131-1 猫の鳴き声で気持ちが分かるって本当?鳴き声で猫の心理を探ろう!




猫を飼っているあなたならご存知だと思いますが、「ニャー」「ニャーオ」など様々な鳴き声がありますよね。実はその鳴き声によって、猫の気持ちが分かるって知っていましたか?

私も飼っている猫が「ニャーニャー」と鳴くと、どうしたの?と話しをしたりして愛猫との会話を楽しんでいましたが、鳴き声でその時の気持ちを分かることができれば、もっと楽しい生活を送ることが出来るんです。

「本当に鳴き声で気持ちが分かるの?」と疑問に思ってしまうかもしれませんが、実際に猫の鳴き声の研究結果で、人間に鳴く時には使い分けて、その意味のある鳴き声を発していたんです。今回はそんな猫の鳴き声で分かる気持ちについて、鳴き声の種類をお伝えしていきますので、その愛猫の気持ちを知ってよりよい会話を楽しんでみてはいかがですか?

猫の鳴き声で今どう思っているか分かることで、今後の愛猫との生活にも役立たせる事ができますので、是非あなたも猫の鳴き声をマスターしてみて下さい。

猫は人間に対してだけ鳴く

猫は基本的にあまり鳴かない生き物で、声を出してコミュニケーションをするのは人間だけだったんです。猫同士であれば、鳴き声で会話をするのではなく、毛づくろいをしたりして、体のしぐさによってコミュニケーションをしています。

そんなコミュニケーションをしても、人間に気持ちは伝える事ができない事から、猫は鳴き声が発達したと考えられています。古い昔から猫と共に暮らしてきた人間にだからこそ、猫は気持ちを分かってもらう為に色々な鳴き声を使い分けていたんです。

唯一猫同士で鳴きあうのは、母猫と子猫がコミュニケーションをとる時だと言えます。子猫が母猫を探している時に「ニャー」と鳴いたり、母猫が子猫を呼ぶ時に「ニャー」と鳴く以外では基本的に人間に対してだけ鳴くんです。

【ニャッ】と鳴く

そんな猫が人間に対して「ニャッ」と短く鳴いた時の気持ちは、あなたに呼びかけている時です。「遊んで」や「こっちを見て」など遊んでほしい時や、構って欲しい時の気持ちのあらわれです。

また猫にとっては挨拶する時もニャッと鳴き、名前を呼ばれた時に返事をすることもあります。

【ニャオ】と鳴く

猫がニャオと鳴いた時は、あなたに訴えている時です。「お腹が空いた」「喉が渇いた」などを飼い主に訴えているんです。もし飼っている猫がニャオと鳴いた時には、水が入ってなかったり、トイレが汚れている事もあるので、そのような物をチェックしてあげてやって下さい。

長く【ニャーン】と鳴く

猫がニャーンと長く鳴いた時は、飼い主にもっともっと構って欲しくて甘えている気持ちのあらわれです。「頭を撫でて」などを思って、頭をスリスリしたりして甘えたい欲求を飼い主に伝えているんです。

この時はとても気分が良い時ですので、沢山可愛がってあげた方が良いですよ。

【シャー・フー】と鳴く

猫がシャーやフーと鳴いた時は、「近づくな」「攻撃するぞ」と相手に伝えているんです。猫は元々警戒心が強い生き物ですので、知らない人間や新しい家族を迎え入れた時には警戒してしまい、シャーやフーと鳴き相手を威嚇しているんです。

その時の体勢は耳は後ろに向けて、姿勢は低くしていつでも攻撃できる体勢をとるので、もしその体勢が見られた時には注意した方が良いですよ。また同時に体の毛を逆立てて、体を大きく見せようともします。興奮状態でもあるので、無理に近づいてしまえば引っ掻かれたりしてしまい、怪我をする恐れがあるので、気持ちが落ち着くのを待つことが大切です。

【んー】と口を閉じて鳴く

んーと口を閉じて鳴いていた場合は、何かしてもらいたくて飼い主におねだりしているときにんーと鳴くんです。「まだ遊び足りない」「もっと構って」などを、思っている時の気持ちのあらわれですよ。

【ケケケ】と鳴く

猫がケケケと鳴いた時は、獲物に対する捕食欲求のあらわれです。ケケケの他にもカカカやクククと鳴く事もあり、この鳴き方はクラッキングと呼ばれる状態になっており、猫が窓の外から見える虫や鳥などを捕まえたいけど、捕まえられないもどかしさからこのような鳴き声をするんです。

