猫をブラッシングしたら白い粉が!猫のフケがでる6つの原因と対策法




ブラッシングしていたら、白い粉がついていてびっくりした方もいると思います。白い粉・・・実は、猫のフケなんです。猫も人間と同じ様に、肌が乾燥したしたりすると、フケが出てきます。

 

フケが、出すぎたりしていたら皮膚に異常がある可能性も考えられるんです。そこで今回は猫のフケが出る原因や、対策法などをまとめていきたいと思います。

 

猫もフケがでるの?具体的な症状とは?

猫も人間と同じくフケが出ますが、猫の場合は全身からフケが発生してしまい、そのフケが猫アレルギーの原因になってるんです。猫が好きでも、猫アレルギーの為近づけないという方もいると思います。ですが、その原因はフケにある為、しっかりとフケ対策をしていれば、近づけるかもしれませんよ。

 

これから猫のフケについて、具体的な症状を紹介していきたいと思いますので、猫のフケがどのような物なのか理解しておきましょう。

 

猫のフケも人間のフケと同じ原理ででる

猫のフケも、人間のフケと同じ原理で出てきます。その原因は主に、皮膚の乾燥によるものです。人間も寒い冬場などでは、肌が乾燥して、フケが出てしまいますよね。

 

猫も同じように、乾燥によって古い皮膚が剥がれおちてくるんです。乾燥だけでなく、シャンプーで洗いすぎたりして、皮脂のバランスが崩れてフケが出ることもあります。

 

なるべくフケを出さない為にも、飼い主がどのようにしたらフケが出てくるのかを確認してから、フケ対策をしてあげる様にしましょう。

 

猫をブラッシングした時に白い物が出たらフケ

猫をブラッシングした時、毛と一緒に白い粉が出てきた事はありませんか?これが猫のフケです。

 

堅いブラシでブラッシングしていると、地肌に刺激を与え、余計にフケが出てしまう恐れもあるので注意してあげてください。ブラッシングは猫の血行促進にも良いと言われていますが、乾燥する時期などは頻度を考えた方が良いかもしれません。

 

黒いぽつぽつはフケではなくノミの糞かも!?

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黒いぽつぽつを確認できたら、それはフケではなくノミの糞かもしれません。猫の体には、ノミが生息している事も少なくはないんです。

 

黒猫の場合は分かりずらいと思いますが、白猫だと黒いぽつぽつを見つけられやすいので、その場合にはすぐに病院に連れていき、駆除をするようにしましょう。黒い粒だけでなく、フケのような白い粒もあれば、ノミが卵を産んでいる可能性も十分に考えられます。

 

ノミは人に寄生はしないのですが、吸血はするので注意が必要です。そのような黒や白などのぽつぽつを発見したら、ノミが潜んでいる可能性大です。

 

もしかして病気!?猫のフケがでる6つの原因

猫のフケがでる原因として、乾燥する季節だけでなく様々な事からフケがでる事があって、それが病気に繋がる事も考えられるんです。こちらでは、そんな猫のフケがでる原因をまとめましたので、自分の愛猫が状態を必ず確認してあげてください。

 

肌のターンオーバーと同じく新陳代謝で皮膚が入れ替わる

まず一つ目の原因として、新陳代謝によって皮膚が入れ替わる事で、フケが発生してくるんです。これは肌のターンオーバーと同じで古い皮膚が剥がれおち、新しい皮膚へと生まれ変わるためにフケが出てきます。

 

この入れ替わりの時期にブラッシングやシャンプーなどをすると、沢山のフケが出てします事もあるので注意しましょう。

 

部屋や皮膚の乾燥によりフケがでやすくなる

部屋や皮膚の乾燥によって、より沢山のフケがでやすくなってしまう場合もあるんです。極度に部屋が乾燥している所では、猫が水分不足となり、フケだけでなく腎臓病などの病気になる可能性も十分に考えられるので注意が必要です。

 

水分不足が原因で乾燥肌になり、よりフケがでてしまうんです。元々猫はあまり水を飲まない生き物ですので、部屋が乾燥している場合には、猫がしっかり水を飲むように工夫する必要があります。

 

ストレスもフケの原因

猫はとても敏感な生き物で、様々な事でストレスを感じてしまうんです。ストレスによって、フケが多く出てしまう場合もあります。

 

例えば、食欲不振になったり下痢や便秘をするようになるのも、ストレスを感じているからなんです。その他にも、「グルーミングを長時間する」「何かに隠れる」「遊ばないで寝ている時間が長い」などの行為もストレスを感じているサインです。

 

ストレスを感じ続けていると、フケだけでなく体調不良になってしまう事もあるので、いつもと少し様子がおかしいと思ったら、病院に相談してみましょう。

 

乾燥肌でフケがでやすい体質

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人間と同様に乾燥肌の場合もフケが出やすくなります。フケだけでなく、抜け毛が多かったりする猫も中にはいるので、その場合にはきちんとブラッシングで毛を取って清潔にしてあげましょう。

