112-5 猫が猫風邪にかかってしまった!飼い主ができる対処法はないの?




猫風邪はヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジアなどウイルスや細菌が感染したことによって引き起こされてしまいますので、自然治癒は難しく治療をしないとほとんど治ることはないんです。その症状は目ヤニや鼻水、くしゃみ、ぐったりしているなどが見られた時には、私たち素人では対処する事ができないので猫風邪を疑い必ず病院に連れて行くことが大切です。

もしそんな猫風邪かかってしまった時に直接あなたができる事は、定期的に病院に連れて行く事と病院で処方された薬を飲ませることしかできません。ですが猫風邪で苦しんでいる愛猫に、飼い主のあなたがしてあげられる事もあるんです。

今回はそんな猫風邪で苦しんでいる時の治療中に、あなたができる対処法について紹介していきますので、愛猫に何かしてあげたいと思っているあなたは必見ですよ。猫風邪の直接的な改善には繋がりませんが、猫もあなたの優しい気持ちを感じてくれ、猫風邪と一生懸命戦ってくれると私は思っています。

感染しないように隔離する

猫風邪の治療中は、感染しないように隔離する必要があります。猫風邪を引き起こすウイルスは非常に感染力が強いので、他の猫にも感染したり、人間のあなたにまで感染する細菌があるので注意しなければいけないのです。

特に多頭飼いで猫を飼っている場合は、1匹の猫から大量感染する恐れがあるので、決して自由に室内を歩かせないほうが良いんです。隔離と聞けば酷い言い方かもしれませんが、ケージを用意して入れてあげたり、部屋を分けてあげる必要があります。また身近にあるダンボールなどで、隔離するのも私は良いと思いますよ。

餌は消化しやすいようにする

猫風邪の治療中の時には、消化の良い餌を食べさせるのも大切です。消化の良い餌を与える事で、消化器の働きを良くすることができ、しっかりと栄養を吸収する事ができるんです。

私の場合は猫の総合栄養食のドライフードをふやかして、治療中の猫に与えていた経験があります。栄養を十分に取らせてあげないと、ウイルスに対する免疫力や体力をつけれないのであなたがきちんと食べさせてあげる必要があるんです。

もし食欲がないようであれば、猫の食いつきを良くするために猫用のミルクでふやかしたり、その子が好きなものを餌にふりかけてあげるのも一つの方法ですよ。

水はこまめに取り換える

猫が猫風邪を引き起こすと発熱の症状が見られる事もあり、十分な水分を摂取していないと、脱水症状を引き起こす危険性があるので、水分補給させるのも重要です。そんな猫に水飲ませる時には、常に清潔な水を飲ませてあげる為に水はこまめに取り換えてあげてやって下さい。

しかし体力が落ちている場合は水を飲んでくれない事も考えられるので、注射器や素ポイントなどを使って、飼い主のあなたが水を飲ませてあげる事が大切です。もし水を注射器やスポイトで飲ませる場合は、猫の犬歯の後ろに差し込んで水を飲ませてあげると良いですよ。

飼い主も清潔な状態で世話をする

猫風邪の治療中の時は、飼い主も清潔な状態で世話をすることが大切です。猫風邪のウイルスや細菌は複合感染する恐れがあり、もし外からウイルスなどを持ち込んできてしまえば、治療中の他の病原菌に感染されてしまう事も実際にあるので注意が必要です。

その為、必ず猫を触る前には清潔な状態で世話をしてあげた方が良いんです。「清潔な状態とは?」と疑問に感じてしまうと思いますが、外から帰ってきた時には手洗い、うがい、衣類を着替えるなどをして、あなたも最大限の努力をする様にしましょう。

外には絶対に出さない

治療中の時は、必ず外には出さない事も重要なことです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、飼い主の中には薬を飲ませているから安心だと思われ、外に遊びに行かせてしまう事も実際にあるんです。

また猫風邪を引き起こしているウイルスを他の猫にうつす危険性もありますし、他の猫から二次感染してしまう恐れもあるので、これ以上悪化させない為にも治るまでは自宅療養させることが大切です。

顔を綺麗にしてあげる

猫が猫風邪を引き起こしてしまうと、目ヤニや鼻水が見られますので、顔を綺麗にしてあげてやって下さい。目ヤニや鼻水をそのまま放っておいてしまうと、目が開かなくなったり、鼻で呼吸ができなくなる事も考えられるので顔を綺麗にしてあげなければいけないのです。

また目ヤニから角膜炎や結膜炎を引き起こす恐れもありますし、鼻で呼吸できなくなる事によって、餌の匂いが分からずに食欲が低下してしまう事も考えられます。顔を綺麗にしても、すぐに目ヤニや鼻水が再び出てしまうと思いますが、まめに綺麗にふき取ってあげることもあなたの大切な役目ですよ。

なお治療中の猫の顔を綺麗にした後は、必ず目ヤニや鼻水を触った手を洗うようにして下さい。そのまま自分の目などを触ってしまうと、結膜炎や角膜炎を起こす可能性があるので注意が必要です。

猫風邪の症状が重ければ重いほど、治療にも時間がかかる恐れがあり、その症状によっては良くなるのに長い付き合いをしていかなければいけなくなる事も考えられます。またウイルスによって、たとえ治ったとしても再発する可能性も十分にあるので、再び自宅療養をしなければいけなくなる事もあります。

しかし猫には飼い主のあなたしかいませんので、たとえどんなウイルスからの感染であっても、治療中の間はあなたが愛猫の世話をしてあげなければいけないのです。もし飼っている猫が猫風邪を引き起こし病院で治療を行った後は、猫風邪と長い付き合いになるかもしれませんが、一生懸命世話をしてあげることが、愛猫の為を思うなら尚更私は大切だと思います。










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