猫の健康診断を受けるタイミングは?費用はどの位かかる?




あなたの飼っている猫は、きちんと健康診断を受けていますか?いつもと変わらず元気があるからといって、健康診断は必要ないと勝手に判断しているのではないでしょうか?

猫は元々あまり症状を現さない生き物なので、もし病気にかかっていたとしても、気がつかないことが多いようなのです。そんな病気の早期発見に繋げる事が出来るのが、猫の健康診断なんです。

健康診断を受けることで、病気の悪化や発症などを防ぐことができ、何より猫の健康状態をチェックすることができるのです。いくら飼い主のあなたが日ごろから注意深く観察していても、素人では判断することができない病気が、隠されている可能性があるので必ず健康診断を受けさせることが大切なのです。

しかしその健康診断を受けさせるにしても「どのタイミングでいつ受けさせて良いのか?」「どんな内容なのか?」「費用はどの位かかるのか?」など、実際に私もそうだったように気になると思います。

そこで今回はそのような疑問を解決する為に、猫の健康診断についてタイミングや検査項目、料金などを詳しく解説していきたいと思います。

目次

猫の健康診断を受けるタイミング

先ずはじめに知ってもらいたいのが、猫の健康診断を受けるタイミングです。猫が健康診断を受ける傾度は年齢によっても変わってくるので、知っておく必要があるんです。

猫の健康診断は義務付けられている物ではないので、健康診断を受けるタイミングは完全に飼い主のあなた次第なんです。そんな健康診断を受けるタイミングを分からずに、飼い主の気分で受けていると、病気の早期発見ができずに重症化してしまうケースも実際にあるのです。

こちらではそんな猫の健康診断を受けるタイミングについてお伝えしていきますので、是非参考にしておいて下さい。

子猫は頻繁にするのがお勧め

生後1年未満の子猫の場合は、頻繁に健康診断を受けさせることがお勧めです。生後1年未満の子猫は免疫力が成猫に比べ低い為、病気にかかりやすい時期なのです。

他にも体温調整がうまくできなかったり、体力もない状態なので頻繁に受けさせることが大切なんです。少しの時間、餌を食べないだけでも栄養失調になりかねない子猫の健康状態を把握する為にも、簡単なものでも良いので健康診断をこまめにすることをお勧めします。

成猫は1年に1回

成猫の場合は、1年に1回程度の健康診断で大丈夫ですよ。成猫の年齢は1歳~7歳ほどと言われているので、その時期の猫の場合は年に1回受けさせてあげて下さい。

猫の予防接種も1年に1回受けることが望ましいと言われている事から、そのタイミングに合わせて健康診断をするのも良いと思います。しかし成猫の時期でも、健康状態があまり思わしくない場合や、持病を持っている場合は子猫の時と同じように、頻繁に受けさせた方が良いですよ。

高齢な老猫は半年に一度

猫は7歳ほどから老化が始まってくる年齢となっているので、成猫の時期よりもこまめに検査する必要があります。抵抗力や体力が、落ちてくる時期なので病気にもかかりやすいんです。

特に10歳を超える老猫の場合は、半年に一回程度に精密な健康診断をできることなら、受けてあげると病気の早期発見にも繋がりますよ。

猫の一般的に行われる健康診断の検査項目

飼っている猫の健康が気になると思いますが、そんな時に健康診断で「どんな検査を受けたらいいか分からない」と疑問に思う事もあるのではないでしょうか?私も実際にどんな検査をしたらいいのか分からない時期がありました。

そこでこちらでは猫の一般的に行われる健康診断の項目について、「どんなことが検査を受けることで分かるのか?」や「どの位料金がかかるのか?」などを、下記に詳しく解説していきたいと思います。

身体検査

猫の健康診断の時にする身体検査は、「体重測定」「問診」「聴診」「触診」などを行います。体重測定では猫が太り過ぎていないか?痩せすぎていないか?などの健康状態をチェックすることができるんです。

問診では獣医からの質問で猫の健康状態について、飼い主が回答していき、今どのような状態かを獣医に伝える事で、診察をスムーズに行えるんです。聴診や触診では、口や目、耳などをチェックし、どこか異常がないかを調べることができます。

