猫の爪とぎから家を助けて!爪とぎを防止する為の7つの方法




猫が家の家具や壁などに、ガリガリと爪を研いでしまい、家の中をボロボロにされてはいないでしょうか?実際に私の家も猫にあちこちに爪を研がれてしまって、悩まされた事があります。

自分で購入した自宅なら多少の諦めはつくとは思いますが、ペット可の賃貸で借りた住宅なら壁や柱にやられてしまうと、困る事の方が多いはずです。猫の爪研ぎを防止する為に、ただ叱るだけではどうしてもやめさせる事が出来ないだけでなく、怒った事がストレスとなって体調を崩してしまう事もあるんです。

今回はそんな猫の爪とぎから家を守る為に、爪とぎを防止する方法を徹底的にお伝えしていきたいと思います。私もこの方法を行った結果、今では決まった場所でしか爪を研がなくなったので、是非今からでも試してみて下さい。

猫が爪とぎをするには理由があった

「猫はどうして爪を研ぐのだろう」と疑問に思った事はないでしょうか?猫が爪をとぐ理由の一つとして、猫の習性が大きく影響していたんです。

猫は理由もなくただ爪をとぐわけではなく、様々な理由があり、その猫が爪をとぐ理由を十分に理解することも、爪とぎを防止することにも繋がりますので知っておく必要があります。こちらではそんな猫が爪をとぐ事で、考えられる理由について下記にお伝えしていきたいと思います。

本能で獲物を捕まえる為

今では考えられませんが、猫が野生で生きていたころは狩りをしていたんです。その狩りに必要不可欠な武器が爪で、爪が古くなってくると爪をとぎはじめると言われています。

古くなった爪の外層を爪を研ぐことで削ぎ落として、新しくて鋭い爪に仕上げるんです。昔の本能で獲物を捕まえるというのが今でも残っている事から、爪をといで新しい爪の状態を整えるのです。

爪とぎでマーキングする事も

猫は爪を研ぐことで、その場所をマーキングするとも言われています。猫のプニプニとした肉球からはフェロモンを出すことができ、その匂いを爪を研いだ場所につけ、「ここは自分のテリトリー」と主張していたんです。

爪を研ぐことではがれ落ちた古い爪がマーキングした場所に残る事で、猫のフェロモンの匂いだけでなく、視覚的にも痕跡を残す事が出来るんです。

もし爪つめとぎする場所が同じ所ではなく、広範囲に広がっていた場合は、何らかの原因で不安になり過剰なマーキングをしている事も考えられるので、その原因をできるだけ早くつきとめなくては、マーキングによって家中ボロボロにされてしまう恐れもありますよ。

リラックスをする為

猫が爪をとぐ理由として、リラックスをする為に行うこともあります。気持ちが高ぶっている状態をおさめるために、爪をとぐことで発散するんです。

その逆に気分がとても良い時にも爪をとぐ事もあるほど、猫の爪とぎが一瞬の感情表現でもあるんです。リラックスをする為に爪をといでいる時は、嬉しい時や興奮している時などに発散しているので、無理にやめさせてしまうとストレスを与える事にも繋がるので注意が必要です。

飼い主に構ってもらいたいアピール

猫は飼い主に構ってもらいたい事をアピールする為に、ガリガリと爪をとぐ事もあります。判別はとても難しいと思いますが、爪をといだ後にあなたに近寄ってきたら、「構ってもらいたい事で爪をといでいるんだ」と思い、遊んであげる事が予防にも繋がりますよ。

この理由は愛情不足の猫に多いと言われているので、1日15分程度でも良いので触れ合う事が大切なのです。爪とぎの予防だけでなく、猫との信頼関係を築きあげる事もできると私は思います。

しかし爪とぎをしている時に何度も相手をしてしまうと、爪とぎは良い行為と認識してしまい、あちこちで爪をとぐ事も考えられますので、ほどほどにすることも大切です。

ストレスを感じているかも

猫は何らかの原因でストレスを感じたことでも、爪をといでしまいます。猫は元々ストレスを感じやすい繊細な生き物なので、爪への刺激でストレスを発散している事もあるんです。

