言えませんので、たとえ手間がかからないからといっても、置き餌は絶対にしないことが大切だと私は思います。

子猫に与える餌の量は?

一般的な計算式では80キロカロリーを基準としますが、子猫に与える餌の量は、エネルギー消費量が大人の猫よりも大きい為、餌の量を増やしてあげなければいけないのです。

子猫にとっての適正量を摂取していないので、徐々に体重が減ってきて、栄養失調になる子も実際にいるので注意が必要なんです。それだけ子猫の時期は最も大切な年代なので、気をつけて餌を与えなければいけないのです。

こちらではそんな子猫に与える際の、餌の量について下記に詳しくお伝えしていきますので、必ずチェックしておいて下さい。

月年齢ごとに量を変える

子猫の場合は月年齢ごとに、必要と体に必要とされるカロリーが細かく変わってくるので、少し面倒かもしれませんが、月ごとに量を変えながら餌を与えなければいけません。子猫の時期は大切な成長段階でもあり、大人の猫よりも多くカロリーが必要になってくるんです。

子猫といっても、生後間もない子猫もいれば、生まれてから1ヶ月や3ヶ月と、だいぶ成長具合もことなっていて、餌の量に幅があるんです。それだけ子猫の時期は、月年齢ごとに餌の量を変えていかなければいけないので注意してあげて下さい。

成猫の2倍から4倍ものカロリーを必要とする

成猫の場合一般的に80キロカロリーを基準に計算する事ができるのですが、子猫の場合だと成猫の2倍から4倍ものカロリーを必要とする為、一般的な計算方法ができないのです。そんな子猫の餌の量を計算する時は、その月年齢に必要なカロリーで計算して餌を与えなければいけないのです。

例えば生後1ヶ月の子猫であれば、70~80キロカロリーで計算する事ができますが、生後3ヶ月位になってくると、およそ200キロカロリー、生後6ヶ月になるとおよそ400キロカロリーと、月年齢によって適正量が異なってくるので注意が必要です。

しかし量を決めて与えたとしても、子猫によっては「まだ食べたりない」と訴えてくる子も中にはいますので、そんな子猫には多少餌を与えすぎても問題ないので食べさせてあげてやって下さい。

ミルクの場合は3~4時間

生後2週間~3週間ほどまでは、人間と同じようにミルクを与えなければいけないのですが、食事の基本とされる1日3回だけでは、十分な栄養が取れない為、3~4時間おきにミルクを与えないといけないのです。

たとえ基本が1日に3回だからといって、生後間もない子猫に朝昼晩の3回だけ与えてしまうと、栄養失調になり命を落とす危険性もあるんです。その期間が過ぎ、歯が生えだした頃には、離乳食へと変えて、十分な量の餌を食べさせなければいけないと言われています。

ちなみに子猫でも餌の回数は1日3~4回程度で良いと、聞いた事もあるかとは思いますが、子猫の命を守る為にも絶対に信用しない事が大切です。

本格的に餌を食べられるようになったら3~5回

通常6~8週目になると離乳食が終わる頃になるのですが、その頃になると本格的なキャットフードに切り替える時期でもあります。そんな本格的な餌を食べられるようになったら、3回から5回に分けて与えるようにしてあげて下さい。

子猫のエネルギー量は大人の猫より比較的おおいのですが、まだ体が出来上がっておらず胃も小さいため、一度にたくさんの量を食べることができないんです。また一般的なキャットフードだとそれだけ沢山の量を食べないといけないので、高栄養の子猫用のフードを1日に3~5回分けて与える事をお勧めします。

毎日の体重もチェック

子猫の場合は毎日に体重チェックも必要で、その体重と月年齢に合わせて餌の量を計算しなければいけないのです。子猫の時期は大切な成長の時期でもある為、体重が落ちる事はめったにないんです。

もし毎日の体重チェックをしておちているようであれば、食事の量が足りなく栄養失調になっている可能性も考えられます。そんな1日に与える餌の量は、キャットフードのパッケージ裏面に「供給量の目安」が記載されている事が多いので、それを参考に餌の量を決めると良いと思います。

成猫に与える餌の量は?