他にも毛並みや肛門、リンパ腺などをくまなくチェックして、猫が何か病気がかかっていないか調べてくれるんです。また脈拍や肺の音に異常がないかをチェックする為に、聴診器を使い検査をする場合もあります。

血液検査

血液検査は、内臓の異常や甲状腺ホルモンの異常がないかをチェックする検査です。また血液検査をすることによって、ウイルス感染の有無や、猫の恐ろしい病気でもある猫エイズや猫白血病にかかっていないか調べることができます。

採血した血液中の赤血球や白血球、血小板などを測定する為、1時間以上も結果にかかる事もあります。血液検査の費用は一般的におよそ¥5000円~¥10000円ほどかかると言われているので、参考にしておいて下さい。

尿検査

尿検査では、尿道にかけた器官で起こりやすい病気を発見する事が出来ます。尿道にかけた器官では腎不全や膀胱炎などが考えられますが、尿の成分によっては糖尿病や肝臓病が発見することもできるんです。

尿検査での費用は一般的に、およそ¥1000円~¥3000円程度です。

便検査

便検査は尿検査と一緒に行われる場合があり、便検査をすることによって腸内細菌を見たり、回虫などの寄生中の卵が便に混じっていないか?などを検査することができます。

便検査をする場合は、猫はうんちを排泄してからおよそ3時間以内のものでなければ、正確な検査をすることができないので、必ず3時間以内のうんちを持っていくようにしましょう。

便検査の費用も尿検査と同じように、およそ¥1000円から¥3000円ほどとなっていて、上記でお伝えしてきた「身体検査」「血液検査」「尿検査」を含む検査が基本的な健康診断と言われています。

レントゲン検査

レントゲン検査は、呼吸器や心臓などの内臓系を撮影することによって、異常の有無を確認することができる検査です。内臓の大きさや形、正常な位置を知ることができるんです。

臓器だけでなく骨に異常はないかも確認することができて、その費用はレントゲンを撮影する枚数にもよりますが、¥5000円~¥10000円ほどとなっていますので参考にしておいて下さい。

超音波検査

超音波検査は、レントゲン検査では判断しにくい、内臓の内部に隠れている腫瘍などを調べることができる検査です。またリアルタイムで心臓の動きを観察することもでき、各心筋症の判断にも効果的だと言われています。

超音波検査は主に、心臓や腹部などに行われ、各臓器の細かな部分まで見る事が出来るんです。その超音波検査の費用は、撮影する部位にも変わってきますが、一般的に¥5000円~¥10000円ほどと言われています。

心電図検査

心電図検査は、心臓の病気を判断することができる検査です。猫の心臓が動く時にみられる電気を記録することで、心臓に異常がないかを知ることができます。

また心電図検査は呼吸器の病気や内分泌の病気、神経系の病気などでも行うことがあり、その費用はおよそ¥2000円~¥3000円程度だと言われています。

眼科検診

眼科検診では緑内障や、白内障などといった病気にかかっていないか検査することができます。猫の眼圧や涙の量などを検査する事によって、目に異常はないかを確認することができるんです。

眼科検診の費用は一般的に¥5000からとなっていますが、病院によって異なる場合もあるので、一度検査を受ける病院に聞いてみた方が良いと思います。

歯科検診

歯科検診では猫の歯根の炎症のチェックなど、お口にトラブルがないかを検査します。「歯の健康診断は受ける必要はないのでは?」と疑問に感じると思いますが、猫の場合はお口のトラブルによって、病気になる恐れもあるのでできることなら、歯科検診もしておいた方が良いのです。

歯科検診をする事によって、歯石の除去や歯肉のケアなどもしてくれるのです。そんな歯科検診の費用はお口の状態などにも異なってきますが、およそ¥15000以下で検査を受けることができますよ。

できる事なら受けてもらいたい猫の健康診断

上記では一般的な健康診断の項目などについてお伝えしてきましたが、その他にも病気の早期発見に繋げる事が出来る健康診断もあるんです。猫は病気にかかっていたとしても、あまり症状を見せない為、素人の目では判断することが難しんです。

もし病気にかかっている事を知らずに、放っておいてしまうと重症化してしまい、大切な命を失う事も実際にあるんです。そんな事にならない為にも、できることなら下記でお伝えしていく、健康診断を受けることも大切なのです。

