猫がモミモミするのはどうして?そこには信頼の証が隠れていた!




うちで猫を飼っている方なら、必ず一度は見たことがある「モミモミはどうしてするんだろう?」って思った事もあると思います。このモミモミ行動は、実は飼い主を信頼している証だったんです。

ですがこのモミモミにも様々な理由があって、猫の心理状態が分かると言われてます。今回はそんな猫のモミモミについて、徹底的に追及していきたいと思いますので、是非最後までチェックしておくことをおすすめしますよ。

猫のモミモミ(ウールサッキング)とは?

猫のモミモミは、ウールサッキングと呼ばれていて、子猫が母猫のお乳を吸う為にする仕草なんです。お乳を飲んでいない猫でもこの仕草をしますが、その理由はまだ明確にされていないと言われています。

このウールサッキングは、モミモミだけでなく口でチューチューして、毛布などといった物を吸う猫もいるんです。子猫だった時の事を思い出してやるそうですが、吸った時に異物を飲み込まないように注意もいておかなければいけないんです。

今回はそんな猫のモミモミ(ウールサッキング)について、徹底的にお教えしていきたいと思います。この猫がモミモミする理由をもっと知り、これからの生活に役立たせください。

モミモミするのは子猫の時だけなの?

モミモミは猫がお乳を吸う仕草だからといって、子猫の時だけのイメージがありますが、実は成猫になってもするんです。これは飼い主の事を母親だと思っているからするとされており、飼い主の体だけでなく、匂いがついた布団や毛布などにもモミモミをします。

その匂いがついた物でも、ウールの素材で作られた物に主にします。これはウールサッキングの名前の由来ともなっていて、モミモミの症状がひどくなると、その物を吸ったり噛んだりして食べてしまう猫もいるんです。

私の知っている猫も、ウールのパーカーの袖を噛んでボロボロにするほどの症状がある子もいるんです。その異物を飲み込んでしまい、腸閉塞や窒息なども考えられるので注意が必要なんです。

猫がモミモミするときの対象物とは?

猫がモミモミする時の対象物は、先ほども言った飼い主や布団や毛布といった物だけなく、ぬいぐるみやクッションなどといった物にもしますよ。これは、自分が気に入った物にすると言われていて、お気に入りをモミモミで主張しているんです。

モミモミの対象物はこのような物ですが、ウールサッキングで食べてしまうものはウールだけではないので覚えておく必要があります。ウールの他にも、「ゴム製品」「ナイロン製品」「ダンボールといった紙製品」なども食べてしまいます。

どれも生活していくには必要な物なのですが、なるべく猫がモミモミするところを見ていて、食べさせない事が大切なんです。猫に触れさせないということは大変だと思いますが、出来る限り食べないように心がけておくことが必要です。

どんな体勢でモミモミすることが多いの?

猫のモミモミ体勢は、うつ伏せの体勢が最も多いんです。これは、子猫の時に母猫からお乳をもらっている体勢と同じということもあって、うつ伏せの状態でモミモミをするんです。

ですがうつ伏せだけではなく、仰向けになって手をグーパーしながら、モミモミをする猫もいますよ。私の知っている猫も、抱っこしているとグーパーしながらモミモミとしてくれます。

この体勢が多いと言われているのは、子猫の母猫の乳腺を刺激し母乳を出やすくしている為、このような体勢の猫が多いのです。

猫がモミモミするときのシチュエーション別理由とは?

猫のモミモミの事について少し触れていきましたが、こちらではそのモミモミする時のシチュエーション別に理由をお教えしていきたいと思います。飼い主にモミモミしたり、物にモミモミしたりと様々な所でするには、ちゃんと理由があったんです。

その理由をちゃんと知っていれば、ウールサッキングによって異物を食べることを未然に防げるかもしれないですよ。

飼い主にモミモミするときは甘えている証拠!?