猫は生後1年ほどになると、成長期を終えた成猫になります。そんな成猫になると子猫の時よりも体が出来上がっているので、エネルギー量は控えめになってきます。ちなみに1歳から7歳までの期間が、成猫と呼ばれる時期なので参考にしておいて下さい。

しかしこの時期の方が、胃も一定の量まで入る大きさになっているので、肥満になるリスクが高いと言われています。そこでこちらではその成猫時期に適正な餌の量の与え方について、下記に詳しくお伝えしていきますので、必ずチェックしておくことをお勧めします。

一日2~3回

成猫の個体差にもよりますが、1日に与える餌の量は、2回~3回程度が適正な量と言われています。成猫になると一度に食べられる餌の量も増えてしまうので、2回~3回程度にしないとそれだけ肥満になるリスクも高まってしまうんです。

また肥満になるだけなら良いのですが、そこから病気を引き起こしてしまう事も実際にあるので与える回数に、注意しなくてはいけないのです。1日に3回も難しいというあなたは、朝と晩の2回に分けて、餌を与えるようにしてみても良いと思います。

分量を決める為の計算式

そんな成猫に与える餌の、分量を決める為の計算式は、基本とされる80キロカロリーを基準として、計算すると良いですよ。例えば成猫の5㎏だったとします。そんな時の計算式は、「80キロカロリー×5㎏=400キロカロリー」となり、1日に与える回数を割れば、適正量とされる分量が分かってきます。

ちなみにキャットフードによって、エネルギー量には差がある事もありますので、必ず餌を与える前にパッケージの裏をチェックしてから、計算した方が猫にとって適正な量を知ることができると思いますよ。

体重によって量を決める早見表

成猫の体重を測った後に、分量を決める為だからといっても、何度も計算をしたくないというあなたの為に、体重によって餌の量を決める早見表を用意しましたので、是非下記を参考に適正な量の餌を与えてみるのも良いと思いますよ。また早見表では、1日に与える回数は3回で計算したので、間違えないように注意して下さい。

  • 体重4㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約320キロカロリー」「1日の量約91g」「1日の分量約30g」
  • 体重4.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約360キロカロリー」「1日の量約103g」「1日の分量約34g」
  • 体重5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約400キロカロリー」「1日の量約114g」「1日の分量約38g」
  • 体重5.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約440キロカロリー」「1日の量約126g」「1日の分量約42g」
  • 体重6㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約480キロカロリー」「1日の量約137g」「1日の分量約46g」
  • 体重6.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約520キロカロリー」「1日の量約149g」「1日の分量約50g」
  • 体重7㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約560キロカロリー」「1日の量約160g」「1日の分量約53g」
  • 体重7.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約171キロカロリー」「1日の量約171g」「1日の分量約57g」
  • 体重8㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約640キロカロリー」「1日の量約183g」「1日の分量約61g」

以上のようになりますので、成猫の時の参考にして頂ければと思います。

肥満猫の場合は食事のコントロールが必要

また成猫だからといっても、肥満猫の場合は食事のコントロールが必要になってきます。「適正の体重に戻すなら餌の量を少なくすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、1日に与える餌の量を少なくしてしまうと、栄養不足から健康を害する危険性もあるんです。

そんな肥満猫の場合はあくまでも食事の量を変えるのではなく、適正量を1日に4回ほどに小分けして与える事が大切なんです。そうする事によって、脂肪になるのを防げるようになるんです。

実際に私の知っている肥満猫を食事のコントロールで餌を与えた結果、適正体重に戻してあげる事ができたんです。しかし最近では、太り気味の猫や肥満猫の為に作られたカロリーオフのキャットフードもあるので、そのような餌で食事のコントロールをしてみても良いと思います。

ちなみにカロリーオフのフードのパッケージにも、供給量が記載されていますので、それを参考に与えてみるのもいいかもしれませんよ。

妊娠中の猫に与える量は?