私も実際にこれらの健康診断を猫に受けさせて、病気の早期発見に繋げた経験もあるので、一般的な健康診断の他にも、できることなら受けてもらいたいと私は思います。

感染症検査

主に猫風邪の一種と言われている感染症には、様々なウイルス感染からくる病気があるんです。その感染症を検査する為に、症状に合わせた4つの検査コースから選ぶ事が出来ます。そんな感染症検査のコースを下記に、お伝えしていきますので参考にしておいて下さい。

  1. 病原体遺伝子検査(猫上部呼吸器・猫結膜炎パネル):くしゃみや鼻水が続く場合推進される検査
  2. 病原体遺伝子検査(下痢パネル):下痢や軟便などお腹の調子が優れない時に、便の病原体を検査する
  3. 抗体価測定検査(コロナウイルス・トキソプラズマ抗体価測定):トキソプラズマ症や猫伝染性腹膜炎などにかかっていないか検査をする
  4. 抗体検査(猫白血病・猫エイズウイルス感染症検査):野良猫を拾った場合や、外によく外出する猫に推進される検査

SDMA(腎機能マーカー)

SDMA(腎機能マーカー)はこれまでの血液検査よりも、腎機能の低下を早い段階で検出することができる検査で、日本では2016年ほどから用意られている機器で早期発見にも効果的なんです。

血液検査では腎機能が75%以上低下していないと検出できなかったのですが、SDMAではおよそ40%の低下で検出することができるんです。

フルクトサミン

フルクトサミンとは、過去2.3週間の平均血糖値を反映する事で、より正確な猫の血糖値を把握することができる検査です。猫の血糖値はストレスによっても過剰に上昇してしまう為、病院と自宅では大きく異なってくるんです。

その正確な数字の把握することができるのがフルクトサミンで、ストレスや食事などでも影響少ないので、糖尿病などの病気の早期発見にも繋げる事が出来るんです。

甲状腺ホルモン検査

甲状腺ホルモン検査は、10歳以上の老猫に多いとされている甲状腺機能亢進症にかかっているか検査をする事が出来ます。甲状腺機能亢進症は病気とは思えないほど、元気に活発になったり、食欲が増してきたりする症状が見られるんです。

元気があるからといって放っておくと重症化してしまい、心筋肥大や高血圧となり、腎臓にも大きな被害を与えてしまう可能性があります。判別の難しい病気だからこそ、老猫を飼っている場合は、甲状腺ホルモン検査もできることなら受けておいた方が良いと私は思います。

遺伝子検査

遺伝子検査をすることによって、これから発症しやすい病気が先に分かると言われています。発症するリスクを先に知っておくことで、早期発見、早期治療をすることができるんです。

例えばたれ耳が特徴的なスコティッシュフォールドの場合は、F遺伝子を1つ持っている事によってたれ耳になりますが、その遺伝子が2つ揃ってしまうと骨軟骨異形成症という、骨が痛み出す病気になる可能性があるんです。

このように遺伝子検査を先に受けておくことによって、どんな病気になる恐れがあるのかを、先に知っておくことができるんです。

アレルギー検査

「猫に猫アレルギーがあるの?」と疑問に感じると思いますが、猫も人間と同じようにアレルギーがあるんです。猫によっては室内に漂うハウスダストがアレルゲンになる事もありますし、猫の大好きな肉がアレルゲンになる子も実際にいるんです。

そんな猫のアレルギーの有無を知ることができるのが、アレルギー検査なんです。ただのアレルギーだからといって知らずに放っておくと、アレルギーが原因で命を落としてしまった子も中にはいるので、できることならアレルギー検査も健康診断の時に受けておいた方が良いと思います。

猫が健康診断を受ける前に注意する事

猫の健康診断といっても様々な項目があるのをお分かりして頂いたと思いますが、そんな猫が健康診断を受ける前には、注意しなくてはいけないことがあるんです。

猫が健康診断を受ける前には、より確実な検査を受ける為に、病院での予約はもちろんのこと、事前の準備もしっかりしておかなければいけないんです。こちらではそんな猫が健康診断を受ける前に、注意する事についてまとめてみました。