その時の猫の気持ちは「捕まえたい」「獲物を発見した」「悔しい」などと思っていますよ。私も実際に部屋にトンボが侵入した時に、この鳴き声を聞いた事がありますが、トンボに対して興奮してそのまま食べてしまった子もいるんです。

エアニャー

あなたは猫が声を出さずに口だけ開けてニャーとする「サイレントニャー」をご存知ですか?私はこの鳴き方をエアニャーといっているのですが、この鳴き方は子猫が母猫に甘える時に使う鳴き方で、もしあなたにエアニャーをしている時はあなたの事を母猫だと思い、子猫の気分になって「甘えたい」という気持ちのあらわれですよ。

またこのエアニャーは実は私たちが聞き取れないほどの、高周波の音を出しているので猫同士では聞こえていたんです。

強く【ニャアン!】と鳴く

猫が「ニャアン!」と強く鳴いた時は、何かに不満を感じている時に多く鳴きます。通常のニャーよりも強い口調で低めに鳴き、「ご飯をはやくちょうだい」などの気持ちのあらわれで、餌をさいそくしたりします。

ウキャキャと鳴く

猫が走っている時などにウキャキャと鳴いた時は、「楽しい」と思っている気持ちのあらわれです。あまりこの鳴き声を聞く事は好きないですが、私の飼っている子も実際にウキャキャと鳴きながら部屋中を走り回って遊んで事もあるので、あなたも良く観察してみると鳴いているかもしれないですよ。

【ギャー】と鳴く

ギャーと叫ぶように猫が鳴いた時は、怪我などで「痛い」と思っている状態です。猫は基本的に多少の痛みであればあまり鳴く事はありませんが、ギャーと鳴いた時はそれだけ強い痛みを感じた時なんです。

怪我をした場所を触ったりするとギャーと鳴く事があるので、もしギャーと叫んだ時には体に異常はないか確認して、何らかの異常が感じられた時には病院に連れて行くことが大切です。またうっかり飼い主がしっぽを踏んでしまった時にも、ギャーと叫ぶ事があるので踏まないように注意してあげて下さいね。

【ア~オ~】と鳴く

猫がア~オ~と鳴いた時は「ここにいるよ」と訴えている時です。発情したオスやメスに多く、お互いに発情期になったら、相手を呼ぶ時に鳴くんです。

しかし発情していない猫がア~オ~と鳴いた時は、「私の物」「取るな」などの気持ちのあらわれでもあるんです。私の飼っている猫の場合は、大好物なものをあげた時に、誰にもとられないようにア~オ~と鳴きながら食べていました。

【ウニャウニャ】と鳴く

ウニャウニャと鳴いた時の猫の気持ちは、「嬉しい」「美味しい」と思っている事が多いですよ。上記でお伝えしたア~オ~と鳴く気持ちに近いのですが、美味しいものを食べている時にあまりの美味しさに感激して、ついついウニャウニャとしゃべりながら食べるんです。

私たち人間が美味しいものを食べた時に「美味しい!」と話ししながら食べるように、猫も美味しい時はウニャウニャと飼い主に美味しい事を伝えているんです。

鳴かない猫もいる

猫の中も個体差があり鳴かない猫もいて、そんな猫の場合は鳴き声で気持ちを伝える事はありませんが、名前を呼ぶとしっぽで返事している事がほとんどです。猫が鳴かなくなる原因として、早い時期から母猫と離れてしまい、鳴き声でのコミュニケーションのやり方が分からないという事が考えられます。

また猫同士でもコミュニケーションのとり方が分からない事で、仲間外れされたり、喧嘩に発展する事も実際にあるので注意が必要です。しかし子猫の早い時期に母猫から離れてしまっても、愛情を注いで育ててあげると鳴いてくれるようになる事も実際にあるので、諦めない事が大切だと私は思います。

英語だとニャーとは言わない

一般的に猫の鳴き声といえば「ニャー」というイメージがありますが、実はそれは日本だけの言葉だったんです。そんな猫の鳴き声のニャーを英語にすると、mew(ミュー)やmeow(ミャオウ)となり全然違う鳴き声で表現されていたんです。

ちなみにフランスでは「ミャウ」、ドイツでは「ミアォ」、韓国では「ヤオン」、ロシアでは「ミャーウ」、中国では「ミャオ」などと、このように全然違う言葉で表現されていたんです。

しかしそれでも私たちが聞こえてくる猫の鳴き声の表現も間違ってはいないので、そんな猫の鳴き声の気持ちを知っておくと、日常から愛猫との会話を楽しむ事ができるんです。猫の鳴き声は私たちが思っている以上に、感情を表現しているので、普段から愛猫のメッセージを読み取れるようにあなたも鳴き声マスターを目指してみてはいかがですか。










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