成猫の時期になると同時に、妊娠ができる年代にもなります。もしそんな時期に妊娠してしまえば、成猫の時期と同じ餌の量では足りないと言われています。妊娠中の猫は通常よりも、2倍~4倍ほどのエネルギーが必要になってくるんです。

お腹にいる赤ちゃんは、母猫から栄養を摂取し体を作っていくので、それだけ母猫がより多く栄養を摂取しなければいけないのです。もし成猫と同じ量だけ与えてしまうと、生まれてくる赤ちゃんに十分な栄養が行き渡らなくなり、流産や死産などをする恐れもあります。

そんな可愛そうな事にならない為にも、適正量を気にせず沢山餌を食べさせてあげた方が、私は良いと思います。また搾乳中の場合でも同じことで、通常の成猫のおよそ2~3倍ほどのエネルギーを必要としますので、沢山餌を与える必要もあります。

老猫に与える餌の量は?

次に老猫に餌を与える時の、量についてお伝えしていきたいと思います。老猫はいわゆるシニア猫と呼ばれる年齢になり、見た目は成猫とほとんど変わらないのですが、成猫と同じように餌を与えていると、消化機能に負担がかかってしまい、体調不良や様々な病気の原因になる事もあるんです。

また個体差にもよりますが、老猫になると一回に食べられる量がばらばらになる子もいて、回数で調整しなくてはいけない事もあります。そんな老猫に餌を与える際には、下記を参考にし食べさせた方が長生きしてもらう為にも良いと私は思います。

7歳以上の猫は老猫

シニア世代になったとしても、人間のようにシワや白髪が出てくるわけではないので、「何歳から老猫になるの?」と疑問に思うかもしれませんが、成猫の時期の1歳から7歳を過ぎると、老猫と呼ばれる時期に入ります。

その見た目はほとんど変わる事はないので、たとえ飼い主だったとしても気づかれない事が多いそうです。この頃には成猫と同じエネルギーは必要となくなる為、食事も変化させていく必要があるんです。

ちなみに、老猫になるとヒゲが白くなっている事もあるので、老猫になってるか分からないというあなたは、良く観察してみるのも良いと思います。

老猫は一日3回~4回

一般的に老猫に餌を与える回数は、一日に3回~4回だと言われています。老猫になると成猫の時と比べても、食が細くなってきて、一度にたくさんの量を食べる事ができないんです。

たとえ一度にたくさんの量を食べられるとしても、消化機能に負担をかけてしまい、下痢や軟便になる原因にもなるので注意しなければいけないのです。その為、消化器官に負担をかけないように、一日に3回~4回に分けて餌を与える事が大切なんです。

餌の量を決める計算式

餌は一日に3回~4回に分けて与えなくてはいけないのですが、餌の量を決めるには、成猫の時と同じ計算式では、エネルギー量が異なってくる為、そのまま与えていると肥満になる可能性もあるので注意が必要です。

そんな老猫の時に適正量をだす計算式は、60キロカロリーを基準とした計算で、60キロカロリーに老猫の体重をかけてあげると、一日に必要なエネルギー量をあらわすことができます。その一日に必要なエネルギー量を、食事の回数で割ってあげると、一回の餌の量を知ることができますよ。

例えば猫の体重が5㎏だった場合は、「60キロカロリー×5㎏=300キロカロリー」で一日に必要なエネルギー量を知ることができますよね。

体重で分かる早見表

成猫の時と同様に、いちいち計算するのがめんどくさし、間違ったら困るというあなたの為に、老猫の体重で分かる早見表も作りましたので、是非餌を与える際の参考にして頂ければと思います。こちらも、一日に餌を与える回数を、3回として計算しましたので間違えないように注意し、老猫の健康を保ってあげてやって下さい。

  • 体重4㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約240キロカロリー」「1日の量約69g」「1日の分量約23g」
  • 体重4.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約270キロカロリー」「1日の量約77g」「1日の分量約26g」
  • 体重5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約300キロカロリー」「1日の量約86g」「1日の分量約29g」
  • 体重5.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約330キロカロリー」「1日の量約94g」「1日の分量約31g」
  • 体重6㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約360キロカロリー」「1日の量約103g」「1日の分量約34g」
  • 体重6.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約390キロカロリー」「1日の量約111g」「1日の分量約37g」
  • 体重7㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約420キロカロリー」「1日の量約120g」「1日の分量約40g」
  • 体重7.5㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約450キロカロリー」「1日の量約129g」「1日の分量約32g」
  • 体重8㎏の場合=「1日に必要なエネルギー約480キロカロリー」「1日の量約137g」「1日の分量約46g」

このように比較的、成猫の時期より餌の量が減ってくるので、肥満にならないように注意しながら与えてあげてやって下さい。ちなみに4回以上分けて餌を与えていると、膀胱内部が傷ついたり、炎症を起こすことも実際にあるので、分け方にも注意しないといけないと私は思います。

猫に適正な餌の量を与えないとどうなるの?