検査項目と料金の見積もりを出してもらう

まずはじめに健康診断を受ける前にしておくことは、検査項目の相談と料金などの見積もりを出してもらうようにしましょう。何も見積もりを出さない状態で健康診断を受けてしまうと、あなたが受けなくても良いと思っている検査などを余分にしてしまい、多額の検査費用がかかってしまう場合があるからです。

元々猫がかかりつけている病院で、猫の状態を知っている獣医がいればいいのですが、そうでない場合は必ず検査項目と、料金の見積もりを出してもらう事が大切なんです。

検査当日はご飯を与えない

健康診断当日には、ご飯を与えないことが大切なポイントです。健康診断当日にご飯を食べてしまうと、計液検査や超音波検査などにも影響がでてきて、正確な診断ができないと言われているんです。

健康診断当日だけではなく、病院では12時間の間、絶食が推進しているほど食事は検査の妨げになってしまうんです。しかしご飯を与えないことは注意しなくてはいけませんが、お水はそのまま与えても良いので安心して下さい。

便・尿検査は3時間以内の物を用意する

便や尿検査をする場合は、3時間以内の物を用意するのが、望ましいと言われています。時間が経過してしまうと、性状が変化してしまう為、検査結果に大きく影響してしまうんです。

病院で採取するのが一番なのですが、便や尿は生理現象なので必ず排泄してくれるとは限りませんよね。そんな時は原則的に3時間以内と言われていますが、4℃の冷暗所で6時間以内であれば保存することができるので参考にしておいて下さい。

精密に検査する場合は、餌を持参しておく

基本的に行う健康診断の検査にかかる時間は30分程度なのですが、健康診断で精密に検査をする場合は、およそ半日から1日かかる事もあるので、餌を持参しておくことをお勧めします。

そんな長時間の検査で飲まず食わずの状態でいると、猫がストレスを感じてしまい、正確な診断をすることができない場合もあるからです。病院によっては長時間の場合検査の間だけ預かってくれて、検査が終わり次第引き取りに行く所もあるので、一度病院に確認する事も大切です。

猫の体調チェックも必ずする

上記のような長時間の検査をする場合には、猫の体調も必ずチェックしてあげて下さい。たかが健康診断だからといって、猫の体調を気にせず検査を受けてしまうと、ストレスや体調不良の原因になってしまう事も実際にあるんです。

それだけではなく、歯科検診などで歯石を除去する時には、猫の体に多大な負担がかかる全身麻酔を行いますので、事前の体調チェックが必要なんです。

飼い主でもできる猫の健康診断はないの?

猫は「病院でしか健康のチェックをすることができないの?」と疑問に思う事はないでしょうか?実はそんな健康診断を飼い主のあなたでも、することができるんです。

愛猫をいつも健康で居させる為にも、病院での健康診断は欠かすことは出来ませんが、自宅であなたが健康チェックをしておくことも大切なのです。私も実際に猫の体をチェックし、病気の早期発見に役立たせた経験があるので、下記でお伝えする飼い主ができる健康診断も必ずチェックしておいて下さい。

猫の耳の中をのぞく

飼い主ができる健康診断の一つ目は、猫の耳の中をのぞき、「ニオイがあるか」「耳が汚れているか」「傷などがあるか」などをチェックしてあげて下さい。猫の耳にそのような症状が見られた場合は、多頭飼いの場合は猫同士の喧嘩が原因かもしれませんが、すでに寄生虫に寄生されている可能性もあります。

猫が耳をかゆがるときも、何らかの皮膚病にかかってる恐れがあるので注意が必要です。もしその状態を放っておくと、中耳炎や内耳炎などや、鼓膜を破損したり聴力障害を起こすことも考えられます。

また、神経症状を発症する可能性もあるので、耳にそのような状態が見られたら直ぐに病院に連れて行くことが大切なんです。

涙や目ヤニをチェックする

また耳だけではなく、猫の左右の目を見比べたりして、涙や目ヤニがないかをチェックしてあげる事でも、猫も健康をチェックすることができます。猫の目をチェックした時に、目が赤くなっている場合は、結膜炎や角膜炎の病気にかかってる可能性があるので注意してあげて下さい。