ストレスを発散している猫の爪とぎを無理にやめさせてしまうと、余計に過剰なストレスを感じてしまい、体調不良になる恐れもあるので注意しなくてはいけないんです。

ストレッチで爪を研ぐ事もある

猫が寝起きの後に体を伸ばし、爪をといでいる光景を見たことがあると思います。あの行為は、ストレッチをする為に爪をといでいたんです。

普段丸まって寝る事が多い猫ですが、背伸びを兼ねたストレッチをする事で、体の柔軟を良くしていると言われています。「爪とぎとは関係ないのでは?」と疑問に感じるとは思いますが、猫はそのような行為の時でも爪をとぐ事が実際にあるんです。

猫の爪とぎを防止するには好きな素材と嫌いな素材を知ろう

猫の爪とぎを防止するには、爪とぎに適した好きな素材や、爪とぎに適さない嫌いな素材などを知っておく必要があります。猫が爪とぎをする事は自然な行動なので、完全にやめさせる事はできないのです。

爪とぎをやめさせるからといって、怒ってしまうとストレスの原因にもなり、逆に爪をとぐことも考えられるのであまり良い事とは言えません。できるだけ間違った場所で爪とぎをされない為にも、好きな素材と嫌いな素材を十分に把握し、対策をねる事が大切なんです。

猫が爪とぎで好きな素材

猫が爪とぎで好きな素材は、簡単に言うと爪が引っかかる素材です。例えば、ロープやダンボール、ザラザラとした木材なども考えられます。その中でも最も使用率が多い素材は、ロープを好むと言われています。

最近ではその猫が好きな素材で、作られた爪とぎも売られているので、参考にしておいて下さい。しかしそのような好きな素材を用意しても、家具や壁などに爪をとぐ子も中にはいるので注意が必要ですよ。

他にも私の知っている猫では、カーペット材を好む猫もいて、ボロボロにされた経験があるので飼っている猫がどの素材が好きなのか、よく観察することも大切です。

猫が爪とぎで嫌いな素材

猫が爪とぎで嫌いな素材は、好きな素材の逆の爪が引っかかりにくい素材です。「猫の鋭い爪が引っかからない素材なんてあるの?」と思うかもしれませんが、実際にあるんです。

例えば、プラスチックやアルミなども考えられ、つるつるとし滑ってとぎ心地が悪い事から、その素材を嫌います。あまり冷蔵庫や洗濯機などでは、爪をといでいる光景を見たことがないと思いますが、そのような素材が使われていたからなんです。

猫の爪とぎで好きな家のスポットは?

猫は家のどんなスポットが好きなのかも、気になるポイントですよね。猫が爪とぎで好きなスポットは、ザラザラした壁や、木造の柱などを好みます。他にも畳などで爪をとぐ子もいるので、家中には危険が沢山あるんです。実際に私の飼っていた猫に、畳をボロボロにされた経験があるので、気をつけなければいけないのです。

その逆に猫が爪とぎで嫌いな家のスポットは、フローリングの床やニスが塗られた柱や壁などのツルツルした場所なので、これから新しい家に住もうと考えている場合は、参考にしておいて下さい。

猫の爪とぎを防止する為の7つの方法

上記でお伝えしてきた好きな素材や場所を十分に理解し、爪とぎを防止する為の7つの方法をこちらではお伝えしていきます。何度も言うようですが猫の爪とぎは本能でする行為なので、やめさせる事は基本的に不可能と言われています。

そんな不可能な爪とぎから家や家具を守る為には、爪とぎをする場所を決めてあげる必要があるんです。爪とぎを諦めてあちこちにやられてしまっては、ボロボロにされるのが目に見えています。

私も実際に爪とぎを防止する方法を試し、一定の場所でしか爪をとがなくなったのでお勧めですよ。下記でお伝えする方法を行う時は、爪とぎはしっかりと固定する事が大切で、もし動いてしまうとその場所でとがなくなる恐れもあるので、十分に気をつけて設置してあげて下さい。

爪とぎ防止シートを貼る

家の壁や家具などから爪とぎを防止する方法の一つ目は、「爪とぎ防止シートを貼る」です。爪とぎ防止シートは最も主流なアイテムになっているので、最近ではホームセンターなどでも購入する事が出来ますよ。