今までは猫の年代によっての、餌の適正量についてお伝えしてきましたが、「どうして猫に適正な餌の量を与えないといけないの?」や「もし適正量を与えないとどうなるの?」など疑問に思う事もあるかとは思います。

しかしあなたが猫の食事管理をしてあげないと、猫の健康を害する危険性があるんです。実際に私の知っている子も、適当に餌を食べさせていた結果、体調不良となり大切な命を落とした猫も中にはいるんです。

そんな事にならない為には、飼い主のあなたがしっかりと食事管理をしてあげる事が大切なんです。もしそんな適正な餌の量を与えないと、猫はどうなってしまうのかを下記にお伝えしていきますので、疑問に思っているあなたは必ずチェックしておいて下さい。

肥満になる

猫に適正な餌の量を与えていないの、肥満になる子が多いそうです。たかが肥満と思われがちですが、肥満になってしまった事で引き起こしやすい病気もあるんです。それは糖尿病や椎間板ヘルニアなどが、引き起こしやすいと言われています。

特に糖尿病は人間と違って、インスリンでの血糖コントロールがとても難しい為、多くの猫はインスリンを必要としてから、2年以内で命を落としているという結果が出ているんです。肥満からそんな事になってしまう前に、適正な餌の量を与え、予防する必要があるんです。

他にも肥満から、「心筋症」「肝硬変」「脂肪肝」などの病気になってしまった子も実際にいるので、肥満を甘く見てはいけないのです。

栄養失調になる

猫に必要なエネルギー量を与えていないと、栄養失調になる事も考えられます。猫が栄養失調になってしまうと、抜け毛や毛づやが悪くなったり、体のむくみなどが見られる他にも、結膜炎や皮膚病になる恐れもあるんです。

上記でお伝えした肥満から無理なダイエットをした結果、栄養失調になる事もあるので、餌の量を無理に変えない事も大切です。特に子猫の時期は、餌を与えない事で栄養失調になりやすいので注意する必要があります。

実際に子猫に餌を少ししか与えなかった結果、栄養失調から低体温症になり命を落としてしまったケースもあるので、絶対にそのような事はしないで下さい。

膀胱炎や尿結石になりやすくなる

またたとえ毎日の餌の量を与えていたとしても、一日に4回以上与えすぎると、膀胱炎や尿結石になりやすくもなります。猫は食べた後に、体内の尿が酸性からアルカリ性寄りになると言われていて、一日に何度も食べていると、アルカリ性化してしまうんです。

そのアルカリ性化した尿の成分が、結晶化してしまい、膀胱炎や尿結石の原因になってしまうんです。このような病気を予防するには、毎日に必要とするエネルギー量と、分量を守る事が大切なんです。

消化機能に負担がかかる

適正な餌の量を与えていないことで、消化機能に負担がかかる事にも繋がります。特に消化機能が発達していない子猫や、消化機能が低下してきた老猫に多いと言われているので注意が必要です。

猫にとって消化は体に必要とする栄養素を取り込むための必要な機能で、消化機能が正常でないと、栄養素を十分に取り入れる事ができなくなり、命を落とす危険性もあるんです。消化機能に負担がかかると、下痢や軟便、便秘、嘔吐といった症状が場合もあるので参考にしておいて下さい。

早死にする可能性が高くなる

愛猫に対して、食事の量が適当になってしまうと、早死にする可能性が高くなってしまうんです。一般的とされる猫の平均寿命は15年ほどとなっていますが、適当な量を与えてしまったことで、10年も生きられなかった子も実際にいるんです。