その他にも病気の可能性がある症状は、「目ヤニが量が多い」「涙を沢山流す」「左右の目の大きさがいつもと違う」「瞳孔が開いたまま」「目の動きが鈍い」などが見られた時にも注意することが大切です。

口のニオイや歯茎の色を確認する

猫の口をあけて、口のニオイや歯茎の色などでも、健康をチェックすることができますよ。猫が餌を食べた後でも多少のニオイが感じられるのですが、そのニオイ以上の不快なニオイをする場合は、何らかの病気にかかっている恐れも実際にあるので注意して下さい。

もし猫の歯茎の色を確認した際に、普段の色より赤いと思った時は口内炎を起こしている可能性があります。また口のニオイや歯茎の色だけではなく、餌の食べ方でもチェックすることができますよ。

口に何らかの病気のトラブルがある場合は、その痛みから上手く餌を食べることができないので、餌を与えた際によく観察してあげる事も大切なんです。

呼吸は正常か?

健康な猫は静かに鼻で呼吸をするのですが、口をあけてあえぐように呼吸をしたり、ゼーゼーと音をたて苦しそうに呼吸をする場合は何らかの病気にかかっている可能性があります。しかしそのような症状が見られたとしても、直ぐに治まる場合はただの息切れという事も考えられるので、何日も続く時には病気の可能性を疑ってあげて下さい。

また呼吸だけでなく、くしゃみや鼻水などが出ていないか確認してあげる事でも、猫が健康なのか診断することができますよ。猫は鼻にほこりなどが入ってしまったことでも単発のくしゃみから鼻水が出るのですが、くしゃみを何度も繰り返したり、鼻水が常に出ている状態の場合は、様々な病気が考えられるので注意が必要なんです。

体全体を優しく撫でる

「体全体を優しく撫でるだけで健康診断ができるの?」と疑問に感じると思いますが、猫の体を優しく撫でてあげる事で、打撲や骨折、関節炎などの目には見えない怪我を診断することができますし、他にも内臓の病気も発見できるんです。

体全体を撫でながら体にあるしこりや、ある部位を撫でるとおかしな反応をするなどをチェックしてあげることで、猫の健康状態を確認することができるんです。また体を撫でる際に、「体を触らせてくれない」「触ると嫌がる」などの仕草が見られた時は病気の可能性も考えられるので注意して下さい。

他にも猫の体をなでた時に、猫の胸を触りあばら骨が触りにくい場合は肥満になっている可能性が高いですよ。その逆にあばら骨がごつごつしていて、肉がついていない状態は痩せすぎです。どちらの状態にしても健康とは言いにくいので、食事の管理を改善する必要があります。

地肌の状態もチェック

猫の地肌の状態をチェックするのも、飼い主ができる大切な健康診断ですよ。地肌の状態をどのようにチェックすればいいのかというと、様々な方法がありますが私はブラッシングをしながら、猫の地肌をいつも確認してします。

健康状態の猫の地肌は白っぽいのですが、皮膚に赤紫色や青紫色になっている部分がある場合は、内出血を起こしている可能性があります。また皮膚の色が黄色かかっている時には黄疸症状かもしれませんので、直ぐに病院に連れて行くようにしましょう。

他にもブラッシングをした際に、いつもと毛づやは変わらないか、毛玉が多くないか、などを確認してあげる事も、飼い主のあなたができる大切な健康診断ですよ。もしそのような症状が見られた場合は、何らかの原因で体調不良を引き起こしている事も実際にあるので注意が必要です。

食欲はあるか

猫の食欲の有無でも、健康をチェックすることができますよ。猫の食欲は健康のパロメーターですので、ご飯を全く食べない時には何らかの病気にかかっていると疑う事も大切なんです。

また食欲だけでなく、普段より水を沢山飲む場合にも、様々な病気も考えられるので注意してあげて下さい。もしできることなら、一日に与える水の量を決めて、その減り具合を見定めて与えている以上の水を飲むような場合には、一度獣医に相談したほうが良いと思います。

たとえ食欲があったとしても、直ぐに食べたものを吐いたり、繰り返し激しい嘔吐をした場合には、病気の疑いがあります。それだけ嘔吐はあらゆる病気の症状に見られるので、必ず放ってはおかずに病院に連れて行ってあげて下さい。