使い方は、猫が爪とぎをしそうな壁や柱などに貼るだけなのでとても簡単です。猫が嫌うつるつるとしたシートだから、その場所では爪をとがなくなるんです。猫によってはそれでも爪をとぐ事もありますが、家の壁は傷つかないので安心して下さい。

もし引越しなどで剥がさなければいけない時は、無理に引っ張ってしまうと壁紙も一緒に剥がれてしまう事もあるので、必ずドライヤーなどで温めながらゆっくりと剥がすことが大切です。

猫が好む色々なタイプの爪とぎを設置

上記でお伝えしてきた猫が好む素材の、色々な爪とぎタイプを様々な所に設置するのも一つの方法です。猫によって好みが違う事も考えられますので、色々なタイプを設置しどのタイプが一番好きなのか観察することも、家や家具の爪とぎの防止にもなります。

猫の爪とぎタイプは、「ダンボールタイプ」「木材タイプ」「カーペットタイプ」「ロープタイプ」など様々あり、それぞれの素材で壁掛け型やボックス型、湾曲型や据え置き型など色々な形から選ぶ事が出来ますよ。

参考になるかはわかりませんが、ちなみに私が設置しているタイプは、ロープタイプの壁掛け型の形で、家や家具の爪とぎを防止しています。もしそんなに猫の爪とぎを用意できない場合は、手に入りやすいダンボールを丸めた物を、設置してあげるのも良いと思います。

壁に爪とぎを貼る

すでに一カ所の壁だけで爪とぎをする癖がついている場合は、その壁の場所に爪とぎを貼るのも良いと思います。猫が好む木材やカーペットなどの素材で作られていて、壁も傷つけずに済むので安心なんです。

猫によってはいつもの場所が違うと勘違いする事もあるので、軽くまたたびをつけておくと、より効果がありますよ。最近では壁用だけでなく、ソファー用に作られた爪とぎもあり、ソファーなどはそのようなものでカバーするのも良いと思います。

爪とぎ防止スプレーを吹きかける

爪とぎ防止スプレーとは、猫が嫌う柑橘系のニオイと、刺激物が配合されたスプレーで爪をといでもらいたくない家具や壁に、吹きかけて防止する事ができるんです。しかしこの防止スプレーは、猫自身のストレスの原因になるかもしれないので、使うか使わないかは飼い主のあなたの判断にお任せします。

もし爪とぎ防止スプレーを用意できない場合は、柑橘系の果物を絞った物を、直接吹きかけても効果があると言われていますので参考にしておいて下さい。

両面テープを貼る

爪とぎを防止する為に、両面テープを貼る方法もあるんです。最も古典的な方法なのですが、爪をといでほしくない所に貼ると、実際にそこでは爪をとがなくなるんです。

猫はとても綺麗好きな生き物なので、手がべたつくことをとても嫌うのです。しばらくの間両面テープを貼っておくと、猫は「そこはべたべたする場所」と認識し、爪をとがなくなります。気をつけなければいけないことは、粘着力が強力過ぎる両面テープだと、壁や家具に直接ダメージを与えてしまう恐れがあります。

爪に引っかからない物を設置する

猫は先ほどもお伝えしたように、プラスチックやアルミなどの爪に引っかからない物を嫌います。他にも最近では爪に引っかかりにくい壁紙などもあるので、もし猫と共に新しい家に住む場合は、そのような物を設置するのも良いと思います。

あえて猫の、とぎ心地を下げる事でその場所では爪をとがなくなるんです。

爪切りをこまめにする

爪とぎ対策の基本的なものですが、爪切りをこまめにすることも大切です。爪を切ってあげる事で、野生の本能からくる爪とぎをやめさせる事ができる他にも、壁や家具の傷を軽減できますよ。

しかし私の知っている猫もそうですが、猫は爪を切られる事をとても恐れてしまい、ゆっくりと切らせてくれないことがほとんどです。それだけでなく、猫が暴れてしまってことで、神経が伸びている部分まで切ってしまう、恐れがありますので注意しなければけないのです。