 

アレルギーによる皮膚疾患にかかっている

フケがいつまでも沢山でている時は、アレルギーによる皮膚疾患にかかっている可能性もあります。猫は人間と同じようにアレルギー体質な子もいて、そのアレルギーによって体が痒くなり、自分で体をかいてしまいフケが沢山でる猫も中にはいるんです。

 

猫のアレルギーといっても様々ですが、家で飼っている猫がなりやすいアレルギーは、「花粉症」や「ハウスダスト」などがあります。部屋を清潔にしていても、花粉が多く出る季節になるとフケが出てくる猫は、アレルギーにかかっている事も考えられます。

 

ノミやダニがいることで皮膚炎にかかっている

ノミやダニが猫の体に生息していることで、皮膚炎にかかっている可能性も考えられます。これは不衛生な環境で飼っていたり、外で飼っている猫に多くみられる病気です。

 

フケがいつまでも多く出ている場合は、ノミやダニに感染していて皮膚が炎症をしている事があります。このような感染症を起こすと、脱毛や異常な痒みから体を引っ掻いてしまう事もあるので、注意が必要です。

 

フケがでやすくなりやすい代表的な6つの病気とは?

フケが出やすくなる病気もあるんです。いつもフケがでないのに、急に体からフケがたくさん出てきたら病気になっていることも考えられます。

 

そんなフケがでやすくなりやすい、代表的な6つの病気を紹介しますので、急にフケが出てきたら必ず病院に連れて行くようにしてあげてください。

 

カビによる皮膚疾患(皮膚糸状菌・白癬など)

フケがでやすくなる病気の一つは、カビによる皮膚疾患です。カビは他の猫から接触感染をし、体の他にも顔や耳などの周りからフケが出てきたり、かさぶたが見られます。

 

カビといっても猫に多い細菌は「皮膚糸状菌」「白癬」などがあげられていて、体をかくことはめったにありません。ですが、放っておくと分厚いかさぶたができてしまい、そこから脱毛してしまいます。

 

 

このカビによる皮膚疾患は、免疫力があまりない子猫や栄養不足の猫などに多い病気でもあるので、しっかりと栄養のあるエサを食べさせるようにしましょう。

 

ニキビダニ(毛包虫症)

出典:あやい動物病院

ニキビダニが猫の体に寄生して、皮膚炎を起こしたことによってフケが出ている可能性もあります。ニキビダニは、先ほどお教えしたノミやダニなど大きく違うところは、フケがでるだけでなく、赤くただれてきたり、固いかさぶたなどになってしまうんです。

 

出典:あやい動物病院

 

ニキビダニが寄生しやすい場所は、皮脂がある部位となっていて、あごなどに多く生息します。毛包虫症(もうほうちゅうしょう)とも呼ばれる病気で、猫の免疫力を低下させ、感染症にもなりやすくさせる怖い皮膚病なんです。

 

日光による皮膚炎

猫は、強い紫外線を放出する日光でも皮膚炎を起こしてしまうんです。強い紫外線を浴び続けていると、色素の薄い体の部分からフケや抜け毛などの症状が出ます。

 

外猫だけでなく、室内で飼っている猫でも日光浴が好きな猫の場合は、この病気になる可能性があります。猫の中でも、白い毛の猫や毛が薄い猫が、皮膚炎にかかりやすいので注意が必要です。

 

これは、強い紫外線を直接皮膚に浴びてしまう事から発症してしまいます。ひどくなると痒さも伴ってきて、自分でかいて出血する事もあるんです。そこからもっとひどくなってくると、皮膚がんになる事も十分に考えられるので、必ず獣医に相談しましょう。

 

好酸球性肉芽腫症候群

好酸球性肉芽腫症候群(こうさんきゅうせいにくげしゅしょうこうぐん)とは、原因が解明されていない病気です。フケだけでなく、脱毛したり皮膚がえぐれたりしてしまう重度の病気となっています。

 

そのまま放っておくと、二次感染をしてしまい、肉が見える状態まで進行してしまうので、早めの処置が必要です。

 

フケがでるだけでなく、猫が同じ部位をずっと舐めている場合には、この病気にかかっている可能性もあるので、その場合はすぐに病院に連れて行くようにしましょう。

【浅香山動物病院】猫の好酸球性肉芽腫症候群

 

ツメダニ症

ツメダニ症は、ネコニキビダニとは違い、非常に小さいダニの一種です。実際に目で見る事は困難なほど小さく、大きさはおよそ0.3~0.5mm程度となっています。

 

とても小さい体をしていながらも、爪は鋭くその爪を使って猫の体に傷をつけ、体液などを吸って寄生するんです。寄生した部位だけに、大量のフケや脱毛といった症状がみられるのが特徴です。

 

このダニは人間にも寄生するので、早期の治療をおすすめします。人に寄生すると、強いかゆみや痛みなどが伴ってしまうんです。人に寄生しても、繁殖はできないのですが、猫に寄生した場合、繁殖するので注意が必要です。