毎日の排泄物を見る

猫が毎日するうんちや、おしっこなどといった排泄物をチェックしてあげる事も、自宅であなたができる健康診断ですよ。毎日の排泄物を見て、下痢や軟便、便秘ではないかや、おしっこの量や色がおかしいかをチェックしてあげる事が大切です。

もしこのような排泄物が見られた場合には、何らかの病気にかかっている可能性が高いと言われています。他にも、血便や多飲多尿の場合にも、様々な病気が疑われます。病院で行われる基本的な健康診断の項目に入っているほど、猫の排泄物は病気の有無を判別するには欠かせない重要なチェックポイントなんです。

普段と変わらず元気か?

猫が日常で変わらず元気でいるかを見ておくことも、大切な健康診断ですよ。猫は元々あまり症状を出さない生き物ですが、元気がなく何か気になる変化がないかを確認してあげる事も大切なんです。下記ではそんな元気だった頃に比べ、日常の気になる変化というのは、どのような事なのかについてまとめてお伝えしていきますので、必ずチェックしておいて下さい。

疲れやすい、運動を嫌がる

猫は定期的な散歩などを必要としないので、「疲れやすい」や「運動を嫌がる」などの変化に気づきにく生き物です。どのようにそんな変化を判別すればいいのかというと、グルーミングや日常の遊びが少なくなったと感じられた時には、元気がないと判断することも大切です。

そのような症状が見られただけでも、呼吸器や内臓系の病気などにかかっている可能性も実際にあるので注意が必要なんです。

ぐったりする、立つことができない

体をぐったりとしていたり、立つことができない状態の場合は、命の危険が迫っている可能性が十分に考えられるので注意が必要なんです。それだけでなく体に痙攣を起こすことでも、大切な命を失う事も実際にあるんです。

考えられる病気は、「呼吸器」「内蔵系」「感染系」「薬物中毒」「脳疾患」など様々な病気がありますが、いずれにしても早急な対処が必要な状態なので、必ず放ってはおかずに直ぐに病院に連れて行くようにしましょう。

歩き方がぎこちない

普段と変わらずに元気なのに、歩き方がぎこちない場合には神経系に何らかの異常があるかもしれないんです。例えば、走って遊んでいる時に壁にぶつかったり、真っ直ぐに歩けない場合なども、平衡感覚を司る神経系に障害をおっている可能性があります。

神経系の異常だけでなく、視力障害や脳障害、感染症や中毒症状などからも、歩き方がぎこちなくなるんです。このような症状の他にも私の知っている猫の場合は、頭を傾けて歩くといった不自然な行動をする事も実際にいるので参考にしておいて下さい。

また歩き方がぎこちないといっても、外によく遊びに行く猫の場合は、何らかの事故や転落から足を痛めたことが原因という事も考えられます。そんな時は痛めた足をかばって歩いたり、足を常に同じところばかり舐めるので、飼い主のあなたでも判断できると私は思います。

いつもと鳴き方がおかしい

猫の鳴き声がいつもと違っておかしいと感じた場合は、猫が発情した事でも鳴くのですが、他にも歯周病や口内炎などといったお口のトラブルでも、奇声を発するんです。

猫のお口のトラブルは、非常に強い痛みを伴う為、いつもと違うおかしい鳴き方をすると言われています。

このように飼い主のあなたが自宅でできる健康診断は様々ありますが、あくまでも病気の早期発見に繋がる健康チェックですので、「何かいつもと様子が変だな」と思った時には絶対に病院に連れて行くことが必須条件です。

愛猫が一日でも長く健康でいてもらう為にも、定期的な健康診断を必ず病院で行い、自宅ではあなたが上記でお伝えしてきた健康をチェックしてあげることが大切なんです。私も実際に毎日のように、自宅で体や鼻、目や耳など様々な場所をチェックしてあげる事で、病気の早期発見に繋げた経験もあるのでお勧めですよ。

猫の健康を考えるのであれば、病院だけに頼らず自分でも毎日、猫の事をよく観察してあげることが、飼い主のあなたしかできない重要な役目なので、毎日の健康をチェックしてあげて下さい。










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