うちの猫が、飼い主にモミモミしている時は甘えている証拠です。これは飼い主の事を母猫だと思っていて、信頼の証として表現しています。

その時は、抱っこなどをしてあげて十分に甘えさせて良いと思います。ですがモミモミしながら、袖などをかじる事もあるので、目を離さないように気をつけておく必要があります。

飼い主が寝ている時にでも上にのって、ゴロゴロとなりながらモミモミされた経験もあると思いますが、これも「一緒に寝たい」「甘えたい」などを表現しているんですよ。

布団や毛布にモミモミするときは甘えたりない

猫が布団や毛布にモミモミする時は、飼い主に甘えたりない証拠です。布団や毛布には飼い主の匂いがしっかりとついているので、それで甘えを発散してしているんです。

これは人間の汗の匂いが、ウールの成分とよく似ていることからウールサッキングをすると言われています。この症状がひどくなってくると、先ほども言った吸ったり噛んだりして食べてしまう可能性もあるんです。

飼っている猫で毛布や布団に、よだれをつけている事がある場合は、注意が必要ですよ。毛布などを吸ったりしてよだれをつけている証拠なので、食べてしまう恐れがあります。

そんなよだれを見かけたら甘えたりないということですの、満足がいくまで甘えさせてあげると良いと思います。満足するまで甘えたらたまに、甘え疲れて寝る猫もいてとても可愛いですよ。

モミモミしながら喉をゴロゴロ鳴らしているとき

先ほども言ったように、飼い主の上にのってモミモミしながら、ゴロゴロと喉を鳴らしている猫もいます。それは、飼い主に気持ちを表現している時なんです。

ゴロゴロと喉を鳴らすということは、子猫の時に「ミルクが欲しい」「お腹いっぱい」などを表現していて、猫が子供返りしている時にゴロゴロと鳴らしながらモミモミすると言われています。

そんな時には、「お腹が空いているのか?」「お腹がいっぱいで眠たいのか?」などを知ってあげると、異物を吸ったり飲み込んだりする事はないかもしれないですよ。

オスの場合はモミモミと一緒に腰を振ることがある

モミモミといってもオスの場合は、一緒に腰を振ることがあるんです。これは、発情期のオスに見られる傾向があり、マウンティングに近いものとして考えられているんです。

そのマウンティングとは、オスがメスの上にのり、首元を噛みついて腰を振る一種の性行動なんです。野良猫の世界では、優位性の誇示なども表していると言われています。

このマウンティングのモミモミと、甘えているモミモミとは違いがあり、マウンティングの場合は、前足ではなく後ろ足を中心に腰を振りながらモミモミしてくるので、すぐに分かると思います。

去勢していないオス猫に多いとされていて、本能による行動ですので見守ってあげることも大切ですよ。もしそれでも気になるという方は、去勢をする事を考えておくのも良いかもしれないです。

うちの子はモミモミしない!どんな心理が隠れているの?

飼い主に甘える時にするモミモミは、実はすべての猫がするわけではないんです。モミモミをしないからといって、飼い主の事が嫌いというわけではなく、様々な猫の心理が隠されているんです。

こちらでは、そんなモミモミをしない猫の心理についてお教えしていきたいと思います。

モミモミしなくても信頼されていないわけではない

決してモミモミをしないからといって、飼い主の事を信頼していないわけではないんです。猫にも様々な性格があって、モミモミで信頼関係を表す猫もいれば、ゴロンとお腹を見せて、飼い主への信頼を主張する猫などもいるんです。

ですのでモミモミをしてくれないからといって、飼い主の事を嫌いになったわけではありません。私の知っている猫でもモミモミをしなくても、スリスリや喉をゴロゴロ鳴らして、甘えてくる猫もいますよ。

子猫の時にしっかり乳離れできているから

猫がモミモミをしてこない心理として、子猫の時にしっかりと乳離れができているからしてこないという事も考えられます。子猫の時から自立できていて、親に甘える必要がない猫はモミモミをしてこない可能性があるんです。

元々母猫を知らないで育った子猫も、モミモミをしてこなかったり、モミモミが下手くそな猫もいるんです。甘えないということは、信頼していないと言う事ではなく、親離れがきちんとできているということです。

モミモミしたいと思う対象物がないから

猫の中では、モミモミをしたいと思う対象物がないと、モミモミをしない場合もあるんです。先ほどもお教えしたように、布団や毛布などといった物でもウール素材を特に好みますが、その対象物がないとしない事もあります。

元々猫によっては、ウールなどの対象物があっても、飼い主の匂いがついていなかったり、その素材が好まない猫もいるんです。

今までモミモミしていたのに急にしなくなったら?

