108-4 猫が蚊に刺されると感染症を引き起こす危険性が!蚊を予防する方法はないの?




猫が蚊に刺された時に「大丈夫なのかな?」と心配になった事はありませんか?特に暑い季節になると蚊が増えてきて、飼い主のあなたも刺されることが多くなってしまうと思いますが、猫も私たちと同じように刺されて、赤い腫れや痒みを伴い搔いてしまう事もあります。

実はそんな蚊に猫が刺されると、腫れや痒みなどの症状だけでなく、フィラリアなどの寄生虫によって感染症を引き起こす危険性があるんです。元々フィラリアは犬に多い寄生虫ですが、フィラリアに感染されている犬を蚊が刺して、そのまま猫を刺してしまったことで猫に感染する恐れがあります。

その感染症を引き起こしてしまうと、心臓や肺にダメージを与えてしまい、突然ショック死してしまう事も考えられるので、たかが蚊と思わずに蚊に刺されないように飼い主のあなたが予防する事が大切なんです。こちらでは愛猫がそんな蚊に刺されないようにする為の、予防法を紹介していきますので特に暑い季節には、下記でお伝えする予防法を実践して感染症から守ってあげてやって下さい。

蚊取り線香を使用する

蚊に刺されないように予防する為には、蚊取り線香を使用する方法があります。「蚊取り線香を使用して猫に危害はないの?」と不安に思うかもしれませんが、蚊取り線香を使う際に十分な室内の換気を行った状態であれば安全ですよ。

しかし蚊取り線香には、蚊を退治する為に必要な合成化合物が含まれており、この成分がアレルギーになる事も考えられます。その為蚊取り線香を使用する際には、部屋の換気を良くしてあげて、猫が側で蚊取り線香の煙を吸い込まないようにすることが大切です。

空気清浄機を設置する

室内の蚊に刺されないように予防する方法として、空気清浄機を設置するのも効果がありますよ。空気清浄機は室内の小さな蚊を除去してくれるだけでなく、猫のアレルゲンとなるほこりやハウスダストなども吸ってくれるので、そのような予防の為にも空気清浄機を設置した方が私は良いと思います。

サプリメントを飲ませる

蚊対策として、体内から蚊を寄せ付けないようにするサプリメントもあるんです。私たち人間でも汗などをかいてしまう蚊を寄せ付けてしまいますが、そのサプリメントを飲ませることで体内から蚊を寄せ付けなくしてくれるんです。

またサプリメントは蚊だけでなく、ノミやダニなどの被害にあいやすい猫にも効果が期待できるんです。そのサプリメントは、ビール酵母とガーリックで作られたもので、科学的にも効果が証明されています。

網戸対策も必要

蚊が増える暑い時期になると、窓を開けて網戸にする事が多くなりますが、その網戸にも対策が必要ですよ。私も経験があるのですが、網戸にすると猫がのぼったり網戸に穴をあけたりしてしまうと、蚊を室内に入りやすくしてしまうので、網戸にも対策をしなければいけないのです。

窓を閉めて網戸にしないのが一番良いのですが、室内の空気を循環させたりするには窓を開けなければいけないので、網戸にしないと猫が外に出てしまう事も考えられます。また蚊の予防として室内で蚊取り線香を使用した時に、部屋の換気を十分にしなければいけないので網戸対策が大切なんです。

そんな網戸対策として、最近では猫に網戸を破られない「ペットディフェンス」が売られているので、網戸対策をする際にはそのような物を使うと良いですよ。

蚊よけの首輪

人間用の蚊よけブレスレットなどがあるように、猫用の蚊よけ首輪も最近作られているんです。そんな蚊よけの首輪を猫につけてあげて、蚊に刺されないようにするのも一つの方法です。

ですが蚊よけの首輪には、「よだれがでる」「食欲の低下」などの副作用がみられる事もあるので注意が必要なんです。もちろんすべての猫が副作用を起こすわけではないのですが、副作用によって食欲が低下した子も実際にいるんです。

私の知っている子の場合は、蚊よけの首輪をしていた事によって突然食欲不振となり、原因が分からないまま病院に連れて行くと、健康に異常はなかったのですが、副作用の事を知っていたので首輪を外してみると、急に食欲がでて元気になった猫もいるので、たとえ蚊対策だからといっても注意しなければいけないのです。

また猫に首輪をつけた事で、狭い所で引っ掻かったり、首つり状態なるなどといった事故を起こす危険性もあるので、蚊よけの首輪を使う際にはそんな事になるということを十分に理解しておくことが大切です。

外には出さない

室内と外を自由に出入りさせている場合は、蚊に刺されない予防として外に出さない事が大切です。外の世界には蚊だけでなく、他のウイルス感染や事故などの沢山の危険があるのでできる事なら外に出さない方が私は良いと思います。

餌でも予防はできる

蚊を予防する方法として、サプリメントを与えるのも良いですが実は猫に与える餌でも予防ができるんです。その方法とは、餌の中ににんにくをすりおろしたものを、少しだけ入れてあげることで、蚊を寄せ付けなくなるんです。

「それだけで蚊に刺されないの?」と疑問に感じてしまうと思いますが、にんにくを少し入れてあげるだけでも、蚊が寄りつかなくなると科学的にも証明されているんです。しかしそんな餌を沢山与えすぎてしまうと、下痢や軟便といった消化不良を引き起こす恐れもあるので、量は必ず少なくして与える事が大切ですよ。

私の場合は蚊の対策としてにんにくを入れる時には、小さじのスプーンの5分の1程度くらいしか入れていません。また猫によってはそのにんにくの匂いを嫌って、餌を食べなくなる事も考えられるので、食べなくなったと感じられた時には、たとえ蚊に刺されない予防だとしてもにんにくは入れない方が私は良いと思います。

飼い主も十分に注意

猫が蚊に刺されないように予防する方法は様々ありますが、飼い主のあなたが十分に注意する事が最も重要なんです。蚊はとても小さな虫ですので、窓を少しでも開けていると室内に侵入してきてしまいますし、玄関を出入りしただけでも入ってくる恐れがあるんです。

また蚊に刺されてもフィラリアに感染されない予防薬もあるのですが、その予防薬には「激しい痒み」「嘔吐」「下痢」「食欲の低下」「呼吸があらい」などの副作用の報告が多く、最悪の場合命を失う事例もあるので、病院によってもおすすめするのかしないのか考えが分かれているんです。

他の予防法としてもハーブが効果があると言われているのですが、猫にとってはそのハーブの匂いや香りの成分を分解できない恐れがあり、腎臓機能を低下させてしまう事にも繋がるので、蚊取り線香や蚊よけの首輪を選ぶ時にも、ハーブが含まれていないかあなたが注意して見定めなければいけないのです。

その為蚊を防ぐ方法は様々あるとしても、猫に危険なものもあるので十分に注意して予防する事が大切ですよ。猫が蚊に刺されると感染症だけでなく、アレルギーを引き起こす事もあるので、蚊だからといって甘くみないで、適切な予防法を行ってあげてやって下さい。










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