爪を切る際には、猫がゆっくりと寝ている時や、あなたになついてきた時などにすることをお勧めします。

障害物を置く

猫の爪とぎを防止するのに、障害物を置くのも一つの方法です。猫は爪をとぐ時に、ある程度スペースを必要とする為、爪をといでもらいたくない家具や壁などの前に、ラックや観葉植物などを置くと、その場所では爪とぎをしなくなるんです。

しかし猫は観葉植物を食べてしまう事も考えられ、有害物質を含んだ植物を置かないように注意が必要なんです。有害物質の含んだ植物を猫が食べてしまうと、様々な病気を引き起こしてしまう可能性もあるので、必ず有害物質を含んでいないか確認する事が大切なのです。

爪とぎ防止として爪キャップをつけるのはNG

最近では爪とぎ防止の便利アイテムが沢山作られていますが、その中でも猫の爪に直接つける「爪キャップ」が非常に有効的な対策と言われていますが、私はあまりお勧めは出来ません。

爪キャップは、シリコン状の素材を爪の形にして作られた物で、接着剤で爪にはめ込むんです。あまり想像ができないとは思いますが、人間でいうとつけ爪みたいな物なんです。

家の壁や家具などを、傷つけずには済むのですが、猫が爪に違和感を感じてしまい、噛んでとってしまう事も実際にあります。そうやってとってしまった事で、誤って誤飲してしまい消化不良を引き起こす可能性も十分にありえるのです。

他にもたとえ爪とぎを防止するからといって、爪キャップを押し付けてしまえば、ストレスの原因になるかもしれないんです。

ペット可賃貸でも猫の爪とぎは防止する事が大切

猫が爪をとぐことを放っておくと、壁や柱などをガリガリと爪をとぎ、部屋中ボロボロにされてしまいますよね。まだ自分で購入した家なら、多少の諦めはつくかもしれませんが、賃貸の物件ならどんな事が起こってしまうかお分かりですか?

それがたとえペット可の賃貸で猫を飼っているからといっても、猫の爪とぎは防止する事が大切なんです。ペット可の賃貸だからといって安心していると、後から酷い目にあってしまいますよ。

そこでこちらではペット可の賃貸でも爪とぎを、防止しないことで考えられるあなたに起こってしまう状況について、お伝えしていきますので参考にしておいて下さい。

退去時には入居前の状態にしなくてはならない

原則的に普通に住んでいての、経年変化は引っ越しなどの退去時であっても入居前の状態に戻さなくても良いケースが多いのですが、猫などのペットを飼っている場合は違うようです。

基本的にペット可賃貸の物件では、猫を飼う事が許されていますが入居前にはなかった、爪とぎなどで壁や柱などに傷つけられたキズや汚れは、退去時には戻す事が義務づけられているんです。

原状回復費用が高額になってしまう

上記でお伝えした退去時に戻すことを「原状回復義務」とよばれ、爪とぎを防止しなかった壁や柱など、通常の経年変化ではない物を、ペットのしつけの問題だとみなされてしまい、すべての柱や壁などを直さなければいけない事があるんです。

その部屋によっては、かなり高額になる場合もあるので、絶対に爪とぎを防止する必要があるんです。このような防ぐことができる爪とぎからの傷は、原状回復をするケースがほとんどなので、注意する必要があります。

ペット可の賃貸で住んでいた私の知っている人も、猫の爪とぎを防止しなかった事でかなり高額な費用を、支払った方もいるので十分に気をつけなければいけないんです。

このように、たとえペット可の賃貸だからといって、爪とぎを放っておくと、後から大変な事になってしまう事も実際にあります。そうならない為にも、今までお伝えしてきた爪とぎを防止する方法を、行う必要があなたにはあるんです。

猫の爪とぎは、基本的に本能からしている物なのでやめさせる事はほとんど不可能なのです。最近では猫の爪を除去する手術もあると言われていますが、動物愛護の観点から禁止している国も多いほど、猫の為を思ったらそんなかわいそうな事はできないはずです。

家や家具をボロボロにさせない為にも、爪とぎを防止する方法を参考にし、猫もあなたも住みやすい綺麗な環境を作ってみて下さい。










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