 

スタッドテイル(尾腺炎・尾腺過形成)

出典:3 SIGNS THAT YOUR CAT MAY HAVE STUD TAIL

この病気は、猫の尻尾の付け根にある尾腺が炎症を起こした病気です。尾腺炎などとも呼ばれていて、はじめはフケがでてきて、酷くなると皮膚がボコボコとなってしまうんです。

 

その見た目はとても痛々しく、見ていられなくなるほど酷い姿になる恐れもあるので注意してください。主な症状として、尻尾の付け根が腫れあがったり、お尻から悪臭を感じる事ができます。

 

原因は定かになっていないのですが、ホルモンバランスが崩れたり、遺伝からくる事もあると考えられているんです。尻尾からフケは沢山出て、猫が尻尾ばかりを気にしだしたら、この病気になっている可能性もあるので、その際は獣医に相談してみてください。

 

おうちでできるフケ対策法

フケがでる原因や病気について紹介してきましたが、もし飼っている猫からフケが出てしまったらどうしよう?と不安ですよね?フケがでた時の対処法を紹介していきますので、参考にして下さい。

 

猫のフケ用シャンプーで丁寧に洗う

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フケが出る猫専用のシャンプーで丁寧に洗ってあげてください。丁寧に洗うといっても、毎日洗うのではなく2か月に一度程度で大丈夫です。

 

もしも毎日のように洗ってしまうと、必要な皮脂までも余分に落ちてしまい、逆にフケを出す原因となりますので注意してください。

 

フケ用シャンプーで洗った後も気をつけてください。洗った後は、必ずタオルなどで体を拭いて、ドライヤーなどでしっかりと乾かしましょう。

 

部屋に加湿器を置いて乾燥を防ぐ

部屋に加湿器を置いて、乾燥を防ぐのも効果的です。乾燥する部屋で猫を飼っている方は、是非この対処法を試してみてください。加湿器を使う事によって、皮膚の保温にもつながり、フケがでづらくなります。

 

冬などの乾燥するシーズンなら尚更、この方法が得策かもしれません。猫が最も暮らしやすい生活環境は、湿度がおよそ50%ほどで、温度は20°~28°ほどといわれています。このあたりを目安にして、温度や湿度を調整してあげましょう。

 

もしも加湿器がない場合は、室内に洗濯物を干したり、お湯などを沸かしても部屋の湿度をあげる事が出来ます。

 

マッサージするようにしっかりブラッシングしてあげる

フケをださないための対策として、ブラッシングも効果的です。ブラッシングしたら、余計にフケがでやすくなると思われがちですが、フケの予防にもなるんです。

 

やさしくマッサージするように、ブラッシングしてあげると、皮膚に近いフケをとることができて、なおかつ体についているノミやダニなども取り除く事ができます。

 

ですがブラッシングといっても、強く押し付けながらブラッシングしてしまうと逆効果ですので、ブラッシングする際には、体をなでるように優しくしてあげる様にして下さい。

 

毎日優しくしてあげると、フケを抑えるだけでなく、猫の体も清潔に保つことができるのでおすすめの対処法です。

 

たくさん遊んでストレスを発散させる

フケの原因は、ストレスにもあるので沢山遊んであげてストレスを発散するのも効果的です。沢山遊んであげるといっても、どんな遊び方をしていいのか分からないという方もいると思います。

 

猫は元々高い所が好きな生き物ですので、その高い場所を探す習性があるんです。それを利用して、上下の運動してあげるとストレスの解消にもなるんです。

 

 

皮膚ケアに効果のあるキャットフードを試してみる

普段のキャットフードを、変えてみる方法もあります。キャットフードといっても様々な種類があり、穀物性たんぱく質が豊富に入っている物や、動物性たんぱく質が使われているキャットフードなどもあるんです。

 

もしも穀物性たんぱく質が豊富に使われているキャットフードを与えているのであれば、これが原因でフケがでている可能性も考えられます。穀物性たんぱく質は、猫には不十分な栄養素となっており、消化不良だけでなく、皮膚にも影響がでる場合もあるんです。

 

その場合は、動物性たんぱく質が豊富に使われているキャットフードを試してみましょう。動物性たんぱく質は、皮膚や猫の体調も整えてくるのでオススメです。

 

そんな皮膚ケアに効果のあるキャットフードを具体的に紹介していくと、「コンプリートケア」「アボ・ダームキャット」「ノバルティス」「ニュートロナチュナルチョイス」などがあります。是非一度このキャットフードを調べてみて、フケがでている猫に食べさせてあげるのも良いと思いますよ。

 

改善されない場合は、病院へいこう

様々な対処法をしても、フケが改善されない場合は、病気の可能性も考えられますので病院に連れていきましょう。ネコのフケについて解説してきましたが、参考になりましたか?この記事があなたと猫が幸せな生活を送る為の参考になれば幸いです。










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