118-4 猫の中でもキジトラを飼いたい!上手く生活していく為には?




現在では様々な猫の種類がいますが、猫の元々の元祖になっているのはキジトラってご存知でしたか?そんなキジトラの祖先となっているのが、野生のリビアヤマネコだったんです。

そのキジトラの性格は猫の中でも野性味があることから、警戒心が強い事でも知られています。また元気で活発な性格のキジトラもいて、基本的に野生の遺伝子があることからやんちゃな子が多いんです。

そんな野生の血が濃いキジトラを飼ううえで、あなたが注意しなければいけないことがあるんです。「それでもキジトラを飼いたい!」と思っているあなたの為に、こちらではキジトラと上手く生活していく為に、注意しなければいけないポイントを紹介していきます。

十分に遊んであげる

キジトラは他の猫と比べても野性味が強いので、飼い主が遊んであげたりして十分な運動をさせないとストレスを溜めてしまう恐れがあるんです。猫がストレスを溜めてしまう原因は環境の変化など様々あるのですが、キジトラは十分に遊んであげないと運動不足からストレスを溜めこむ傾向があるので、1日に数分だけでも良いので必ず遊んであげることが大切です。

ストレスを溜めこんでしまったことで、体調不良を引き起こす恐れもあるので飼い主のあなたが注意しなければいけないのです。

構いすぎには注意

キジトラは野生の部分が残っているので、その分警戒心が強く中々心を開いてくれないんです。そんなキジトラに早く懐いてもらいたいからといって、無理に構いすぎると逆に警戒心を抱いてしまい懐かなくなってしまう事も考えられます。

キジトラ場合は初めて家に迎え入れたとしても、しばらく様子を伺い「ここは安全な場所なのか」や「人間は自分にとって味方なのか」など周りを観察して見極めるんです。その為、たとえ早く懐いてもらいたいからといっても、無理には構わず徐々に時間をかけて慣れさせる事が大切です。

キャットタワーを用意する事も考える

飼い主の中には、キジトラと十分に遊んであげることが出来ない場合もありますよね。そんなあなたは、キャットタワーを用意する事も考えた方が良いですよ。

キジトラにキャットタワーを用意してあげることで、たとえ遊ぶ時間があなたになくても自分で運動する事ができるんです。キジトラだけでなく猫は元々上下運動が好きな生き物ですので、キャットタワーがあるだけでストレスを溜める原因を取り除く事ができるんです。またそれ以外にも、じゃれて遊ぶ事ができるおもちゃを用意してあげるとより良いですよ。

甘やかしすぎない

キジトラを可愛がりたい気持ちは分かりますが、甘やかし過ぎない事が重要です。キジトラは野性味が強いですが一度慣れたらべったりと、飼い主の後をついて歩いたり、自分から抱っこされに行ってゴロゴロと喉を鳴らして甘えん坊なる事もあるんです。

そんなキジトラと信頼関係を築き上げる為には甘えさせてあげる時間も大切ですが、可愛がり過ぎてしまうと、メンタル面で悪影響を及ぼす危険性があるんです。少しでも飼い主がいないと思われると、大きな鳴き声で鳴いたり、粗相をしてしまう病気の分離不安症になる事も考えられます。

「甘やかし過ぎると本当になるの?」と疑ってしまうかもしれませんが、実際に私の知っている飼い主がキジトラ猫を小さい時から甘やかし過ぎた結果、いつもはきちんとトイレをする事ができていたのに、飼い主が目の届く範囲にいない事でパニックを起こし、そこらじゅうにおしっこをしてしまった猫もいるんです。

そのような事にならない為には、たとえ甘えてくるのが可愛いからといっても、甘やかし過ぎないできちんと距離を保って育てていく必要があるんです。

先住猫や子供には要注意

キジトラは野生の血が濃い事から、結構短気で攻撃的な所もあり、それに加え警戒心も強いので、その警戒心が先住猫や子猫に向けられて、喧嘩を仕掛けたりすることもあるので、キジトラを飼う場合には先住猫や子猫には要注意ですよ。

もし喧嘩になってしまったら、飼い主でも止めることが出来ないほどの喧嘩に発展する事も考えられるので、多頭飼いのあなたも注意が必要ですよ。キジトラを飼う前に先住猫や子猫がいた場合は、ゆっくりと焦らず慣れさせる事が大切です。

