126-4 猫のお尻が汚い!手入れする方法はないの?




あなたは猫のお尻を手入れしてあげていますか?猫のお尻周りに便がこびりついていたり、毛についていたりすることもありますよね。

猫は基本的に自分の体をグリーミングして綺麗にするのですが、下痢などをしてしまうとお尻に便が残っている状態になる事もあるんです。そんな猫でも「おしりを手入れする必要があるの?」と疑問に感じてしまうと思いますが、汚れたおしりでソファーなどに座ってしまうとその場所を汚してしまう事も考えられますし、猫のお尻の汚れを放っておくと、それが原因で炎症を起こしてしまい、病気になる事も実際にあるんです。

しかしお尻を綺麗にしたくても、中々猫はお尻を拭かせてくれない子が多いのも事実です。また無理矢理手入れをしようとしても、嫌がったり暴れたりして黙ってやらせてはくれません。

そこで今回はお尻が汚い猫に、嫌がられずにおしりを綺麗にする方法を紹介していきますので、もし飼っている猫のお尻が汚れていた場合は下記を参考に手入れしてあげてやって下さい。

毛に汚れがついていたらノミ取りブラシを使う

猫がうんちなどをした時にお尻の毛に汚れがついてしまった場合、身近にあるティッシュなどでとろうとすると逆に汚れが広がってしまう事が考えられます。そんな時に使えるのはノミ取りブラシで、毛についた汚れを取り除く事ができるんです。

「ノミ取りブラシとはどんな物?」と疑問に感じてしまうと思いますが、ノミ取りブラシとは目の細かいくしの事で、毛の中に入り込んだノミをとることが出来るアイテムなんです。そのノミ取りブラシで汚れが付いている所を、優しくお尻の毛の根元から毛先に向けて毛を通す事で汚れをとることが出来るんです。

乾いた汚れなら蒸しタオルなどでふやかす

おしり付近の毛に乾いた汚れを取る際に、そのままの状態でノミ取りブラシを使ってしまうと、糞などの汚れが固まっているので、無理やり取り除こうとしてしまえば、毛が抜けたりして猫が痛い思いをしてしまいます。

その為、乾いた汚れを取る時には蒸しタオルなどを使ってふやかす事が大切です。蒸しタオルなどで乾いた汚れを包んであげることで、汚れが柔らかくなって簡単にお尻を手入れする事ができるんです。

私の場合は蒸しタオルを用意できない時は、ぬるま湯に浸したタオルやガーゼなどを使って綺麗にしてあげていました。また汚れをふやかして取り除いた後は乾いたタオルで、出来る限り水分を拭き取ってあげることも大切ですよ。

皮膚が汚れていた場合は濡れたタオルで拭く

肛門やおしり周辺の皮膚が汚れていた場合も同じように、蒸しタオルやぬるま湯に浸した濡れたタオルなどを使って、ふやかしてから汚れを取り除きます。乾いた状態のタオルで皮膚についた汚れを取ろうとすると、猫は痛いと感じてしまい嫌がる子が多いんです。

そんな状態でも無理矢理乾いたタオルでこすって汚れを取ろうとしてしまえば、皮膚が炎症してしまう恐れがあるので絶対に乾いたものでやってはいけないのです。必ず皮膚が汚れていた時には、濡れたタオルなどでその部分を少し抑えてふやけるのを待ってから、優しく拭いてあげると良いですよ。

長毛の猫の場合はお尻周りの毛を刈る

長毛の猫がお尻を汚していた場合は、お尻の周りの毛を刈ることも考えた方が私は良いと思います。長毛の猫は短毛の猫よりも、お尻を汚してしまう傾向があり、飼い主がお尻の手入れをすることが増えてしまうんです。

長毛の猫のお尻周辺の毛を刈ってあげることで、お尻が汚れるのを未然に防ぐことが出来、たとえ汚れてしまっても、軽く拭き取るだけで済ませる事ができるんです。「そんなに長毛の猫はお尻を汚しやすいの?」と疑問に感じてしまうと思いますが、実際に私の知っている子も、よくおしっこやうんちでお尻を汚してしまうので、定期的にお尻の周りの毛を刈っているんです。

少し見た目は気になってしまうかもしれませんが、飼い主と猫の負担をできるだけなくすためにも私はお尻の毛を刈るのも必要だと思っています。また長毛の猫だけでなく、手入れをされるのが嫌がる子や、頻繁にお尻を汚してしまう猫にもお勧めですよ。

猫のお尻の毛を刈ることを考えているあなたは、素人の手では傷つけやすいので病院やサロンなどで刈ってもらうようにしましょう。それだけおしりはデリケートな部分で、一度傷つけてしまうと中々治りにくく、排泄した時に傷口から細菌などが入ってしまうと炎症を起こす恐れもあるので、必ず毛を刈る時にはそのような場所で行った方がいいんです。

ウェットティッシュは絶対に使わない

ウェットティッシュを濡らしたタオルなどの代用として使えるイメージがありますが、おしりを手入れする際には絶対にウェットティッシュは使わないで下さい。ウェットティッシュは元々少し汚れたテーブルや手などを拭く為に作られているので、お尻などのデリケートな部分には使ってはいけないのです。

ウェットティッシュといえば、赤ちゃん用に作られたおしりふきと同じと思われがちですが、おしりふきよりウェットティッシュのが固く作られているため、そのウェットティッシュでお尻を拭いてしまえば、傷つけてしまう恐れもあるんです。もし濡れたタオルなどの代用で使う際には、ウェットティッシュではなく、柔らかい洗浄綿で作られた赤ちゃん用のおしりふきを使った方が良いですよ。

寝ている時もNG

おしりを手入れする時に「寝ている時の方が大人しくやらせてくれるのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、寝ている時に手入れするのはNGです。猫は一日およそ16時間寝て過ごすのですが、そのほとんどが浅い眠りでたとえ寝ていたとしても、物音でもすぐに目を覚ましてしまうんです。

そんな猫の寝ている間にお尻を拭こうとしてしまえば、「寝ている時に襲われた」と思ってしまい、飼い主のあなたにまで警戒してしまう恐れがあるんです。猫は一度警戒してしまうと、あなたのそばで寝なかったり、隠れて寝る事も実際にあるので、猫との信頼関係を壊さない為にも寝ている時にはやってはいけないのです。

その為汚れたお尻を手入れする時には、起きてる時に何をするのか観察させて、嫌がった時は無理にはせずに徐々に慣れさせていくことが大切です。

キャットフードを見直す事も大切

猫がお尻を汚してしまう原因として、うんちが柔らかくなっている可能性もあるのでそんな時にはキャットフードを見直してあげることも大切ですよ。キャットフードの種類は様々あり、そのキャットフードの中には、穀物性たんぱく質が豊富に使われている物もあるんです。

猫は元々肉食動物な為、穀物性たんぱく質は消化しにくく、それが原因で軽い消化不良を起こしうんちが柔らかくなっている事もあるんです。その為うんちが柔らかくなってお尻を汚していた場合は、一度猫に与えているキャットフードを見直してみて、もし穀物性たんぱく質が多く使われていたものを食べさせていた時には、動物性たんぱく質が多く使われている物に変えて見るのも一つの方法です。

しかしうんちが柔らかくなる原因は、病気やストレスのサインの可能性もあるので、キャットフードを変えても改善が見られなかった時には、一度獣医に相談する事も大切だと私は思いますよ。










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