その逆に適正な餌の量を欠かさず与えていた事で約18年も、生きた猫も実際にいるので、猫の年代にあった適正量を食べさせてあげる事が大切なんです。そんな早死にする原因は、栄養を取り過ぎたり、栄養不足になった事から、様々な病気になり命を落とす事が、考えられるので注意しなくてはいけないのです。

猫が餌を食べてくれない!食べない時の考えられる理由

猫に適正量の餌を食べさせたいと思っていたとしても、「餌を思ったように食べてくれない」って事はないでしょうか?猫はとても味覚が鋭く、動物の中でもグルメな動物だと言われているんです。

そんなグルメな猫は適正量の餌を食べてくれない時には、ちょっとした原因が関係しているかもしれません。その原因をはやく対処してあげないと、今まで食べていた餌も食べなくなったり、場合によっては栄養不足になる事もあるので、早めの対処が必要になってきます。

そのような事にならない為にも、猫が餌を食べない理由をはやく突き止める事が大切なんです。私の実体験を元に、下記では食べない時の考えられる理由と、その対処法をお伝えしていきますので、是非参考にして頂ければと思います。

ニオイがない

猫はニオイがない物は、食べられない物と判断する事があるんです。その為、長時間放置した物や、長期間保存されていたキャットフードの、ニオイが消えてしまい食べ物と判断していない事も考えられます。

例え、毎回餌を与えていたとしても、キャットフード自体のニオイが消えていれば、食べてくれない場合があるんです。そんな時には、新しい餌に変えるか、猫が好きなニオイのまたたびをふりかけてあげるのも良いと思います。

同じ餌で飽きた

餌を急に食べなくなったら、同じ餌に飽きたのかもしれません。猫は先ほどもお伝えしたように、グルメな生き物ですので、たとえ美味しいと思っているキャットフードを食べていたとしても、飽きることがあるんです。

そんな猫の場合は、同じ種類の餌ばかり食べている事が多いので注意が必要です。同じ餌で飽きている時には数種類の餌を用意するのも良いですが、水分量も確保する為に私はウェットフードを混ぜてあげる事をお勧めします。

餌の種類や場所が変わった

また餌の種類が変わってしまった事でも、猫は餌を食べない事があるんです。それだけでなく、餌を食べる場所が変わっただけでも餌を食べなくなった、ケースも実際にあるので注意が必要です。

猫はとても繊細な生き物ですので、餌の種類や場所が変わっただけでも食べなくなる生き物なんです。そんな時の対処法として、猫がいつも食べていた餌や場所に戻したりする必要があります。私の飼っている子も、餌を変えただけで食べなくなった時は、猫が落ち着いてゆっくり食べられるように、環境を整えてあげた経験もあるので是非試してみて下さい。

ストレスや病気の可能性もある

猫はストレスや病気になると、餌を食べない事があります。猫はストレスを感じてしまうと、そこから食欲がなくなり、酷い場合は重い病気に陥ってしまう場合もあるんです。また病気にかかってしまう事で、食欲が激減するケースもあるので、そのどちらも注意しなくてはいけないのです。

軽いストレスなら、飼い主のあなたでも改善することができますが、ストレスや病気が重症化してしまえば、命の危険性もあるので、早急に病院に連れて行くことが大切です。飼い主から見ても明らかに食欲が低下している場合には、ストレスや病気の可能性を疑い、獣医に相談することが重要になってきます。

このようにたとえ猫の適正な餌の量や回数を与えていたとしても、猫が食べてくれない事もあるんです。しかし食べてくれないからといって放っておいては、猫の健康管理をできないだけでなく、健康状態の悪化にも繋がるので、飼い主のあなたは十分に気をつけなければいけないのです。

愛猫に長生きしてもらう為には、食事管理をあなたが徹底し、猫の状態に気を使って、調整していかなければいけないのです。とても面倒なのは分かるのですが、愛猫が長生きできると思ったら、あなたもできるはずです。

食事管理をしているのとしていないのでは、平均寿命はおよそ5年も違うという結果が実際に出ていますので、長生きさせるかさせないかはあなた次第なのです。一度適正な量と回数さえわかれば、しばらくそれを繰り返せばいいだけなので、是非愛猫に長生きしてもらう為にも、今までお伝えしてきたことを参考に、明日からでも試してみて下さい。










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