今まではモミモミしていたのに、急にしなくなったら環境の変化などに問題があると思います。例えば、住む部屋が変わったり、新しいペットが増えたりすると、精神的に落ち着けない心理状態になってしまうんです。

その為、精神状態が不安定になってしまい、リラックスができず飼い主に甘えたりすることができないんです。ですが、その生活環境に猫が慣れてくれさえすれば、また心理的にリラックスする事ができ、モミモミすると思います。

生活環境の変化は猫のストレスの原因ともなり、精神面から病気になる猫もいるので、なるべく落ち着ける環境づくりをしてあげるのがおすすめです。

猫のモミモミをやめさせたいときはどうしたら良い?

猫のモミモミ(ウールサッキング)は症状がひどくなると、異物を食べてしまう恐れもあるんです。飼い主に甘えている証拠でもありますが、実はその異物を食べてしまう事で、先ほども言った腸閉塞や窒息してしまう事も考えられます。

私もたまにはモミモミされるのが嬉しいですが、このような事になってしまえば悲しい気持ちになってしまいます。そこでこちらでは、症状が酷くならないうちに、モミモミを時にはどうしたらいいかお教えしていきたいと思います。

モミモミするときに爪が当たって痛いときは爪切りの徹底を

モミモミは異物を食べるだけでなく、モミモミが下手な猫や、愛情表現が凄く、力いっぱいモミモミをしてきて、爪が当たり痛いときもあるんです。そんな場合には、爪を切る事に徹底をすると良いと思います。

ですがその爪を切るといっても、深く切り過ぎると猫に痛い思いをさせないといけないので注意が必要です。猫の爪は、半分あたりから神経が繋がっているので、そこまで切ってはいけないんです。

もしモミモミが痛くて爪を切る際には、爪の先端の尖った部分だけ切るようにすることが大切です。尖った部分だけでは、およそ1週間ほどで伸びてくるので、そのたびに爪切りの徹底をしてあげるといいとおもいますよ。

モミモミではなく噛んでくるときにはどうする?

猫はモミモミではなく、管で来る事もあるんです。猫の鋭い歯と強いあごで噛まれたら、とても痛いですよね。ですがこの行動も、飼い主を信頼している証拠なんです。

この時の猫の気持ちはとても機嫌がよく、飼い主がそばにいることを嬉しく思っている表現なんです。猫は優しく噛んでいるつもりですが、飼い主にとっては痛い事もあると思います。

そんな噛んでくるときにはどうすれば良いのかというと、これは私の豆知識なのですが、尻尾の付け根を飼い主がモミモミしてあげると、やめてくれる猫がほとんどですよ。

猫の尻尾の付け根は、猫にとってとても気持ちのいい部分ということもあって、噛むのをやめてくれるんです。噛んでくるからといって、叱っていれば猫から信頼されない事もあるので、怒らないであげる事が大切です。

モミモミで弊害があるときは専用のクッションを与えてみる

猫のモミモミで弊害がある時には、専用のクッションを与えてあげるのがおすすめです。ですがモミモミ専用に購入したクッションだからといって、どのクッションでも良いというわけではないんです。

猫にとっては、丁度いいモミモミ具合や柔らかくて暖かい物など好みもあるんです。その他にも、飼い主の匂いがついていないとモミモミをしない猫などもいるので、モミモミ専用にするのであれば、様々に試行錯誤しなければいけないのです。

その猫に合ったクッションさえ見つけ出せれば、弊害もなくクッションにモミモミをしてくれると思います。他にもモミモミだけでなく吸ったり噛んだりしても、ちぎれない丈夫な物を選んであげるのもポイントです。

モミモミで甘えてくるときに凄い臭いを発したら肛門を拭こう

猫がモミモミで甘えてくるときに、凄い臭いを発したら肛門を拭いてあげると良いですよ。これは、猫の肛門にある肛門腺というところから、分泌液をだすことでおならみたいな凄い臭いを発するんです。

この行動も先ほどお教えしたオス猫に多いと言われていて、性的表現をしている時にすると言われています。もしそのまま肛門を拭かずに放っておくと、お尻を毛布などにこすり付けて臭いをつけることもあるので、からなず肛門を拭いてあげることをおすすめします。

最後に

猫のモミモミについてお分かりして頂けましたでしょうか?猫のモミモミは飼い主への愛情表現の一つなんです。ですがその症状が酷くなってしまうと、飼い主の匂いがついている毛布や布団などを吸ったり噛んだりして、異物を食べてしまう事もあります。

ですが必ずしも問題行動ではありませんので、その猫の気持ちを十分に理解し、母親代わりとなって大切に愛情を込めて育て上げてやってください。










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