私も先住猫がいた時にキジトラを保護したのですが、はじめは保護したキジトラをケージで隔離しておき、先住猫が興味を持ち出したら合わせるようにした経験があります。多少時間がかかるかもしれませんがそうする事で、徐々に距離を縮める事ができ最終的には仲良くなってくれましたので、喧嘩をさせない為にも時間をかけてゆっくり慣れてもらうのが大切だと私は思います。

爪とぎも必須

キジトラを飼うなら、爪とぎも必須ですよ。爪とぎがない状態でキジトラを飼ってしまうと、部屋中のあちこちに爪を研がれてしまう恐れがあるので、キジトラを飼う際には必ず爪とぎを用意した方が良いです。

また爪とぎの種類も様々な素材から作り出されていると思いますが、その中でもその子にお気に入りの素材を見つける事ができれば、爪とぎでしか爪を研がなくなる事も実際にあるんです。部屋中爪とぎされない為にも、爪とぎは必須ですよ。

危険なものは周囲に置かない

キジトラは元気で活発な性格の子も多いので、遊んでいる拍子に棚の上の物を落としたり、倒したりしてしまう事も考えられるので、そんな危険なものは周囲に置かない事も大切です。物を落として壊れてしまうだけならまだいいのですが、その落ちたり倒したりしてしまった物で、その子が怪我をしないとは言い切れませんので、そのような危険なものを置かないように工夫する事が大切です。

「どのように工夫すればいいの?」と疑問に感じてしまうあなたは、なるべく棚などの高い所には物を置かないようにしたりすると良いですよ。また猫にとっては食べてはいけない植物や食べ物もあるので、そのような物を手の届くところに置かない事も大切ですよ。

トイレは2カ所設置するのが好ましい

キジトラのトイレのしつけとして、トイレは2カ所設置するのが好ましいですよ。キジトラは元々野生に近い性格をしているので、一つのトイレが汚れているとトイレと違う場所で粗相をしてしまう事もあるので、できる事なら2カ所設置した方が良いんです。

また1カ所しかトイレを設置しない事で、トイレが不潔になってしまいそれが原因で病気に繋がる事もあるんです。常にトイレをこまめに掃除できるのであれば1カ所でも良いのですが、もし何らかの事情でこまめに掃除できないのであれば、トイレは2カ所設置するのが好ましいですよ。

普段から良く観察する事も大切

キジトラは普段から飼い主とのスキンシップをする事が少ないので、体調不良や病気の発見が遅れてしまう傾向があるんです。キジトラの中には飼い主にべったりと甘える子もいますが、ほとんどのキジトラは飼い主との距離を保ち、生活しているので病気などの発見が他の種類の猫よりも遅れがちになってしまいます。

その為、普段からよく観察してキジトラの事を観察しておくことも大切なんです。キジトラの場合は全身を触って異常がないか確認しようとすると、逃げてしまったり嫌がって引っかかれる事もあるので、全身を触るまではいかなくても、毎日の様子を観察して、普段と何か様子が変だなと感じられた時には病院に連れて行くようにしましょう。

キジトラは日本で古来から飼われていた事もあり、最も日本人と相性が良い猫といわれているのですが、野性の血が濃い事から室内で飼うには注意しなければいけない事もあるんです。しかしキジトラにももちろん個体差がありますが、そのほとんどがとても丈夫な体を持っており、病気をしにくいのもキジトラなんです。

猫の平均寿命はおよそ15年ほどと言われてきていますが、キジトラはその丈夫な体と病気を引き起こしにくい事から、その平均寿命以上に長生きしてくれるんです。私の飼っていたキジトラも平均寿命より3年も長生きしてくれた子も実際にいるので、他の猫の種類よりは長生きすると私は思っています。

キジトラを飼うにははじめは注意するポイントが沢山あって大変かもしれませんが、キジトラと強い信頼関係を築き上げることが出来れば、あなたにも懐いてくれるようになりますし、猫の元祖でもあるので猫の本質を実際にみる事もできるので、キジトラを飼うチャンスに恵まれたあなたはその子との生活を楽しんでみて下さい。










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